●サーモスタットを交換 |
Kingに標準でついているFFヒーター温度制御用のサーモスタットは バイメタル式で設定温度がよくわかりません。 大体のこのあたり??みたいな使い方になります。 また、設定温度からの変化量も仕様では2°Cのようです。 気に入らないので、何か良い物は無いかと探してみました。 装着されているFFヒーターは海外製品で、海外の関連する物を調べてみると 一般家庭用のヒーターも似たような物であり、流用出来そうです。 早速1つ手にいれてみました。(海外から輸入することになります) |
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Honeywell社製 CT3500 単3電池3本で動作 電池寿命は約1年 |
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下半分はカバーが付いて ます。 この機種は5−1−1 月〜金/土/日それぞれ 4カ所の時間毎に温度設定 プログラムが可能。 |
使ってみると.. 車内が冷えている状態からの立ち上がり時は少々温度が上がりすぎる 傾向があるようですが、温まった後は良い感じです。 サーモスタットの設置位置はメカ式も同じですが気を遣う必要があります。 ●デジタル表示の設定が出来る 設定温度が直接判るので便利になりました。 ●プログラムが出来る 寝ている間温度を下げておき、朝温度を自動で上げる等これも便利。 ●設定温度の変化量が小さい(差動範囲が約0.6℃) バイメタル式より一定に温度が保たれる。 ●温度検出が鈍感 ドアの開け閉め時の冷気程度ではヒーターがすぐONにならない。 バイメタル式はけっこう敏感 ●ヒータ制御間隔(サイクルレート)が固定されている ヒータのON/OFFが短時間に繰り返されることが無い。 (ガス式暖房の場合サイクルは6になります。他1、3、9から選べる) ★参考情報 (1)メカ式サーモスタット ![]() ![]() バイメタル式のサーモスタット接点に流れる電流は0.7A (我が家のヒーターの場合) サーモスタットには、ニクロム線を使用した加温機構が有り(下の画像) ![]() ヒートアンティシペータと呼ばれています。 この設定はこの電流値に合わせるのが正しいようです。 この設定が0(ショート)の場合、温度制御の間隔が延び 温度の上下幅が大きくなるようです。 尚、この設定が小さすぎるとニクロム線が焼き切れる事が有るので 注意が必要のようです。 (上の1/4程の丸く弧を描いている部分、周囲には数値が示されています) メカ式サーモスタットはON/OFFのしきい値保持の為に磁石が使われています このため、設定温度の差動範囲が2℃と大きくなるようです。 (2)デジタルサーモスタット キャンピングカーで使用する場合、以下の注意が必要 ・サーモスタットは電池駆動であること。 ・ヒーター制御はリレー接点方式であること。 (一般家庭用はAC24V仕様なので、リレー接点ではなく、 トライアック等を使っている場合が有り、このようなサーモスタットは 使えません。 使用可否の判断はMillivoltシステムで使えるとなっているものは 大体大丈夫と思われます) (3)CT3500について 電池電圧が3.6Vになるとバッテリー切れの警告が出ます。 さらに3Vまで下がると、ヒーターON状態の場合、リレーをOFF制御して LCD表示が消えます。 配線は2本、端子名はRとWでR側に12V側を接続しました。 (どちらでも問題は無いです) この端子名称も海外のヒーターでは大体統一されているようで、メカ式の サーモスタットも端子名がR,Wです。 |