2005年12月25日 (日)

ロシアの貨車がやってきた ituncle

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極楽鉄道開業記念事業としてロシア国鉄から貨車を借り受けました。搬送は陸路と香港からはフェリーで航送です。軌間1524ミリのロシア国内はP36形に、軌間1435ミリの中国国内は前進形にエスコートさせました。客車にはこのたびお世話になったウラジミール・シャリンスキー氏が乗車されています。氏はいつも車輪を持ち歩いておられます。(これは鉄道小説です)

2005年12月24日 (土)

ペパクラシロクニの走り納め ituncle

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今年もシロク二は話題を残して暮れて行く。三丁目の夕日のシロク二、模型誌のシロク二特集、そして私めも世界の晴れ舞台、東京ビッグサイトでシロク二二重連、走らせちゃったもんね。しかし僕ちゃんのシロク二はペーパー製はりぼて、はり〜ぼって〜。印象薄い〜。てなわけで4ヶ月ぶりにC622を箱から取り出し、走らせました。ちゃんと、どたどたと走ってくれました。我が家はこの4ヶ月改修していますが、やっと今日足場がとれました。どこかの宮殿の改修じゃああるまいし、長のリフォームと増築ご苦労様でした。シロク二が走るGゲージ楕円軌道は、もはや後片付けが不要になりました。メリークリスマス。

2005年12月23日 (金)

この世でもっとも暗い列車 ituncle

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この列車はジバゴ先生一家が革命を逃れて別荘があるベルキノへ都落ちする際に乗っていった貨車客車です。でもベルキノの別荘もすでに革命委員会の手によって封印されていました。みじめな貨車客車の旅、加えて財産没収と話はとても暗いのですが、このたびロシア国鉄のご好意により、来年のインテックスへ向けてはるばるモスクワからやってまいりました。(これがほんとのまっかなウソ)でもこの列車は世界中でもっとも暗い列車に違いありません。ひところモスクワ空港は世界中でもっとも暗い空港と言われていたじゃありませんか。来週の28日にそこへ行くのですが。どうなったかな。

2005年12月17日 (土)

750円のサウンド装置 ituncle

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にわかに電子回路の勉強をはじめ、わが極楽部屋は電子パーツが乱舞するありさま。上段の写真は750円のボイスレコーダー。スピーカーや電池ボックスがついて、たったの750円。20秒の録音が可能。ということで口で「しゅっしゅっぽっぽ」の音を発し、20秒録音。あとはスイッチ6を短絡させることにより、電池が切れるまで再生を続ける。これは実用化への道が開けた感じ。家畜貨車へ搭載し、「もーもー」とか「ぶーぶー」とか「コケコッコ」とか音を出して走らせれば、ぐっと実感が沸く。下段の写真はフォトインタラプタの実験装置。書物を調べまくって2つの回路図を見つけたが、こちらはまだうまく動いているかどうかわからない。なんとなれば測定装置はまだない。ああ、疲れた。

2005年12月12日 (月)

PICマイコン音が出た ituncle 

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参考書をなぞっているだけなんですが、今日は村田製作所の圧電スピーカーを買ってきて、ポートRE0へ接続し、音を出した。パソコン用のBOSEのスピーカーへ出力すると大きな音が出る。出力ポートの電圧を図ってみると、おおよそ4.6V。マイコンボードのどこがグランドかもわかってきた。鉄道模型にLEDを用いることが多くなってきたが、LEDを扱うには簡単な電気の知識も必要らしい。中学校で学習したアンペア=ボルト÷オームという式、あれを使うらしい。ちょうどいい機会だ、しっかり勉強しておこう、とかなんとか言っちゃって、大丈夫かな?

2005年12月11日 (日)

PICマイコンが動いた ituncle

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付属のCDロムについているプログラムではあるが、ノートパソコンからRS232Cポート経由、PICマイコンへプログラムを送り込み、動作させてみた。プログラムはLCD画面で絵文字が万歳を繰り返し、赤いLEDが順番に点灯するもの。方位センサー、温度センサー、光センサーなどいろんなセンサーを取り付けて、マイコン処理させれば一つのシステムになる。どうやらPICマイコンは高等学校の物理学選択者の教材でもあるようだ。もちろん、大学や実業界でも便利に活用されている。最近ロボット開発がブームであるが、ロボット工学の面でもPICマイコンはお手軽に利用されている。鉄道模型への応用も期待される。

PICマイコン組み立てキット完成 ituncle

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PICマイコン組み立てキットを組み立てた。所要時間は2時間。ひたすら30ワットの半田ごてで半田付け作業を繰り返す。ほとんどの制御はこのマイコンボードでこなすことが出来るから、5インチ機関車のモニターや簡単なコントロールにはうってつけ。速度計、走行距離計、パンタグラフの上げ下げ、前照燈の点灯、などなど。でも僕ちゃん文科系。1項目こなすには1年かかりそう。

5インチゲージ モーター温度管理システム ituncle

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2千円のデジタル温度計を秋葉原で買ってきてセンサー部分を付属のアルミシートでモーターへ貼り付けただけのやっつけ仕事。これで機関車の床下へ手を突っ込むという、見た目あまりお行儀のよくないことをしなくても済む。一時再起不能が危ぶまれたモーターは、無事よみがえり、また、機会があれば八木軽便鉄道さまの必殺カーブ電関攻めにチャレンジしてみたい。ヒューズも10アンペアに取り替えた。

2005年12月 8日 (木)

木と紙で作る蒸気機関車の試作品 ituncle

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2年前はこんなものを作って遊んでいました。その後Gゲージの大型蒸気機関車を6輌製作いたしました。いまでは5インチのロケット号を所有するにいたりました。引き続き、躍動する1700年代のお江戸を牽引した趣味人を見習いたいものです。なんにもしなけりゃなんにもない、なにかすればなにかがあるといった感じです。

2005年12月 7日 (水)

ロケットをチューンアップ ituncle

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先日の運転会で、すごいロケット号を見てしまった。それは純正三等客車に操縦者とOSの長尺台車には大人1人を乗せてぐいぐい牽引し、長い距離も難なく快走するスーパーロケット号である。秘密はウエイトにさらに2キロ増強搭載である。回りでは、おそらく日本一の走りと評している。日本一のロケットつかいを目指すわがほうとしても、これはやらなくっちゃと昨日早速、東急ハンズへ駆けつけ、1枚1キロ934円のアンチモニー合金を2枚仕入れて取り付けた次第。巷間、ロケットで日工大レイアウト走破は無理といわれているが、これで大丈ブイ。来年1月7日が楽しみだ。

2005年12月 6日 (火)

南膽部州萬国掌菓之図 ituncle

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郷里松阪では、田舎ながらも村人は古くから世界へ目を向けていたと母から聞いていた。なにかてがかりがあるに違いないと実家の物置を探索したら出てきた。それは「なんたんぶしゅうばんこくしょうかのず」(1710版)である。北大や京大図書館にも現物があり、それらはインターネットでも公開されている。我が家のも朱で補記されたまさしく本まものと思われる。たとえばイタリヤは朱でこの国は「豊かで女人の乳房は長い(?)」とある。なんじゃこれは。また、イギリスはインケレスと表記され、「自日本21700里」とある。いろいろ調べると、この地図の複製品はわずか1000円で販売されている。300年前の鎖国時代の世界地図にご興味あればお勧めの一品。

九段坂と東京市電 ituncle

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お江戸のど真ん中、九段坂、かつては現在と比較にならないほど勾配はきつかった。(写真上段)ここにはかつて江戸城勤務の役人さまのための御用屋敷がつくられたが、その石垣が九層にも達したことから、九段という通称が生まれたそうです。大正12年、関東大震災後、傾斜をゆるくする工事がおこなわれ、市電(都電)が坂の中央に設置された(写真下段)が、現在では電車の面影すらありません。写真中段はいちょうに彩られた本日の九段です。

2005年12月 5日 (月)

全国”謎”探検 三重交通松阪線 ituncle

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写真はRM MODELS 2005-12 トワイライトゾーンMANUAL14で、めったに出てこない松電のことが掲載されていましたので大枚2500円をはたいて購入。記事は、そもそも三重交通松阪線は41年も前に廃線、今では地元の住民ですら忘却のかなたであるからはじまります。明治大正の創業期にはわずか20.2キロの路線にコッペル5輌貨車30輌、客車10輌も投入されていたんですって。コッペル編成を模型化しますと、大正ロマンが味わえます。いかがでしょうか。

ひかり軽便シリーズ旧三重交通デ61 ituncle

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写真はTMS1976年2月号の広告です。広告主は千葉県市川市の「ひかり模型」さんで、ひかり軽便シリーズと銘打ち、三重交通デ61の車体エッチング板とロストの台車と車輪を広告されていますが、よ〜するにフルセット。千葉県の模型屋さんが、わざわざ三重県松阪の車輌を製品化されたことには恐れいりましたが、つまるところそのころからも軽便を対象とした模型製作がそこそこの人気を保っていたのでしょうか。軽便をシリーズものでリリースされていたのですから、資料集めにもただならぬ情熱が注ぎこまれたのでしょう。広告の展開図面をほどよく拡大しますとバランスのとれたデ61が出来上がるはずです。地元出身者がいつも実物対比アンバランスに製作していましてどうもすいません。

松電廃線のうわさしきり、ただし1964年4月号 ituncle

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郷里松阪の本棚から古い「鉄道ファン」が出てきた。今から41年前の雑誌である。松電沿線はもともと林業、工業、商業ではなばなしい繁栄を謳歌してきたものの、近代化の波に乗り切れず、またあるものは大名貸しの貸し倒れにあい、また、あるものは親族間の財産争いに疲弊し、そのほとんどが事業としての役目を終えた歴史を持つ地域である。そこへ輸送形態としては道路整備にともないトラック輸送あるいはバス輸送にとって代わってしまった。しかして「三重交通の話題 廃線のうわさしきり 松阪線」の本誌記事を要約すると「松電は沿線にはこれといった特徴なく、木材輸送も大型トラックにすっかりお株を奪われ、衰退の一途でクリームとグリーンに塗られたかわいい車輌が松阪から消えるのはもはや時間の問題」となる。沿線の若者の多くは高校を卒業すると大阪、名古屋、東京などの都会へ出て行ってしまうから、輸送需要も伸びません。一部の年寄りは都会から帰り、廃線後の沿線の家でなにもしないでじっとしています。

2005年12月 4日 (日)

OSライブ12月運転会に参加 ituncle

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今日は本年最後12月のライブ運転会でした。ロケット号は私のを含めて3両参加。ベテランさんもわざわざロケットのみご持参のかたもおられました。私はこれで3回目です。横浜からうみほたる経由ご参加されたかたは2回目だそうです。ということはロケットはベテランから初心者まで、操縦への挑戦意欲をかきたててくれます。さて、3回目でようやく石炭着火も慣れ、水の管理も怠りなく、バルブの調節もほどほどに出来るようになりましたし、圧力低下の際は片足ケンケンもオッケー。いろんなコツもベテランさまの体を張ってのご指導よろしく飲み込めてまいりまして、今が一番面白いときです。高校時代は蒸気の列車で通学でしたが、冷房なんかはありませんから、あいた窓から飛び込んでくるポイント通過の際の車輪がレールをたたくすさまじい音、あれがロケットのような小さな車体でも何箇所かあるアルミのレールのポイントをたたき、耳にはなつかしく心地よく聞こえるのです。ちょうど正午に雨となりましたので、ここで全員運転を中止しましたが9時から12時まで3時間皆様むさぼるように走り続けた一日でした。一言で申しますと「ああ面白かった」です。

2005年12月 3日 (土)

遠くへ行きたい ituncle

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先月は自動車で1600キロ走った。今年の8月はパック旅行で青森のねぶた、五所河原のたちねぶた、秋田のかんとうを見て回り、1500キロ、何年か前グランドキャニオンの回りをぐるっと回って3000キロ、7年前には1年間毎週新幹線で東西を往復して40,000キロ、この正月はトルコへ繰り出す予定で何千キロ。北方、南方、ウラルアルタイからやってきました私たちはまだまだ移動を続けます。南米のほうまで歩いていったとか。お庭にもわざわざレールを引いて移動します。部屋の中にもレールを引いて箱が移動するのを見届けます。もうたいへんです。

2005年12月 1日 (木)

温度センサーとヒューズを購入 ituncle

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本日のお買い物は10アンペアのヒューズ5個、15アンペアのヒューズ5個、あわせて200円也でした。あと温度センサーLM35DZとセンサーのデータを増幅するLM358を仕入れました。LM35DZとLM358は、私が行った秋葉原のお店の店頭にはなく、こういうのありますかと聞いて、奥から箱を取り出し、用意していただきました。温度を測るキットはいろいろありますが、PICマイコン制御の勉強をかねてあえて複雑なシステムを試みます。ヒューズと温度センサーで、当面5インチ機関車のモーター保護を目指して行きます。あといろいろ話題に上りますことは、走行距離計とか、速度計とか、面白そうな研究テーマがありますので、クラブの自称研究員さんをたよってがんばって行きたいと思っています。よろしくお願いいたします。

5インチゲージ モーター温度管理PICマイコン購入 ituncle

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5インチ初走行でいきなりモーターノックアウトの過酷な洗礼を受けましたが、幸い故障内容はブラシホルダー及びブラシジャンパーの溶損にとどまり、ローターには異常がありませんでした。メーカーさんによりますと原因は急激な過負荷による物と思われるとのこと。ブラシ関係がダメージを受けるのは、モーターのロックやコントローラーの無理な操作で急激な過電流が流れるのが原因で、モーター外部に熱が伝わる前に故障するそうです。これに対してローターが溶損するのは、定格負荷内でも長時間の運転などでジワジワ過熱して起こり、こちらは時々触って点検するなどで予防でるそうです。前者の予防手段は、負荷が重いのに無理矢理ボリュームを上げるなどの操作をしないことが一番ですが、ヒューズの容量を30Aから15Aに落とすことを勧められました。すでに管理人さまからは10Aのヒューズを勧められていましたが、対策を怠っておりまして天罰でした。(笑)まとめますと、コントローラーのスイッチをいきなり上げないこと、モーターの温度を管理することとなります。でもってPICマイコンを買出しに秋葉原へ繰り出しました。30年前にTK−80のフルシステムを組んでいますので、なんとかなるでしょう。自慢話をしますと、当時私は銀行の幡ヶ谷支店融資課長でしたがTK−80で財務分析システムを作り、これは世紀の大発明とばかりに金5万円なりの表彰を受けました。年寄りの古い自慢話お許しください。