院長の辛口チェック!(過去log)
皆様のご要望にお答えいたしまして、NO.30からこちらのページにて過去のコラムをご覧いただけます。
第330号(平成22年1月25日掲載) |
「ヨウカン」 先日患者さんから「くろがねヨウカン」というものをいただきました。 聞いたことがないなあと思って裏書きをよく読んだら、スピナという新日鉄系列の会社が 製造していました。 新日鉄・・・・だから名称が「くろがね」・・・・なるほどですね。 ヨウカンというお菓子は日本を代表する和菓子ですが、もとは中国の羊の肉とレバーの スープのことを差したそうだ。 奈良時代に日本へ伝来?したというが、当時は仏教世界ですから、その教えに沿い肉食 が禁じられていたために、赤小豆・小麦粉・葛粉・山芋をすり合わせて、混ぜたものを作り ヨウカンと呼び始めたらしい。 このくろがねヨウカンの裏書きにも、品名:ヨウカン(あずき)と記されていた。 奈良時代のものでは、なかなか食し難いために後々は砂糖を添加して、ようやく今のよう なお菓子となった。 江戸時代になったら、このヨウカンの専門店が江戸に出来た。 庶民には手が出ないほどの高級品で、これを出された客人は手厚くもてなされていると 解釈されたが、絶対に食べてはいけなかったそうだ。 手をつけられなかったヨウカンは、次々と来る客人に使いまわしされ、ヨウカンは食べるも のではなく、もてなしの具合を測る手段であったという。 何とも、よだれが出るような時代ですね。 そういえば、岩手の方に美味しい栗ようかん?だったかありますよね。 普段は口にしないのですが、これはいくつも食べました。 包装も上品で、食べやすいように剥がせて、「高級」って感じでした。 東北地方へ行かれる方、絶対一度は食べるべきですよ! 「デンタルマロンちゃん」 安田先生の持ち馬である デンタルマロン(牝4歳) が中京競馬の準メイン・豊橋特別に 出走した。 前夜から電話・ネットでの販売はしていましたが、深夜の時点で1番人気〜3番人気を行っ たり来たり。 専門新聞では無印の馬が、どうしてだろうか?と不思議に思った。 私だけでなく、マロンちゃんを応援してくれている人たちから「何があった?いい情報ない? こんなに売れているのはおかしい・・・」という電話もありました。 日曜朝、早くに起きて新聞を見ても印はないが、単勝オッズは少し落ちていても4番人気。 レース直前には6番人気になったが、18頭立てのレースですから上位人気。 スタートはあまりよくなく、中盤よりやや前の方を内らち沿いに走り頑張った。 直線に向いたとこで、「行ける!」と思った瞬間から失速。 結果は13着でした。 勝った馬は4番人気、2着が13番人気、3着が15番人気。 想像はつくと思いますが、3連複で65万円、3連単なら302万円の大荒れでした。 マロンちゃんは、小倉で勝った後、前走新潟で17着で今回が13着でした。 規定で3回連続9着以降になれば、少しお休みをしないといけません。 これは馬主にとっては凄い痛手となります。 420キロの軽量馬ですから連闘は難しいので、少し間を開けて次のレースでしょう。 夏の小倉までに2勝目を挙げてくれることを祈っています。 *1月25日* 松山千春、レコードデビュー30周年記念日です。 若い方には縁がないかもしれませんが、一度アルバムを聴いてみてください。 |
第329号(平成22年1月18日掲載) |
「平成生まれの成人式」 10・11日は全国各地で成人の儀が行われた。 例年にならい、各地で馬鹿な成人たちが暴れまくったようだ。 以前は整然とした中で執り行われていたが、99年くらいから意味を履き違えた「未成人」 たちがここぞとばかり、好き勝手なことをしている。 過去仙台での成人式では、考古学者の吉村氏が怒鳴りあげた。 また高知でも橋本知事が注意をしたが、逆切れされて帰れコールまでされている。 今回もニュースで見たが、顔にモザイクを賭ける必要があるのか?成人の儀式であるから 当然責任を負わせるべきである。 市長の頭を扇子で叩こうとしたバカ者は「明日からは成人としてちゃんとやります」とほざい たらしい。ならば、今日からやれよ、アンポン!20歳にはなっているんだろうが、甘えるな! 一方、今はやりの「草食男子」なる生き物。 今回の成人のアンケートでは、54%の男性が自分は「草食男子」と認識しているとのこと。 この草食男子について、肯定的に考えている人は32%にも上る。 女子の方は12%の人が「肉食女子」と答えている。 恋愛については50%以上の男女が消極的という結果も出ている。 これでは恋愛は成り立たないですね。 現代の若者心理としては、おそらく「傷つきたくない」から告白も付き合いも奥手になってし まい、結果消極的な恋愛ということでしょう。 私は数少ない九州男児と言われています。ちょっと強すぎるかもしれません・・・・・。 でもあくまでも「肉食男子」いや「肉食中年」でいたいですね。 「ブザービート」 バスケットの経験がある人は耳にしたことがある言葉ですね。 バスケットは試合定刻終了時に「プファ〜ン」というホーンが鳴ります。 時間的には終わりですが、投げたボールは生きているという用語がこのブザービート。 ラグビーでは、最近はホーンが鳴りますが、プレーが切れるまでは続きます。 ペナルティが出ればさらに続行。 結局、ホーンが鳴ってもプレーは続き、そこで勝負は決まるということです。 高校大会決勝(ホーンは鳴らない)で、わが県代表の東福岡高校、試合終了間際に攻め 込まれていましたが、これで終了と勝手に解釈したのかダイレクトでタッチに蹴り出した。 レフリーはノーサイドの笛を吹かず試合続行。 点数差ほど力の差がなくナイスゲームでしたが、このワンプレーで王者としては後味の悪 い内容・印象となりました。 ラグビーの本質、スピリットを踏まえ、高校頂点に立つチームらしく最後まで一生懸命に プレーをして欲しかったですね。 プレッシャーがかかる試合で、連戦連戦の高レベルの試合、一時でも早く逃れたかったの かもしれないですが、本当に悔やまれるプレーとなりました。 さて、日常生活においてもブザービートってある気がしませんか? 諦めずに最後まで・・・・・・。言葉でわかっていても実際は難しいです。 ただ一度きりの人生、何歳でブザービートとなるのかはわかりませんが、諦めずに生きて いかないといけないでしょう。 |
第328号(平成22年1月11日掲載) |
「FOTH総会旅行」 毎年1月連休を利用して、勉強会(FOTH 会長:濱田法康)の旅行をしています。 この勉強会は、通常毎月第3土曜日に久留米で、19時から24時まで行っています。 いつも遅くまでやっているので、年1回はすべてを忘れて遊ぼう!ってことで、1泊2日を 楽しんでいます。 今年は北陸。朝早く福岡空港を発ち、小松空港へ。ここからレンタカーですが、雪は無く快 適なドライブでした。 建立から760年の永平寺に行き、寺の中をくまなく歩きました。階段が多く大変です。 写経や座禅を組み、精進料理をいただくというコースがあるらしいですが、我々は煩悩が 多く無理な話です。 そこを出て、三国でカニを食べましたが、ここでしか食べれないという「せいこ蟹」。 絶品です。小さいのでズワイとは違い濃厚な味でした。 それから自殺の名所東尋坊を散策。波が高く遊覧船には乗れませんでしたが、断崖絶壁は 凄いものがあります。 福田和子が自殺を考えたという場所ですが、見ているだけで引き込まれそうでした。 宿泊は質素にAPAホテル。酔っ払って寝るだけなので、ここは節約です。 魚屋がやっている居酒屋でたらふく食べ飲み、11時には戻ってホテル屋上の露天風呂を 満喫しました。 今回は予算が少し余ったので、金沢ー新大阪ー小倉は、初のグリーン車。 特急のグリーン車の方が新幹線より快適でした。 来年は「稚内」という案が有力。老いて歩けなくなる前に、行っとこうということですから、ま たまた珍道中でしょう。 それまでは勉強を一生懸命に頑張ります! 「七草」 正月7日は「人日の節句」で、古来から現在まで儀式がおこなわれる。 古来の儀式の中で食されたものが七草粥。 邪気を祓い万病を防ぐという効能を持つと言われている。 江戸時代に幕府が「五節句」の一つとして定めたのが今日まで続いているようだ。 正式な食べ方は、6日に材料をそろえる。そしてすべての材料をまな板の上に乗せて、包 丁やすりこぎなどで順番に(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ) 7回ずつ叩くということ。 翌日7日になったら、細かく刻まれた材料を早朝に粥に入れて食べる。 これが本当の七草粥である。 現在では七草粥セットと称されるものがスーパーに並んでいて、形ばかりの儀式となってい るようである。 もう過ぎてしまいましたが、来年の七草粥のときはこのような方法で伝統儀式を継承してみ てはいかがでしょうか? 趣きがあり、なかなかおつななものではないですか? |
第327号(平成22年1月1日掲載) |
「新年です」 気持ちを新たに頑張らないといけません。 年頭につき、何かの目標を立てましたか?私はさして大きな目標は立てずに、日々淡々と 過ごしたいと思います。 さて、正月といえば各地様々。 とくに食べ物に関してはかなり違いがあります。 今朝あなたが食べた雑煮に入っていたお餅は、丸型ですか?角型ですか? 一般的には関東は角餅、関西は丸餅といわれています。(どこが境界じゃ〜?) うちは勿論毎年丸餅。これは子供の頃からそうでした。正当な関西系ですね。 遊びでは「羽根つき」「駒回し」「すごろく」「福笑い」などがありますが、現在ではどれ一つ お目にかかることは無いです。昔は雑誌に必ず付録で付いていたよね! 子供のころに凧を買ってきて、新聞紙を切って足をつけていました。そして友人に持ってもら い広場を走って揚げていました。 ゲリラカイトという画期的な洋凧が登場したときは、子供ながらショックを受けました。 またお年玉をもらっても、初売りまでは使うことができなく、楽しい三ケ日が過ぎてほしくない 一方、早く使いたいという葛藤をしていました。 今年、小倉ではすべてのお店が元旦初売り・・・・・。俺は嫌だなあ、もっと「餓えたい」。 映画に行くのも楽しみでした。ゴジラ対ガメラとか、今のポケモンやドラえもんみたいなもので しょうが、楽しみにしていました。 ただ昔の映画は1本ではなく、2・3本が普通でしたから、怪獣映画2本とクレイジーキャッツ の喜劇などが併映されていました。 現代の子供たち、何をして過ごすのか?頼むからゲームオンリーとは言わないでくれ!!! 「ギャンブラー失格」 年末は我々ギャンブラーにとってはGWに匹敵するワクワク週間です。 まずは、23日の競艇賞金王決定戦。当日は休日ですが診療していましたので、子分の諸 藤先生にお願いして舟券を依頼しました。惨敗・・・・・・・・・・・・。松井よ、ここ一番は強いな。 そして得意の有馬記念。 一発勝負で1番から狙うも当たり負け。投資額が大きすぎて、本命の決着では分が悪い。 本田師匠にまでFAXを打ち「この馬券、あると思います♪」とまで書き、「当たったら、会長の 座を譲るわ」と相手にされなかったが、その通りに大負けでした。 ではでは、競輪グランプリで取り返そうと思い、伏見にすべてを賭けました。 競輪グランプリは初出場が勝つというジンクスを知っていながら、海老名は1着では買わず。 下手糞な車券で泣きを見ました。 そして救われたのは、大晦日のオートレースフェスタ。 行く気満々でしたが、降雪のため高速が通行止め。「こりゃギャンブルの神様が行っちゃあ いけん!」と言っているのだろうと思い、院長室の大掃除に専念。 いや専念したわけではなく、一宮競輪のF2に手を出した。これがまた間違い・・・・。 3レース1000円ずつ買うも当たらず、かすらずのため、川崎競輪に移動。(ここで止めない のがギャンブラー)“神は見放さず!!” 一応、年始のレースを打てるだけの回収はしました!実際ほっとした。 年始は2日に小倉高校ラグビーのOBとの麻雀から始まります。 3日は下関競艇の優勝戦に、競艇の師匠・高校の後輩(前出)の諸藤先生と参戦。 4日からは明るい顔で診療室にいれるはずです。 暗い顔をしていたら、何も聞かないでください。きっと2日から始まる小倉のナイター競輪で 取り戻すから・・・・・・・・・・・・・。(何という年末・年始だ・・・・・自分でも呆れます) ギャンブルで当たる過ぎると「病気→入院」の傾向があるため、ほどほどにしておきます。 |