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同じ入門書に、自分が取得しようとしている土地の登記簿(正確には登記事項証明書)を調べ、間違いなくその不動産会社が所有しているかを調べた方がよいともあった。そこで今度は登記所へ足を運ぶことにした。 そもそも登記所がどこにあるのかも分からなかったので、106の番号案内で登記所の番号を聞き、電話して場所を尋ねた。このとき初めて登記所と法務局が同じものだということを知った。法務局ならよく案内看板を見かけるなあと思ったが、該当の土地は市川法務局だそうだ。 また午後に休暇を取り、出かけていった。われながらよくやるなあと思ったが、やはり何千万もの買い物をする手前、できることはやっておこうという気持ちだった。 市川法務局はあんがい小さな建物で、中も狭かった。受付は二階ロビーにあり、入ってすぐのところには、ブルーマップと呼ばれる土地の用途が記された地図があった。これをちょっと覗いてみてターゲットの土地は、間違いなく市街化地域で第一種低層住居専用地域であることを確認した。道一本へだてた向こうは市街化調整区域なので、この確認は大切だ。ご存じのように市街化調整区域には基本的に家は建てられないのだから。 それから登記事項証明書を取る手続きをして、しばらく待ち、受け取った。 間違いなく下妻不動産の所有だった。 |