記事タイトル:温故知新。 |
故きを温ねて新しきを知る。 最近は、あまり耳にする言葉ではなくなりました。 寂しいことです。 歴史に学ぶことは、とても必要なことだと思います。 全ての事象に理由と原因があり、変化をしてこなかったモノには、それだけの理由があるとおもうのです。 変革を求めるときに、ただ古いだけで排除をすることは無謀です。 古いと言うだけで疑ってかかることは必要だと思いますが、あるべき理由を問わずに捨てることは、非常に愚かな選択でしょう。 最近は、新しいことがとかく肯定される事が多いですが、それで良いのでしょうか? 決して、保守的な見地に立って申しているのではなく、盲進はすべきでないと思っているのです。 古来から、日本人というのは、細やかな心の動きを大切にしてきた民族。 表面の言葉よりも、その内側にある思いを汲んできた民族です。 その「思いやり」が、近年、頓に失われている気がしてなりません。