院長の辛口チェック!(過去log) 

皆様のご要望にお答えいたしまして、NO.30からこちらのページにて過去のコラムをご覧いただけます。

第579号(平成26年11月26日掲載) 
「慌ててやっても」
選挙がいよいよ迫ってくる。
私は長年片道30分の徒歩通勤ですが、長い間2週間に1回くらい共産党の辻立ちを見てきました。
暑い中、寒い中、ほとんどの人が耳を貸さない。でも大変なことだ。
徒歩通勤も嫌になることがあるが、決めたこと、太りたくない、この信念で継続している。
選挙が本当に行われることになるや、選挙区の民主党議員が人通りの多いところで辻立ちをしている。
というか、まだ1回しか見てはいない。
拡声器を持つでもなく、何かしゃべるわけでもないが、万遍の笑みで通勤者や車に手を振る。
所謂顔と名前を売っているだけですね。
これはどんなものかと思わずにはいられない。
立つなら毎日立てよ!何か政策でもしゃべれよ!と言いたくなる。
方や、定期的に立ち続けている共産党の方。市会議員の八記さんがずっと同行して見守っている。
これだけでも共産党の方に投票したくなる。
慌ててやっても、売名行為でやっても、長年見ている人にはわかる。
これは選挙だけでなく、我々の治療方針、商売をしている人の姿勢にも現れるだろう。

「みんな大人しいなあ」
安倍首相はいつまでもどこまでも嘘つきなのだろうか?
彼を支持・応援するのは、工事が増えているゼネコンや減税恩恵の大企業の人だけではないだろうか?
あれほど落ち込んだ数字を見せられても、景気は上向きとノウノウトおっしゃる。
先日小学校4年生になりすました慶応大学の学生が衆議院解散を批判するウエブサイトを開いた。

「ぼくにはさっぱりわかりません。1回で700億円もかかる選挙は誰のお金でするのでしょうか?どうして解散するのでしょうか?」

という内容で、批判されにくい小学生になりすまして書き込みを掲載した。
これに乗じて民主党が、天才少年現れる!などと乗っかったが、後にウソがばれて訂正。
なりすましはよくないが、言いたいことは分かりますね。
更に言わせてもらえば、野田元首相が解散時に「議員の数を減らすことをみんなの前で約束してくれ」と掛け合いをして公言したはずだが一向に進まず。
自分達は(議員・代議士)人数を減らすことはしない、何たら経費は領収証がいらない、JR乗車券がもらえる・・・・などの特権を見直さずに、消費税を上げる話ばかりが先走る。
その批判の矛先をごまかすために解散総選挙。
小渕さんにしても早々と立候補を名乗り上げるが、選挙に当選しても今後実刑が出て議員辞職になればまた補欠選挙を強いられるが、これを経費の無駄遣いと言わずに何というのだろうか?
自民党には投票したくないが、他に支持できる政党も見当たらない。
共産党が風を吹かせられるかというと、これもまた難しい話である。
投票日は用事があるので期日前投票で済ますが、ギリギリまで考えないといけません。 
第578号(平成26年11月19日掲載) 

「勝てるのか?安倍」
キツネにつままれたような解散・総選挙。
誰もが思う、なぜこの時期?何の目的?選挙で700億使うくらいなら、還元して欲しい!
こういうことを8割くらいの人が考えたのではないでしょうか?
この疑問だらけの解散は、おそらく某新聞の仕掛けからではないかと思います。
「増税先送りなら解散か?」という報道に、すべてのマスコミが乗っかり、中国滞在中の安倍首相がいくら肯定せずとも、流れは解散に向けて走り出したのだ。
元は内閣改造後に女性閣僚のスキャンダルが相次ぎ、求心力が低下して「安倍に消費税10%を実行してもらい、責任を取る形で次の政権へ」という党内の動きが出てきたからであろう。
安倍は首相を降りる気はさらさらないので、そういう流れになるのならいっそ解散してリセットしようと考えたと推測される。
選挙の予測は、自民が政権を取ることは間違いないだろうが、議席はかなり減るでしょうね。
野党も振ってわいたような解散に整備が間に合わず、連合や合併には時間が足りない。
よって政権は守れるという安倍首相の予想もあるのでしょう。
不意打ち、競輪でいえばここ一発にかける選手が期を狙っての大逃げ、そんな感じかな?
私は今回も共産党支持。党の名前は悪いが、訴えていることはぶれがなく、少しでも応援したくなる。
まかり間違っても政権は取れないでしょうが、国会の抵抗勢力としては頑張ってもらいたい。

「あなたはどうする?」
オレゴン州の29歳女性が、医者から処方された薬を飲んで自ら命を絶った。
彼女は末期の脳腫瘍で、医師の安楽死が法的に認められているオレゴン州に引っ越しまでして死を選んだ。
ここで整理をしておきたい。
彼女の死は一部報道では「尊厳死」と報じられました。
ただ尊厳死とは、医師が薬物を使って人工的に指揮を早めるものである。但し、日本においてはこの意味の尊厳死は安楽死として扱うので頭が混乱してしまいます。
日本では法律としての尊厳死は認められていないが、多くの医療施設で取り入れられてはいます。
国内のアンケートでは、「安楽死」「尊厳死」ともに賛成という意見が大多数を占めるらしい。
私も人工機器で呼吸を続けさせられるのであれば、早く楽になりたいと思います。
亡き母は、長期間の闘病生活を送り、最後は麻薬で痛みを止める状態になりました。
最後は一切の人工器具を要せずに楽にしてもらいました。よかったね、頑張ったね・・・と口に出ました。
人間であり、人間として命を絶やすことが本望だと思います。
ただ一つ重要なのは、安楽死まで決意するにあたり「余命があてになるのか?」がKEYですね。
余命いくばくかと言われても、人によってはそれを克服して延命する人、もうダメだとさじを投げて死を望む人、それぞれいます。
医師の余命〇年も本当に正解なのか?ここが問題。
自分で今までの人生を振り返って、もう満足だと思うなら余命宣告を受け入れて、痛みに耐えるのか?安楽死を選ぶのか?みなさんはどうしますか? 
第577号(平成26年11月12日掲載) 
「何もしないから」
日本は何もしない国です。
竹島は韓国がいろんな設備を建設しても、批判はするが直接何も行動は起こさない。
だから現実乗っ取られている。この問題はもう解決せず、実力行使で韓国のものになるのではないでしょうか。
尖閣諸島も一向に事は進まない。
もし、中国船がエンジン故障や漂流という建前の元、尖閣諸島に避難名目で上陸したらどうするのでしょうか?
確信犯的にそういう状況を作らないとは限りません。一旦上陸すれば居座るに決まっています。
小笠原・伊豆諸島のサンゴの問題も同じではないでしょうか?
マスコミは騒ぎヘリや船で取材をするも、日本はただダラダラと巡視艇を走らせているだけです。
都知事が石原さんのままだったら、おそらく何か仕掛けるでしょう。
国が何もしないからということで尖閣諸島を購入しようとした人ですから、さらに近く自分の領域の小笠原諸島なら絶対に動いているはず。
中国は空の空気汚染だけではなく、近海もかなりの汚れが目立ち漁業は成り立たないという。
よってこれからも領海侵犯を犯しながら日本の近海に来ることは明白だ。
何とかしなければ、誰かが動かなければ、このままだと日本は指をくわえているだけですね。
北朝鮮に乗り込んだ小泉さん、尖閣諸島を買おうとした石原さん、必要悪です。
一国の主なら、このくらいのことをしなければ守れないのではないでしょうか?
安倍さんは「ボンボン」と言われたくないのであれば、アクティブに動かなければいけない時期です!

「グローバルスタンダード」
簡単に和訳すれば、「世界標準の意」ということである。
この言葉が独り歩きして、何でもかんでもグローバルスタンダードで括ってしまう。
2020年度から、全国の小学校3年生から英語の授業が始まることになりました。
根底にあるのは、どこかのお偉い方が主張した、いわゆるグローバルスタンダードです。
日常言語の基礎は8歳くらいまでに固まると言われている。
それは単に基礎と扱われているものだけで、抽象的な物事の理解はこれからという時期。
英語を早く身に付けることは悪くはないが、抽象的なことを理解せずして、表現手段の一つである英語を詰め込もうというのはいかがなものか?
日本語をきちんと使え、考えて、理解できることが優先なのではないでしょうか。
「凄いキレイ」とか「〜の方は」とか「よろしかったでしょうか」というような、間違った日本語が社会的地位を奪うこの世の中で英語は必要なものなのか?凄く疑問に感じます。
一時期一世風靡した「会社内では日本語禁止。すべて英語で会話しろ。」という会社、どうなっているのか?
突飛なアイデアは日本語で説明されても理解できないことがあるが、それがヒット商品になる場合がある。
それを英語で説明することは可能なのか?
我々は日本国内に住んでいます。他国の言語は所詮単なる意味や意思を伝えるためのツールです。
レフリーをしているときに、外人プレーヤーがジャッジに対し英語で矢継ぎ早に文句を言ってきたことがあります。
「ここは日本だ。文句があるなら日本語でしゃべれ!」と一括したら、試合後に結構なクレームを頂きました。
でもそうなんですよ。日本に来ている、住んでいる、ましてや試合に出るのであれば、日本語でルールを憶えないといけないのです。
嫌なら英語圏で試合に出ればよい話です。
本当のグローバルスタンダードに向けての企画は結構ですが、内容をよく考えてもらいたい。
 
第576号(平成26年11月5日掲載) 
 「感覚の違い」
口臭外来を始めて11年経過しました。
中には問題児と思える方もおられましたが、概ね皆さんの協力によって成り立って来ました。
協力というと??と思われるでしょうが、プライバシーの保護とカウンセリングの都合で完全予約制をしているので無断キャンセルや当日キャンセルを避けるためにも、約束を守っていただかないと成り立ちません。
よってこちらも万全の体制、患者さんも予約通りで協力し合わなければ出来ないことなのです。
先日、開設以来初めて「無断キャンセル・音信不通」となる方が現れました。
初診はきちんと来られ、検査・カウンセリングを終えて、自分で次回の予約を取って帰りました。
ところが2回目の診療時間に来ません。何度電話しても出ません。
1回目の診療を受けて、内容が自分の希望に合わないなら、キャンセルの旨を告げればよいこと。
それに対して、こちらはどうこうは言いません。口臭症は個人の感覚の問題ですから。
つの歯科医院のシステムでは、初診前に案内を送り「無断キャンセルした場合は診療料金を払います」という誓約書に署名捺印します。
この方も普通通りにそれを送ってきました。
キャンセルから2週間経過。すぐにキャンセル料金の支払いを求める文書を送付するも、一向に動きはなし。
そして相変わらず電話には出ません。卑怯な対応ですね。何某かの言い訳をすればよいと思います。
今までにもキャンセルした人は数名いますが、料金を踏み倒した人はゼロ。
しかもこの方は看護師という同業の仕事です。どういう感覚なのか、全く解せません。
弁護士と協議して、最終文書を送りました。たかが¥16,000ですが、料金うんぬんよりもその方の対応に怒りを憶えますね。
後は弁護士さんにお任せしますが、経費がこの料金以上かかっても構わないと考えています。
口臭症はメンタルなもの。こちらも真剣、来る方も真剣・・・・でなければ解消はしません。

「キラキラ都市名」
先週は子供に付けるキラキラネームの話をしました。
最近、ニュースなどで耳にする都市名に違和感を感じ調べてみました。
聞きなれない都市名の元凶は、平成の大合併ですね。地方都市は慌てて合併をして、自己満足的に命名した。
地元福岡には宮若市という平成の大合併で生まれた市があります。
それ以前にこの街に行くために出来ていたICは若宮IC。人に説明するときに必ず「逆じゃない?」と聞き返される。
宮田町と若宮町が合併したのであるが、頭を取ってそのまま若宮とはせずに宮若にした。
都市の命名は、イメージ戦略と難読地名の回避の二つの理由があるが、権力争いからか「合併元の市町村名に入っている感じは使用しない」とわけのわからない規約を作った所もある。
福岡県の嘉麻市(かまし)は一見合成地名のようであるが、旧郡名の回帰した命名。
ただこの新しい名前を逆手にとって、釜飯を名物として売り込み、かま=おかまを利用しておすぎさんを呼んでの大々的イベントを開催している。
キラキラというか、一聞しただけでは何処にあるかわからないものがある。
さぬき市や南アルプス市はなんとなく場所が特定できるが、さくら市・みどり市・中央市などは想定もつかない。
さくら市は命名後に植樹をして桜を売り出す算段。
いなべ市も員弁と漢字にすればいいものをなぜわざわざひらがな表記にするのであろうか?
本当にひらがな表記は多い。さいたま市・うるま市・あわら市・つがる市・ひたちなか市・ゆたか市・・・・・。
どれも漢字で書いても簡単なものなのに???宛名を書くのも間が抜けるし、平仮名でいいか確認したくなる。
平成の大合併が生んだ弊害でしょうが、一見して場所がわかる地名にしてもらいたかったですね。

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