4.「と117」の主張◆「ハッピーマンデー」編◆
2004/01/08 Thu.
何年前のことだっただろうか、「ハッピーマンデー」と称して、いくつかの祝日が特定の日付ではなく、その祝日を含む月の第2月曜日などに変わったのは。その一例が、来週の月曜日の「成人の日」である。以前、「成人の日」は1月15日であった。外には、10月の第2月曜日の「体育の日」(以前は10月10日)、そして昨年からは7月の第3月曜日の「海の日」(以前は7月20日)が加わった。
そもそも、「ハッピーマンデー」とは、連休を増やして旅行などのレクリエーションの機会を提供するために制定されたものだったと記憶しているが、そのためだけに祝日を安易に第○月曜に移動することに対し、「と117」は異議を唱えたい。「体育の日」が制定されたのは、1964年に東京でオリンピック大会が開催されたが、その開会式が10月10日だったからのはずである。これを無視して、「体育の日」を「ハッピーマンデー」の対象にしたのはいかがなものだろうか?「成人の日」の1月15日だって、なにかしらの所以があったはずだ。
このままでは、なぜ「体育の日」が祝日なのか知らない人が出現してしまうのではないか、というのは「と117」の杞憂だろうか。以前このサイトのどこかにも書いたことだが、祝日の名前すら知らない若者がいる時代である。
「祝日」の意義をしっかり考えることも必要ではないだろうか。