南山グランドが使えなくなる!!

クラブの冠である”南山”が再開発でなくなります?
南山グランドだけではなく、いわゆる里山を潰し、南山EFCも潰すのでしょうか?

状況

南山イレブンFCのメイン練習場である、"南山グランド(南山スポーツ広場)”が平成19年から利用できなくなるそうです。
南山地区の再開発のためらしいのですが、どうなるのでしょう?
南山グランドは、昭和58年から地権者のご好意により、スポーツ広場として利用しているとのことで、
野球場(軟式2面)とサッカー場(少年用は2面)が無料貸し出されている広場です。

−南山グランドはどこ?−


問題点

稲城市の平成17年第4回定例議会の一般質問で、以下のやり取りがありました。

<質問>
  年間、野球 227日、サッカー 174日の利用があったが、利用不可となった場合どうなるのか?
<回答:市の教育部長>
  中央グランド(公園)、若葉台公園などの施設が整備されているし、多摩川緑地公園も使ってもらえば。。。
  また、南多摩水処理施設の南に同規模の第六施設となるように計画中。?
<質問>
  中央グランドは有料(子供 \1200/2H)であるが、対外的な練習試合などは市民大会に準ずる大会として優遇できないか。
<回答>
  検討する。

南山グランドが利用できなくなることの問題点をいくつかあげてみました。
1.南山グランド利用者を他でまかなえるの?
 南山はグランド規模も大きいこともあり、利用人数はサッカーだけで 年間3万人。(平成15年度)
他のグランドも使っていないという訳ではないので、全て他の場所で代替できるような状況とは思えない。
 ジュニアサッカー関連の大会(スポーツ大会、ジュニア大会、市民大会など)も南山中心で実施しているが、 これらをカバーできるだけの場所が確保できるか疑問。 (この4,5月は総合グランドなどは養生のため使えないとの話も)
 基本的に利用は土日中心でしょうから、同規模の野球とサッカーがそれぞれできる施設を確保しなければ無理なのではないでしょうか。
2.南山近隣の子供たちのスポーツ広場を取り上げる?
 南山イレブンメンバの学校別内訳(平成17年度)は、
  第三小:52名、第一小:26名、城山小:26名、向陽台:24名 など総勢155名
第三小では、全児童の約10%(男子だけと考えると約20%)が、 その他近隣小学でも、5〜10%の子供たちが南山でサッカーをしています。
 その子供たちのサッカー(スポーツ)の場所を奪うということですね。
3.練習場所としての代替場所がない?
 第三小や第一小はグランドが狭くて×です(個人的に)
学校の運動会では、徒競走が低学年で40Mと、馬鹿にしているの?と思ったくらいです。
 都心ならまだしも、稲城でこれでは。。。野球もできないグランドなんて。
 また、総合グランドや南多摩スポーツ広場、多摩緑地は遠いため練習場所としては不適切です。
遠くなると自転車で通っている子供達の危険が増しますし、 低学年などは送り迎えが必要となり車利用がかなり増えます。 (その時間だけ市が路駐を許可してくれるのでしょうか?)
 また、稲城もかなり物騒ですので、遠くなると子供をより危険な目に合わせるということにつながります。
4.その他
 立派なスポーツ施設もいいですが、費用や場所などで利用しづらくなるのはいかがなものでしょうか。

 南山のサッカー場と野球場を両方つぶすのではなければ、使い分ける(AM/PM、土/日)なども検討してもらいたいですね。

参考 : 平成15年度の稲城市スポーツ施設利用状況
グランド利用件数利用人数備考
南山 サッカーグランド 599 29,403  
(南山 野球グランド)  (855) (13,858)
南多摩スポーツ広場 335 10,720 サッカー
多摩緑地自由広場 192 10,817 サッカー以外も含む
中央総合グランド - 15,497 サッカー以外も含む
若葉台多目的広場 - 41,827 サッカー以外も含む


どうなるの?

稲城市は、「市民ひとり1スポーツ」とうたっているが、手軽にスポーツができる場所をひとつ無くすということです。

仮にも東京ベルディのお膝元である稲城市が、サッカー少年達からサッカーグランドを取り上げるということですね。

ちなみに、
 子供に南山が無くなる(グランドだけではなく、南山の散策路なども無くなるかも)と話したら、「最低!」と言っていました。



※南山再開発の経緯や詳細は不明なため、本ページが一方的な内容になっている事はお詫びしておきます。 (2006.4.23)

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