
中国史の偉人たち
名 称
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フリガナ
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幼名・官名等
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概 略
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唐の太祖、李淵の次男として生まれ、隋末の動乱に父を励まし積極的に参加をさせま
す。
その後、並み居る敵対勢力を撃破し、唐の建国に対して、絶大なる貢献をしますが、
皇太子とはならず、王として座席を与えられます。しかし、その実力から、自分はおろか
周囲も納得をせず、「玄武門の変」により兄である皇太子と弟を倒し、皇太子となり、2
代目皇帝として君臨します。
中国史上、最高の人物であると、私は思っております。
その一身に、軍師・将軍・政治家・主君としての才能を有し、唐の建国は、李世民の手
に因るものと云っても間違いではありません。乱世は人材の宝庫です。それらのあまた
の人材を上手く使役しつつ、その中でも、一際、光り輝くのが彼なのです。何より、それ
だけの才能に溺れず、人を知り、自己を知り、常に戒める事の出来た意志の強さは尊
敬の限りです。
何故か、日本ではあまり「隋唐演義」が読まれていないので、その活躍を皆が知らない
事が残念でなりません。
また、彼との問答を記した「貞観政要」は、帝王学の定番として、多くの人々に古来より
愛されてきました。私も、概略書を手にし、読んでみましたが、とても頷かされることばか
りです。決して、上に立つ人の為だけの言葉ではなく、自分を磨くために参考となること
請け合いです。
しかし、彼の唯一の泣き所は、度を超えた「王義芝」の蒐集家だったのです・・・・。
死ぬ前に全土から、それらの遺品を集め、自分の墳墓に埋葬をしてしまったため、多
くの「王義芝」の遺筆や作品が封印をされてしまいました。まぁ、言い換えれば散逸する
事を防いでいるのかも知れませんが・・・・・。
機会があれば、是非、「隋唐演義」に触れて頂きたいと、私は思っております。
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参考書物
(小説等)
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