俺の巫女さん
どうも、約1年振りのレビューです。
正直言って、ウチのレビューなんぞ「自己満足」の領域なのですが、
流石に1年放置と言うのは如何なものかと思い、今回レビューを再開した次第です。
最近、相互リンク先の友人の間では、「スクールデイズ」「プリっち」・・・・「ベルゼブル」が流行っております。
本来ならば、これらの話題作でレビュー復帰を飾りたかったのですが、
1年の休み明けでもありますから、最初はプレイしやすい手軽な作品かつ、自分がプレイしたい作品からと言うことで・・・
「俺の巫女さん」(evolution:2000年11月30日発売)
だって、巫女さん大好きなんだもん・・・・
ストーリーは・・・パッケージの裏に
俺の理想の巫女さんを見つける!
とある事情で、乙女町に引っ越してきた、主人公一家だったが
この一家、なんと全員が特殊な能力をもっていた!
特に主人公は物質を全く違う物質に変えてしまうという
「物質変換」の能力が扱えた。
ある日、主人公が街を散歩していると、古びた神社が見えてきた
元々、巫女フェチだった主人公は、迷わず中へダッシュ!!
境内を見渡すと、一人のかわいい巫女さんをキャッチ!!
きらめく夕日を浴びて、境内を掃除しているその巫女さんの姿を見て、
主人公の中で何かが弾けた!!
「見つけた・・・見つけたぞ、俺の巫女さん!!!」
このあらすじから見てみると
主人公はすでに特定の巫女さんを所有対象にしている点から,ちょっと面白いキャラだなぁと思いました。
あとは、主人公の「物質変換」の力の使いどころや、
果たして、全キャラの中で純正巫女は何人居るんだろうか?という淡い期待も沸いてくるのは当然のことで
とりあえず、巫女じゃないキャラは主人公が強引に手持ちの巫女服を着衣させて巫女コスプレH三昧にはしるという
ご都合主義的なストーリーだと予想して、巫女さんスキーのウチはパッケージの表面に描かれている
メインヒロインであろう巫女さんのイラストに惚れ、意気揚々と紙風船のレジに持って行ったのを覚えてます(笑)
「見つけた・・・見つけたぞ、俺の巫女ゲー!!!」
買ったのは半年前なんですけどね。
とりあえず、プレイ開始・・・
箱を開けてみると、説明書と主題歌のシングルCDであろうものが同梱されてましたが、
キャラクターの情報とかネタばれとかが嫌だったので、さわやかに読むのをスルー。主題歌のほうもゲーム中に流れるだろうから
CDの方はプレイ後に聴くことにしました。(良い歌だったらの話ですが・・・)
開始直後、プレイヤーの名前を決める画面が出てきて非常に懐かしい気分になった。
最近のゲームは主人公の名前は固定のものが多くなってきたからね。
どうやら、主人公のデフォの名前は「俊介」のようです。
デフォなままだと、せっかく名前を設定できるシステムを採用したメーカーにも悪いですので、他の名前を入れることに
一瞬、自分の名前を入れてみようと言う邪念も生まれましたが・・・・
最初に思い浮かんだ名前だったし、今、一番熱い騎手ですから入れてみた。
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|\ | (─ ー / < まぁ、言いたい奴には言わせておけばいいよ
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このプレイだけは「春日野俊介」ではなく、「春日野善臣」で通そう(マテ
名前決定後は、乙女町に引っ越してきた主人公が巫女について熱く語る場面から始まります。
主人公の人生の目標・・・すなわち
「街中を、俺様好みの巫女さんで溢れさせる事だっ!」
なんか、とても屈折した願望ですが、巫女スキーということには変わりはありません。とても好感が持てるキャラです。
そして同時に、転校歴20数回という訳わからない経歴まで発覚します。
主人公は引越し後の作業もそこそこに家を出て、街中を徘徊しながら巫女さん候補を探すことになるのですが・・・
家を出る前に、なんと実妹の「美夏」が登場。普通に可愛いキャラではないですか。
これはうれしい誤算です。主人公は実妹まで巫女に仕立て上げて・・・(以下略)
しかし、主人公の一家全員は特殊能力を持っていると言う設定なので、
当然、美夏は「念動力」という能力を持っており、どんな物体でも自分の意志で自由に軽々と動かすことが出来るようです。
主人公はあらすじでもあったように「物質変換」の能力が使え、特定範囲内の物質を原子レベルで分解し再構成することが出来ます。
ただ、物質の色や形を変える事と、物質そのものを蒸発させることしか出来ないようですが、
主人公曰く、一族最強の能力にして、自分の野望を達成させるには不可欠な能力というから、よっぽど重要な能力なのでしょう。
これらの「能力」が物語でどんな役割を担うのか非常に楽しみになってきました。
さて、主人公は散歩(巫女候補探すための徘徊)の最中、神社を見つけ吸い込まれるように中に入っていきます。
そこで、主人公はデジャヴを感じながらも奥へ進んでいくと、境内で掃除をしている1人の巫女さんを発見。
巫女スキーな主人公が黙っているはずも無く・・・主人公は一目惚れ。
そして・・・「見つけた・・・見つけたぞ、俺の巫女さん!!!」と心の中で叫び、野望達成に燃えるのであった・・
勝手に決め付けられた方にはいい迷惑だな(笑)
ここまではあらすじの内容だったのですが、この直後主題歌が挿入されます。
なんだか軽快なノリの前奏が流れてきて、
ちゃ、ちゃ、ちゃ、ちゃん♪
ちゃ、ちゃ、ちゃ、ちゃん♪
ねぇ、色づいている?・・・・・
(中略)
この願いを叶えたまへ
弱気な心 清めたまへ
この想いを届けたまへ
あなたが一番好き!
・・・・・なんと言うか、色々な意味で頭にこびりつきそうな主題歌でした。
同梱されていたCDはこの主題歌だったのね・・・
個性的な主題歌の後は、主人公の楽しい学園生活が始まります。
ここで一応、読むのを渋っていたマニュアルを読んでみましょう・・・・
このゲームはマップ移動型のアドベンチャーゲームです
マップに表示される女の子達に出会うことでストーリーが進行していきます
期間は12月1日から1月の1日の1ヶ月間で、ゲームは1日単位で進行します。
マップの移動は、平日、休日共に1回だけ選択出来ます
基本的に女の子のいる場所にはちびキャラが表示されるので(男キャラ除く)
探し回る必要なくストーリーを楽しむことが出来ます。
とても親切設計ですね。攻略時間の無い自分にとってはうれしい配慮です。
しかし、(男キャラ除く)という部分が後に攻略の難易度を飛躍的にアップさせるというのは知る由もありませんでしたが・・・
とりあえず、初回プレイはパッケージの表面にも描かれている純正巫女の「乙姫紫苑」を攻略するとして、
マップ移動は全て彼女を追いかけてみました。
彼女は基本的にはほとんど「乙姫神社」に居るので、せっせと神社に通いましたよ。
通っていくうちに、紫苑から神社に関するノウハウを教えてもらえるのですが、
これが結構へぇボタンを押したくなるような要素ばっかり。
特に参拝に関する予備知識は知らなかっただけに、ちょっと得をした気分でした。
巫女の袴の事や、官位の事とかも出てきてかなり本格的。
さらに進めてみると、急に主人公が朝方に神社へ赴き、禊の最中の紫苑を覗いてしまうイベントに遭遇。
これを機に、多少すれ違いが生じるのですが、
2日ぐらいして、今度はなぜか紫苑が主人公のことを心配しだすしぐさを見せます。
その態度に戸惑う主人公、さてさて佳境に入ってきましたか・・・
クリスマスイブには、そのような不安をしまいつつ2人は初デートをします。
帰り際、紫苑から「明日、神社に来ていただけますか?」と言われ、
翌日、主人公は紫苑が待つ神社に行きます。
ここで紫苑から衝撃的な発言がっ!
どうやら、彼女も能力者で「夢見」(いわゆる予知夢)という力を持っているそうで
この能力で、主人公が近いうちに死ぬという現実を予知してしまった為に
最近のとかく主人公を心配していたとの事。
当然、死の宣告をされた主人公はにわかに信じることが出来ません。
どうすることもできないのか・・・・
と、主人公は力なく問いかけると紫苑は
一つだけ方法があります・・・
紫苑はこの唯一の回避策を主人公に教えるために、神社に呼んだんですね。
光明が差したつかの間、主人公は助かる道が出来たのに、
なぜか、「自分が未来を知るということは有益なのだろうか?」と葛藤し始めます。
そして、追い討ちをかけるかのごとく、ターニングポイントであろう選択肢がここぞとばかりに出現。
1.その方法を聞く
2.自分で切り開く
まあ、ここは無難に紫苑に頼ってみましょう。ということで1番を選択
すると、またまた紫苑から衝撃的な発言がっ!!
その方法は、春日野さんが、わたくしと交わることです。
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|\ | (─ ー / < そう来たか・・・・
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流石にちょっと急展開しすぎです(汗)
それでも、主人公に生きていて欲しい・・・すなわち主人公を愛するが故の紫苑の気持ちに
主人公も呼応し、善は急げということで社殿で契りの儀式(エロ行為)開始
・・・・
いきなり紫苑の美乳に息子を挟まれる主人公。
そして、今度は紫苑が巫女服を脱いで全裸で騎乗位移行。
巫女服着衣エロを期待していた人には期待はずれかもしれませんが・・・
ウチはこのシチュ大好きなので問題なし。
と、思ったら主人公が速攻果てました。早い・・・
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|\ | (─ ー / < まぁ、最後は距離かな
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言い訳にはなりません。
まあ、速攻で終わったエロシーンは残念でしたが、騎乗位は個人的ツボだったので良しとしましょう(マテ
着衣があればなお良かったですがね
エロの後は、主人公が何で巫女フェチになったのかが明らかになるのですが
それは・・・
幼少の頃、ここで紫苑によく似た巫女さんに出会って以来、巫女スキーになったとの事。
そして、その巫女が実は死んだ紫苑の母で結婚が例外的に許されている血筋の家系ということで
その子供が紫苑ということ。
紫苑が正真正銘の巫女だとわかり、歓喜する主人公。
その後、紫苑との結婚が間近に迫った主人公は官位を取るために神社で修行していましたとさ・・・
ちなみに前述の選択肢で2.自分で切り開くを選択すると
25日から数日は心配して紫苑が主人公の家を訪ねてきます。
そこで、料理が凄く下手な紫苑の違った一面を垣間見たり、
神社でやっぱり巫女服着衣エロにはしったりします。
31日の大晦日に社殿が火事になり、取り残された紫苑を主人公が火の中まで助けに来ます。
しかし、脱出しようにも火のまわりが早くて脱出不可能状態に・・・
ここで、主人公が意を決して能力の「物質変換」をフルパワーで放出して火の動きを止めてしまいます。
(おそらく、主人公の物質変換の必要性はここにあったのではなかろうか)
だが、体に過大な負荷がかかったため、自分は紫苑と一緒に逃げることが出来ないと悟った主人公は
紫苑に1人だけで逃げろと説得。それを泣きながら嫌がる紫苑。
ちょっとした泣き所ですね。
結局、主人公の意志を尊重して紫苑は1人で逃げ助かり、主人公は力尽きて焼死。
エンディングでは1年後に主人公の墓参りをしている紫苑の姿が出てきましたとさ・・・
決意を胸に、前向きな紫苑が印象的でした。
こっちのルートは、ハッピーエンドよりは精錬されていたストーリーでしたが
ここに来るまでがあまり展開が変わらなかったので効果薄。
せっかくのお涙頂戴シーンが・・・残念。
とりあえず、メインヒロインをクリアし、後は他のキャラを攻略したのですが
主人公、紫苑以外の女の子のルートに入ると
「物質変換」の能力を使って、女の子の服装を巫女服に強引に変える。
場合によっては、強引にエロ行為にはしる(犯罪行為です(笑))・・・etc
といった、傍若無人ぶりを発揮します。
シナリオの質も、ただでさえ足りなかったメインヒロインの紫苑ルートよりも割引(汗)
それでも、紫苑の友人の「天海夜 瀬梨名」は紫苑よりも若干キャラとしては良かったですかね。
後は、学園理事長の娘である後輩属性の先輩やら、実妹の美夏のクラスメイトが攻略対象でしたが
おまけみたいな感じでしたね・・・
美夏も一応ルートがありましたが、弱みを握られて主人公の担任に乱暴されそうになった美夏を助けようとして
殴った主人公が退学処分になる結末やら、お兄ちゃんっ子だった美夏がクラスメイトの井上と交際を始めて
さびしい思いをする羽目になった哀れな主人公な結末やら、ロクでも無いBADルート2つと
TRUEルートも、最後は美夏が兄の為に巫女修行を始めたという結末は良しとしても
大好きなお兄ちゃんを想って、1人ハァハァ自家発電をしている美夏を見た主人公が
ソフ倫の大きな壁のお陰で部屋に入りたくても入ることが出来なかったという場面は不憫でしたな。
結局、美夏の能力の「念動力」の使いどころは、遅刻しそうになった時に空を浮遊してショートカットをしたり
なかなか起きない主人公のベッドを動かして叩きつけるだけに留まりましたね・・・
ちなみに、主人公が20数回も転校してきたのは、これらの能力が露見したからであり、
主人公が各地の学校で能力を使っては、転校を余儀なくされたとそうな。
最後に長くなってしまいましたが、
プレイする際は、攻略サイトを参照しながら進めると良いと思います。
なぜなら、マップに表示されない男性キャラとも会わないとフラグが立たない場合もあったりするので
基本的には自力でコンプするのは非常に難しいです(特に美夏ルート)
それでも、巫女スキーでご都合主義的な物語が好きならば興味があればやってみると良いかと。
エロは主人公が本当に早いので用意されている全てのエロシーンが短めですが。
まあ、個人的には面白い作品でしたよ。
あっ・・・書き終わった直後に誕生日迎えた・・・_| ̄|○
(END)
〜長い文章でしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました&お疲れ様でした〜