「スヌーピーバス」は、環境保護キャンペーンの一環として神奈川中央交通と江ノ島電鉄が導入したものです。
神奈川中央交通のスヌーピーバスは1997年9月から2003年8月まで、また江ノ島電鉄のスヌーピーバスは
1998年9月から2000年9月まで、それぞれ活躍していました。
・神奈川中央交通のスヌーピーバス Part 1
1997年9月に14台導入された第１期キャンペーンバスです。
写真のバスは、「と１１７」です。
湘南国際村を行く「と１１７」です。
（運転手さんの許可を得て撮影）
屋根の上には"SNOOPY"のロゴや★が描かれています。
写真のバスは「お６２」です。
ボディ後部（リア）には、大きくスヌーピーの顔が描かれています。
写真のバスは「よ１１３」です。
・神奈川中央交通のスヌーピーバス Part 2
神奈川中央交通では、1998年4月より環境保護第２期キャンペーンを開始し、これに合わせてスヌーピーバスを26台増車しました。第２期キャンペーンバスでは、キャラクターのイラストが2種類用意されました。また、第１期キャンペーンバスよりもボディーのブルーが明るい色調になっています。
Ａタイプ（モチーフが木）
「Ａタイプ」のバスでは、キャラクターの笑顔が木々の中心に描かれています。写真のバスは、「お９４」です。
写真のバスは「と２３」です。
正面から見ると、第１期キャンペーンバスとほぼ同じです。
「Ａタイプ」バスのドアがある側面です。窓の下に描かれているキャラクターは左から、ウッドストック（ほとんど見えませんが）・スヌーピー・チャーリーブラウン・サリー・ペパーミントパティ・スパイクです。
写真のバスは「と２３」です。
木に描かれているキャラクターは左から順に、
ライナス・マーシー・シュローダー・ルーシーです。
Ｂタイプ（モチーフがひまわり）
「Ｂタイプ」のバスでは、キャラクターの笑顔がひまわりの花の中心に描かれています。写真のバスは、「と３２」です。
こちらの写真の方が、花のイラストが見やすいでしょうか。花に描かれているキャラクターは左から順に、シュローダー・ペパーミントパティ・サリー・マーシーです。
「Ｂタイプ」のバスをドアのある側面から撮った写真です。イラストが「Ａタイプ」とは異なり、ルーシーやライナスが描かれています。
写真のバスは「よ５９」です。
・江ノ島電鉄のスヌーピーバス
江ノ島電鉄のスヌーピーバスは1998年9月に3台導入されました。従来のバスを明るいグリーンに塗り替えての誕生です。
デザインは神奈川中央交通の「Ｂタイプ」とほぼ同じですが、ひまわりの花の色使いや一部のイラストに違いが見られます。
写真のバスは「２６７」です。
神奈川中央交通のスヌーピーバスと同様、屋根の上には"SNOOPY"のロゴが大きく描かれました。
リアいっぱいにスヌーピーの顔が描かれているのも共通点ですね。違いは、屋根の★の有無くらいでしょう。
ドアのある側のデザインは、神奈川中央交通の「Ａタイプ｣と「Ｂタイプ」を足して2で割ったような感じです。
こちらは藤沢駅前で発車を待つ「５３２」です。出口のドアには、ウッドストックのイラストが貼られています。
正面の行先表示部左側にはスヌーピーの顔、右側にはウッドストックがそれぞれアクセントを添えています。
・スヌーピーバス（番外編）
こちらは、青森市交通局の「スヌーピーバス」です。
地元の銀行がイメージキャラクターにスヌーピーを起用しており、
このバスはその銀行の「走る広告」として活躍しています。
（1999年8月撮影）