2003年12月10日(水) Windows98からXPのフォルダが開けない −解決編−

 まず、デスクトップパソコンを起動する際に、ネットワークユーザー名とパスワードを入力する。今までパスワードは設定していなかった。ここでは仮にユーザー名をpc1、パスワードをpaswdとしておく。

 次にノートパソコンを起動し、コントロールパネルからユーザーアカウントを開く。今までユーザーアカウントは、管理者権限のものひとつだけしかなく、パスワードも設定していなかった。
 そこでユーザー名pc1を新たに作成する。

 ここで大事なことは、デスクトップのユーザー名と全く同一のものを作成することである。

 さらにユーザーpc1に、パスワードを設定する。パスワードもデスクトップと同一のpaswdとする。

 そうしたら共有させたいフォルダに共有の設定をする。

※注意 私のXPはProfessionalで、なおかつフォルダオプションの表示の設定で「簡易ファイルの共有を使用する(推奨)」にチェックが入っていない状態にしてあります。XPのHomeEditionの場合はこの設定はできませんので、以下の記述は当てはまりません。御了承ください。

 その際、アクセス許可をクリックし、共有アクセス許可のグループまたはユーザー名にeveryoneというのがあるか確認し、なければ追加する。
 私の場合、共有アクセス許可にはeveryoneがすでに設定されていた。(これが当たり前らしい)そのため、アクセス許可は何の変更もしなくてすんだ。(つまりpc1を追加してもしなくてもどちらでもよかった)

 次に「セキュリティ」タブを開く。(HomeEditionにはこれがない。またFATシステムのドライブにもこれがないらしい。)
 ここのグループまたはユーザー名にvaio\pc1を追加するのである。(vaioはノートパソコンのフルコンピュータ名)。

 こちらにはeveryoneの設定はない。everyoneを追加することもできるが、そうすると他のどのコンピュータからもアクセスできてしまうらしく、やめた方がよいらしい。
 「セキュリティ」タブのグループまたはユーザー名に、vaio\pc1を追加しておかないとそのフォルダにはアクセスできない。(フォルダは見えるが、アクセスしようとすると拒否される)

 という作業を行ってやっと98からXPにアクセスすることができるようになった。もちろんDVDも読み込めるようになった。

 あとで分かったことだが、
 ネットワークパスワードを入力してください
というダイアログが出た時点で、もうノートにはアクセスできないのであった。

 実は、これはパスワードが違うから出るダイアログではなく、98にログインしたときに使用したユーザー名が、XP側には登録されていないから出るダイアログなのだそうだ。だから、パスワードにどんな文字を入れてもまったく意味はないのだった。

 これを解決するには、98にログインしたときと同じユーザー名およびパスワード(例ではpc1およびpaswd)をXP側にも作成しなければならないのだ。

 このことを理解するまで結構時間がかかった。やれやれ。でも解決してよかった。

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