「たちかわ水辺の楽校」 −ただいま準備中−
  水辺はこどもたちを夢中にします。道路に水溜りがあればバシャバシャと入り、小石を投げて泥んこになって遊びます。 こどもたちは流れている川の水や水辺に生息している動物や植物、はたまた石ころや泥といったものまでも遊びの相手にします。 その遊びの中で、自然の神秘に満ちみちた不思議な力に出会ったとき、子供たちは目を輝かせ確かな感動と喜びを覚えます。 子どもたちにとって川はワンダーワールドです。川は貴重な自然体験の場であり、生き物を大切にする優しい心と、強くたくましく生き抜く強い心身を養う最適の学習の場です。

  国土交通省は、近年、河川の有効活用と地域に根付いた管理を提唱しております。
平成9年度には河川法の一部が改定され、今までの治水、利水に加え河川環境の整備と保全について明文化されました。これによると
    1.河川整備、河川管理における市民団体との連携
    2.河川を活かした環境教育、自然体験活動の推進
が強く押し出されております。
また、平成13年度には「多摩川水系河川整備計画」の策定と「多摩川河川環境管理計画」が改定され、その主なものは、万年橋から東京湾までの区間を5つの管理ゾーンに区分けされ8つの機能空間を設定されたことです。

  立川市を流れる多摩川(約3km)は、自然保全ゾーンとして、レクレーション・運動空間、文教空間、情操空間、生態系保持空間に指定されております。
現在この場所は、レクレーションや運動広場としての活用はされているものの、文教空間や情操空間としての活用は、殆どされておりません。
河原を歩いてみると、川原は荒れ放題、散策路がなく、水際へのアプローチが難しく安全面の配慮がなされていないことに気づきます。

  この場所に水草が生える小川を引き、湾処を作り、バッタを追いかける原っぱ、散策路や木陰などを作れば、素晴らしい水辺の空間(水辺の楽校)になり、学校の総合的学習時間での環境体験学習をはじめ、自然観察など市民に親しまれる河原となるでしょう。

私は、国土交通省が全国展開している「水辺の楽校」を立川に創り、21世紀の子供たちに贈りたいと、立川かんきょう市民の会が母体となり、市民や市民団体、自治会、学校関係者などをメンバーに「たちかわ水辺の楽校推進協議会」を設立し関係行政機関と協働で活動をスタートしました。

「たちかわ水辺の楽校」候補地
期日 活 動 内 容
4月 ・4/15 準備協議会立ち上げ総会
     講演会
5月 ・5/27 多摩川探検隊T 多摩川河川敷の清掃と野草の天ぷら
6月 ・6/10、6/11立川環境フェア出典
・水辺の楽校視察(あきしま)
・準備協議会ワークショップ
7月 ・7/22、7/23 多摩川探検隊U 小菅多摩川源流探検
8月 ・ワークショップ
・8/5 多摩川探検隊V ダムと発電所の見学
・8/18多摩川探検隊W 水辺の生き物と遊ぶ
9月 ・9/19 多摩川探検隊X 古代のロマン発見(化石堀)
10月 ・ワークショップ
・水辺の楽校視察(ふっさ)
11月 ・    
12月 ・多摩川探検隊Y 野鳥観察
・ワークショップ
・水辺の楽校視察(こまえ)
1月 ・    
2月 ・ワークショップ
3月 ・シンポジューム
平成18年度活動概要
詳細は後日イベント情報でお知らせします
年度 会の名称 活動方針
平成18年度 たちかわ水辺の楽校
 推進協議会
・たちかわ水辺の楽校推進協議会設立
・市民意識の高揚
・水辺の楽校の調査研究
・イベントの実施
・活動拠点の確保
平成19年度 ・イベントの推進
・財政基盤の確立
・水辺の楽校の調査研究
平成20年度 ・イベントの推進
・財政基盤の確立
・水辺の楽校の調査研究のまとめと整備申請
・たちかわ水辺の楽校の運営体制の準備
平成21年度 たちかわ水辺の楽校
運営協議会
たちかわ水辺の楽校開校

たちかわ水辺の楽校設立までの基本作業

たちかわ水辺の楽校推進協議会設立