No.8 「影なき狙撃者」 ’68/05/25
浪花節の好きな、プレイボーイってとこかな」

― 元レーサー一家を守る為、風間が命掛けでレースに出場

麻薬密輸から足を洗おうとした、レーサーの杉田が、
組織から命を狙われ、ボスの秘書キャシーと共謀して、
取引現場を銃撃、金と麻薬を奪い逃走する。
杉田は、かつての恋敵、元レーサー宮永を身代わりにして、
高飛び計画を立て、キャシーが宮永の息子を誘拐した。
キャシーの罠にはまり、宮永の妻さゆりの浮気相手に仕立てられた風間は、
名誉挽回と、捜査を開始しするが、宮永親子とホテルに監禁されてしまう。
村岡室長から、キャシーの捜索依頼を受けた黒木たちは、
さゆりと組織のボス・古賀、キャシー、杉田の関係を知り、
捜査を開始、古賀の車を追跡する。
宮永親子の命と引き換えに、レースに出場した風間、
その車を狙う古賀らを、間一髪!黒木が倒し、
ホテルに潜入した啓子は、杉田とキャシーをやっつけ、
宮永親子を救出、風間もレースに優勝、事件は無事解決した。


スタッフ プロデューサー 近藤照男 坪井久智
監 督 島津昇一 脚 本 池田雄一
撮 影 山沢義一 照 明 酒井信雄
録 音 岩田広一 編 集 香園 稔
美 術 北郷久典 衣 装 大塚キミ子
記 録 中野春代 助監督 島崎貴美男
擬 斗 日尾孝司 音 楽 菊地俊輔
進行主任 吉村晴夫 現 像 東映化学工業(株)
協 力 瀧レーシングオーガニゼーション

キャスト 黒木鉄也 津川啓子 谷口ユミ 風間洋介 村岡室長(声のみ)
ナレーション:芥川隆行

ゲスト 早川 保 睦 五朗 小笠原弘 宮口二郎 ダイトウ良 都 健二
高月 忠 岩本多代 吉田豊明 キャシィ・ホーラン、霞 涼二、他




プロフェッショナル キイハンター
≪赤いシグナル≫


未再放送の為、内容不明

ストーリー ―
 港に着いたカーフェリーから、一台の車が地下駐車場へ入って来る。レーサーの杉田が車から降り、バンパーを開け麻薬を取り出し、待ち構えていた二人の男に渡す。杉田は、男の一人、密輸組織のボス・古賀に、5年間言うとおりにしてきたが、もう運び屋は辞めさせてもらうと言い、去る。部下が引き止めるが、ボスは、レーサーとしての活躍を祈っていると見送りってから、レースには事故がつきものだろうと、言った。サーキットを疾走する杉田の乗ったレースカーを、ライフルの照準が狙う。銃声と共に、車はけたたましい音立ててコースアウトし、止まった。杉田は、フロントガラスの弾痕を、驚きの表情で見つめていた。

                           「影なき狙撃者」

 その夜、ホテルの一室で、杉田は、古賀社長の秘書キャシーに、組織が自分を消す気だと聞き、キャシーと手を組み逃亡計画を立てる。キャシーは麻薬取引の日時と場所を聞き出し、取引現場を銃撃、車で待機した杉田が、現場から麻薬と現金を奪い走り去った。古賀と部下は、秘書のキャシーに裏切られた事を知り、誰か手を貸している人物がいると、キャシーの行方を探る。
 銃撃事件の新聞を読みながら、バーのカウンターで呑んでいた風間は、マスターから、ボーイハントに来る女性が多いので有名な店だと週刊誌を見せられ、その気になって、人待ち顔の女性客にカクテルを注文するが、女性は、入って来た男性と出て行ってしまう。がっかりする風間の前に、突然、金髪美人が現れ、風間は、ルンルン気分、誘われるままハシゴ酒。急に酔いがまわり意識を失い、翌朝目が覚めると、風間は上半身裸でベッドの中、時計を見て隣で眠る女性に声を掛け、ふと見ると、女性の髪は黒髪だった。異変に気づき、慌ててベットから抜け出して服を着るが、焦って植木蜂を落し、女は目を覚まし叫び声をあげた。慌てる風間は、訳がわからず、しどろもどろ。女の夫が帰って来くると、着替え途中の風間を見て、妻に浮気を問い詰めるが、子供部屋の息子の姿が消えているのを知り、妻を責める。息子を探し、「修一!」と名を呼び続ける妻を、夫が殴りつけるのを見て、風間は、誤解ですと、止めに入るが、パンチを食らいソファーに倒れこむ。出て行け!と、男は家族写真を床に投げ捨て、妻は泣き崩れ、風間はソファーで、言葉もなく二人を見ていた。キャシーは、幼稚園から帰る秀一を呼び止めて、お家まで送ってあげるわと、スポーツカーに乗せ連れ去った。
 女を連れて黒木の部屋へ戻った風間に、ユミが、運勢最悪の日に、週刊誌を真に受け調子に乗るからだと、お説教。黒木が、昨夜の出来事を女に聞くと、女は、金髪の外人女性が宮永さんに話があると尋ねて来て、お茶を出そうとしてスプレーを吹きかけられ気を失い、目が覚めたら風間とベッドにいたと話す。思わず、罠だ!と口走った風間だったが、誰が何の為に仕組んだのかと黒木に聞かれ、首を振り黙り込む。女の夫が元レーサーと聞き、ユミが、惜しまれつつ引退したレーサー宮永研一の名前を言う。女は、宮永の妻さなえで、宮永は、子供の為に危険なレーサーを引退し、車のセールスをしていた。黒木に女性の特徴を聞かれ、風間が、説明しながらニヤけて鼻の下を伸ばすと、ユミが頬をムギュッ!と摘み上げた。そこへ、宮永に会いに行った啓子が、戻って来た。さゆりに、宮永には会えず、家具は売られ部屋はからっぽだったと言って、啓子が、だた一つ残っていた封筒を渡すと、さゆりは、中に入っていた離婚届を取り出し、手紙を読み泣き崩れた。手紙には、信じられなくなった、息子と二人で静かに暮らす、もう会う事も無いだろう、と書かれていた。風間は、さゆりに、名誉挽回だ、必ず宮永さんを見つけ誤解を解くと言い、部屋を出て行った。
 昨夜のバーにやって来た風間が、マスターに金髪女の事を訪ねると、同じ女を探している男、古賀の部下を紹介され、案内されるまま、駐車場の車に乗り込もうすると、背後からいきなり殴られ後部シートで気を失った。突然、何処からか銃弾が飛んできて、物陰に隠れた部下の目の前を、何者かが車を奪い走り去った。古賀商事に戻った部下は、車を奪ったのはキャシーと手を組んだ杉田だと報告する。古賀が、杉田は明日の決勝レースに出場する、今度こそ失敗するなと言うと、部下も、レースに事故はつきものと、言った。
 黒木の部屋で、連絡のない風間を待つ黒木、啓子、さゆりの元に、ユミが村岡からの速達を持って来る。中に入っていたソノシートには、金髪の女性の写真が貼られていた。黒木がさゆりに見せると、それは昨夜の女だった。ソノシートをかけると、村岡の声で、「女は、キャシー・フォーラム。倉庫街の銃撃戦の捜査で、麻薬の密輸をしていた古賀商事が浮かび、男と行方をくらました秘書のキャシーを追っている社長の古賀を泳がせているので、女を捕まえて欲しい」と言う捜査依頼だった。突然、グラスを落とす、さゆり。古賀はさゆりの伯父で、5年前、古賀が勧める杉田の縁談を断り、宮永と駆け落ち同然で結婚したと話すと、やっと糸が繋がったと、黒木は言った。ユミが、レーサー杉田丈二を思い出し、杉田が夫の友人だったと聞いた啓子は、杉田が宮永を恨んでいるかも知れないと言うと、5年も昔の事だと言う、さゆり。黒木は、共犯の男がいると、確信したように頷いた。
 真夜中の雨の高速道路を走る車、意識を取り戻した風間が、運転している男に誰だと聞くと、杉田が、キャシーとお前が会っていたことがばれると、計画が水の泡になると、車を走らせた。何を企んでいるのかと聞く風間に、今に解かると、雨の高速を西へ向う。夜が明け、ホテルマウント富士へ到着、風間は銃を突きつけられ455室へ。そこには、宮永と、キャシーに見張られ宮永の息子が監禁されていた。宮永は、風間に誤解を詫び、息子を人質にとられ監禁され、杉田に指図されるまま、引越し、離婚届に判を押したことを、打ち明けた。今でも杉田を親友だと思っている、金が欲しいなら出来るだけの事はする、子供だけは助けて欲しいと言う宮永に、杉田は、金はあると一億の金が入ったケースと麻薬の入ったバックを見せ、宮永を殴った。
 黒木は、啓子とさゆりを乗せ、古賀の車を追い高速を西へと向っていた。啓子が、古賀の目的はなんなのかと言うと、さゆりが、杉田が出場する富士スピードウェイ全日本カップレースの決勝が、明日あることを話す。黒木が、狙いはそれだと確信すると、杉田が自分たちに復讐しているのかと、さゆりが聞く。それもあるだろうが・・・と黒木は言い、黙って車を走らせた。。
 杉田に目的はなんだと迫る宮永。一方、風間は、黒木の連絡先を書いたメモを紙飛行機にして飛ばすが、ちりとりの中へ。「馬鹿余計な事しやがって!」と、再度、サンドイッチを持ってきたルームサービスのワゴンにメモを忍ばせるが床へ落ちたところを杉田に見つかる。生きを飲む風間。拾おうとした杉田が、キャシーの声に気づき、いそいで奥の部屋へ入ると、風間はメモを回収した。宮永も修一の部屋へ入ろうとするが、杉田は、修一を押さえ銃を突きつけ、宮永は引き下がった。
 意味がわからない拷問の真似はやめてくれと言う宮永に、杉田は、さゆりの伯父・古賀が麻薬の密輸をしていること、自分が、さゆりとの結婚を条件に密売を手伝わされ、宮永と結婚した後も、利用され泥沼にはまった事を話した。負け犬と宮永に言われ、杉田は、自分の顔のマスクを取り出し、息子の命と引き換えに、それを被リ負け犬になってレースに出場するよう迫った。5年間ものブランクがあると宮永が言っても、お前には勝った事が無い、3周も走れば勘を取り戻せるという杉田に、風間が、宮永を身代わりに古賀に狙わせ、高飛びするつもりだったのかと、杉田に殴りかかった。物音にキャシーが部屋から拳銃を構えて顔を出し、手を止めた風間を杉田が殴る。マスクを被り、出かけようとする宮永。風間はとっさに、杉田の上着から銃を奪い、撃った。足を撃たれ倒れた宮永を抱き起こし、レースに出場させたくなかったと謝る風間に、杉田が、キャシーの銃を突きつけ、それなら皆殺しにしてずらかると言った。風間も銃を杉田に突きつけ、宮永さん親子を助けて欲しい、国際A級ライセンスを持つ自分が宮永の代わりに運転する、それとも相打ちで死ぬかと、迫る。杉田が承知し、風間は、マスクを手に、宮永に何かあれば警察に駆け込むと言い、レース場へ向った。レーススタート!杉田のマスクをつけた風間は、ポルシェに乗って走り出した。
 キャシーが戻ると、杉田は宮永に、組織がタイヤを打ち抜けば、車が吹っ飛び、ダッシュボードの火薬が死体を黒焦げにしてくれると言った。宮永は、足の痛みをこらえ、レースを見つめる。
 古賀の車が、レース場裏の駐車場を通り過ぎ、林の奥へと入って行くのを見て、黒木は駐車場に車を止め、さゆりを車に残し、啓子には無線機を持たせピットへ向わせ、古賀たちを追って駆け出した。
 ホテルの部屋に、風間に頼まれたボーイが来て宮永の無事を確認すると、杉田に追い立てられ帰っていった。ピットインした風間に、スタッフが、宮永は無事だが、黒木は連絡つかないと伝えると、横から啓子が、宮永さん!と声をかける。風間が、マスクをはずすと驚く啓子。風間は笑いながら、宮永親子の居場所を伝え救出を頼む。啓子は、無線機を渡すと、杉田のマスクを手に、ホテルへ向かった。風間が黒木を呼び出し、レース中の車の中だと伝えると、黒木は、古賀たちが狙っている、第6コーナーに気をつけろと言う。古賀を探がす黒木、古賀と部下は銃を構え狙撃チャンスをうかがっていた。ホテルの従業員に変装した啓子は、杉田たちの部屋の宮永と修一の無事を確認し、防犯ベルの工事を始めた。
 魔の第6コーナーに差し掛かった風間が、まだ捕まらないのと言うと、古賀達を発見した黒木は、間一髪!部下を倒し、拳銃を手に迫る古賀にコイン投げで反撃!古賀を倒す。黒木が、安心してレースをするように言うと、優勝したらお給料上げてね!と調子に乗る風間を、一喝!風間は、慌てて、無線に頭を下げた。
 啓子は、取り付けを終え、確認の為と防犯ベルを鳴らすと、寄って来た杉田が油断した隙に、スパナで一撃!杉田を殴り倒し、宮永に笑顔を見せた。そのころ、サーキットでは、風間が、見事トップでゴールイン!
 キャシーが修一を見張っている部屋に、入って来た杉田に、キャシーが銃を渡すと、宮永がマスクをはずした。驚くキャシーに、啓子が、宮永から受け取った拳銃を突きつけ、宮永は修一を抱き上げた。
 ホテルの玄関で、負傷した宮永が付き添われ、修一と車に乗り込み、さゆりは黒木たちに礼を言って去っていった。名誉回復し風間も、ご機嫌!宮永一家を乗せた車を見送ると、黒木が、どうせ来たんだから温泉でも泊まって行こうと言うと、大喜びの啓子と風間。ガールハントに良い温泉があると、黒木が、風間にパンフレットを見せると、もう勘弁してくださ〜いと、逃げ出し泣き真似する風間だったが、お前のお陰で事件が解決したと言われ、得意気に、そうです!そうです!と、胸を張リ戻ってくる。啓子が、”何言ってんの、ピンボケ!”と突っつくと、”ピンボケで悪かったわね!”と、口をへの字にした風間に、黒木も啓子も大笑い。


 Tik局長の感想記 ―

キイハンターの台詞はクールで、オシャレで、カッコイイ!そして愉快?!
局長の感想と、セリフと一緒にまとめてみました。
セリフ・・・・黒木鉄也津川啓子谷口ユミ間洋介
村岡室長
(声のみ)島竜彦・・・今回お休み)
今回は、風間大奮闘!金髪髪美人とデートして二枚目気分、ベッドで逞しい胸を披露するも、殴られ監禁され、名誉挽回と命がけのレーサーで決めた筈が、”ピンボケ”と啓子に呼ばれ、3枚目に逆戻り。黒木は、ガウン姿のリラックスムードで登場するが、空手とコイン投げの技で敵を倒して、ボスの貫禄を見せ付ける。啓子は、単身人質救出に向かい、スゴ腕を披露し、ユミは、調子に乗った風間にお灸をすえ、抜群の記憶力も披露する。村岡はソノシートの声のみの出演。島ちゃんは、次回までお休みです。
バー & ネオン街
 街角で買った新聞をバーのカウンター読む風間「夜明けの倉庫街で拳銃戦、麻薬組織の仲間割れと見られる。どうせ狙うんならカワイコちゃんのハートを一発!」カウンターの中からマスターがまあこちら様でしたら百発百中でしょう?「でも、狙う的が無くちゃねぇ〜」あら〜、あっ、じゃ、あの、これご覧になりました?渡された、週刊誌(週刊ロマンス)の記事を読む「たぬき小路のバー”R”は、プレイガール達がカッコイイ男性をハントする店として有名。きみがプレイボーイだったら、一度はハントされに行ってみたら、ほう〜」こちらねえ、ご婦人のお客様も多いのよ「へえー」一人で飲んでいる女性を見つけ、マスターとひそひそ話、1000円札を挟んでマスターに週刊誌を渡す風間の視線は、既に女性に釘付け、つまみも、すんなり口に入らない。こちらのお客様からと、マスターがカクテルグラスを出すと、女性は振り向きあら〜とニッコリ。「いやー、これは、これは」と手を差し出した風間を無視し「ごめん、ごめん、待たしちゃって」とドアを開けた男性と、出て行ってしまう。「あら、あら、あら、やあねえ〜」ばつが悪そうにマスターと顔を見合わせ、苦笑い。風間は、マスターを叩く真似。カクテルグラスを風間にさし出しどうします?「どうするったって・・・」「頂いてもいい?」と、金髪女性キャシーがカクテルグラスを取る。嬉しいサプライズに「これは、これは、プリーーズ!さっ、どうぞ、どうぞ、どうぞ」風間は、あんぐり口を開けて見ていたマスターに肘打ち、キャシーを隣の席へ。「フフフ、もし君がプレイボーイだったら・・・」思わず笑いがこみ上げる風間。「うん?「いえ、いえ、ここんところ仕事がお忙しくってね〜、お酒呑むの久しぶりなの。」キャシーにウィンクされ、どっきり、ぎこちなくウィンクを返す風間に「付き合ってくださる?「イ、イ、イ、イエーース、イエス!オフコーース!!」と、上ずった声で返事をして、二人夜の街へ。店の奥の席で、手を絡ませカクテルを飲む二人は、いいムード。「この素晴らしい夜の為に!」健康の為に!」2軒目は、おでこを合わせて大接近!ビールのジョッキーで乾杯する。3軒目の店では、ブランデー。風間は、煙草片手にグラスを掲げニッコリ笑うキャシーを見ていたが、たまらなく瞼が重くなって眠りに落ちた。マスターの誘いに乗って、カクテルを注文したものの、見事に振られる風間君。マスターとコントしているような、コミカルな表情が笑えます。振って沸いたような金髪美人とのラッキーな出会いに、ふられたショックもどこへやら、恋人気分のデートは夢のような一時。ハシゴ酒する風間君、二枚目気取りでデレデレ状態、鼻の下が伸びっぱなしだが、そんな上手い話ある訳ない!?天国の次は地獄とも知らず、なんとも幸せそうな顔。(笑)
目覚めた、宮永の家
 ベッドの中、上半身裸で夢を見ていた風間が目を覚ます。胸のメダルが、セクシー!「フフフフ、ウ〜ン、もう陽が高いようよ。」隣の女性を起こし、ふと見ると、隣に黒髪の女性!?昨夜の金髪女性を思い出し、異変に気づく。「あ〜っ、あらあらあら・・・」ベッドを抜け出て、首を傾げ女を見ながら、ネクタイがついたままのシャツを着て、ズボンを穿く。なんと言う着替えの速さ!上着を取り上げ植木鉢落とし、割れた音に女が目を覚ます。「あ〜っ!」女が、叫び声をあげると、慌てて自分の口を塞ぐやら、人差し指で「しーっ」あなた、いったい、誰?「ああの、その、オフ・コース、カチン、チューでしょ?!(しどろもどろ、乾杯してグラス飲み干す真似)それであの・・・あなた、だれ?」訳がわからず聞き返す風間に「何ですって!」その時、ドアが開き夫が帰って来る。着替え途中の風間はカーテンに隠れるが、夫には一目瞭然、妻の浮気現場に遭遇したと、女の襟首を掴んで迫る。「さゆり、いったいこれはどうゆう事何だ、俺の留守に・・・」首を振って何も言えず泣き崩れる女。夫が子供部屋をみると、息子の姿が見当たら無い。「修一は?!」夫に言われ、驚いて部屋を見て「修一!修一!」と、息子の名を呼び探す女。状況が全く読めず「どうなってんのかな、これは?」ベルトを締めながら首をかしげる、風間。「修一!修一は!」呼び続ける女。ドサクサに紛れ「どうも・・・」と、帰ろうとするが「馬鹿!」と女を殴り続ける夫を、止めに入る「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!誤解です!これは、大変な誤解なんです!お、奥さんと僕は、何も・・・」このぉ〜!」強烈パンチを食らいソファーに倒れ「キョウ〜レツな誤解です」と、顎をさする風間。「出て行け!二人とも出ていけ!」「あなた〜〜」泣き崩れる女に「行け!」と言って、男は家族写真の入った写真立てを投げ捨て、風間は、身動きできず、二人を見つめていた。ドタバタ騒ぎに巻き込まれた風間だが、胸のペンダントがセクシー!焦って口に手をやる仕草も、キュン!(爆)
黒木の部屋
 黒木の部屋、奥のソファーで小さくなっている風間に、ユミがお説教。「こんな記事に誘われて、のこのこ行ったりするからよ!」「面目ありません・・・」頭下げ益々小さくなる風間に、ユミが週刊誌の占いを読む「いいこと、今週の君の運勢、一月生まれの君は、最悪の運勢。すること成す事、裏目裏目、まるでついてない一週間。ソファーで寝ていた黒木が、ガウン姿の身体を起こし「いや、風間はついてないでも済まされますけどね、奥さんにとっちゃあ・・・昨夜の事話してくれませんか?」はい、あの女がやってきたのは8時ごろ、子供を寝かしつけて間もなくでした。【回想シーン:子供部屋で寝かしつけると、ピンポンとチャイムが鳴る。ドアを開けると「宮永さんのお宅ですね?」「ええ、そうですが」キャシーが宮永さんに是非お話ししたい事があると書いたメモを見せる。「主人が何か?」「でも、ちょっとここで「あっ、どうぞお入りください。取り散らかっておりますけど」「どうも」と、居間のソファーに座るキャシー「あの、ちょっとお待ちください」キャシーは飾られた沢山さんのトロフィーを見る「お待たせしました」「センキュー」お茶を出そうとするさゆりに、煙草を吸おうと出したライターを向ける。煙が出て、さゆりは気を失いソファーに倒れこむ それっきり、何もわからなくなってしまって、目が覚めるてみると、ベッドのわきに、あちらの方が・・・」「罠だ!罠なんだ!」「誰が、何の為に仕組んだ罠なんだ。「・・・」口をとんがらせ、ただ首を振る。「何か心当たりは?」全然。「御主人のご職業は?」レーサーでした。「ほう。」「じゃあ宮永研一!グランプリ優勝を最後に、惜しまれながら引退した。」子供の為でした。修一の為に、危険な仕事から足を洗おうって言って、今は車のセールスをやっております。」「女の特徴は?」反省中の風間が、しょぼんとして「特徴ですか?そう・・・金髪なんですよ。で、し、身長が・・・そうですねぇ〜170ぐらいありましたかねぇ、僕よりちょっとちいちゃいんですよ。(元気になって来て・・・)あの〜、オッパイガねぇ〜、100?そんなには無かったかな〜、95ぐらいありましたかねぇ、おしりが93ぐらいあるんですよ、(思い出して、笑顔になって)ぴしぴしっと締まってて、なかなか良い女なんですよ。エッへへへ・・・」鼻の下が伸びた風間の頬を、ユミが摘み上げる。「アッ〜(痛〜!)」ユミちゃん思いっきりつねってます!(笑)
 啓子が帰ってくる。
「宮永さん会ってくれたか?」「ええ、それが・・・」「すみません、あたしの為に」「とんでもない、うちのピンボケが悪いんですから」まるで、自分の”て○しゅ”のような言い方!?宮永は?」「家は空っぽ、家財道具は、全部、古道具屋に売り払って。」「何ですって」「残ってたのは、手紙が一通」ハンドバックから、封筒を出し渡すと、さゆりは、離婚届と手紙を読み、テーブルに置いた。離婚届を確認し、ムッとするユミ。啓子と黒木が手紙を見ると・・・『(宮永の声で・・・)さゆり、君の印鑑を押して区役所へ出してくれ、愛したお前に裏切られて、私は何もかもが信じられなくなった。いや、信じられるのは子供。息子の修一と二人で、何処か遠い土地に行って暮らそうと思う。もう二度とお前の前に姿を表わすことも無いだろう。』風間は、泣き崩れるさゆりの側に、そっと近寄り「奥さん名誉挽回だ、必ず宮永さんを見つけてだして、誤解を解いてきます。」と、部屋を出る。
キイハンターは、ウーマンリブ(古きこの時代の言葉)、女性強し!ガウン姿の黒木は、朝寝坊?!ユミちゃんに完全に締められ、啓子には”ピンボケ”と呼ばれ、黒木の質問には、スケベ根性丸出しの、ダメダメ風間君!さゆりには、マジで誓ったものの、イメージアップには、ダメージが大きすぎ?!
昨夜のバー & 駐車場
 昨夜のバーのカウンターに座った風間に、おかまっぽいマスターが「まあ〜、いらっしゃい。どうしました?あれから。」と笑顔で聞く。頭を抱え「どうもこうも無いよ。」「まあ、飛ばしすぎて事故ですか?」「あの女良く来るの?」ええ、時々よ。「何処の女か知らないかな?」まぁ〜御執心ねぇ〜。あっ、そう言えばね、あのお客様も」と、マスターが、テーブル席の客の所へ話に行く。早速、手に包帯を巻いた古賀の部下が隣の席に来て「あなたもあの女をお探しですか?「ええ」昨夜ここを出て何処へ行かれました?「ええ、何軒かはしごして飲んだり踊ったり、そして気がついて見ると・・・、しかし、あなたは、何故あの女を?」あっ、ここじゃなんだ。私どもへ、おいで願えませんか?「是非」風間は、男について、地下駐車場へ。「どうぞ」と、男が後部シートのドアを開け、「どうも乗り込む風間の背後から、いきなり男が殴りかかる「ああっ、ついてねぇ〜」シートに倒れ気を失う。見事、ユミの占い的中!運勢最悪!倒れるときの、最悪の表情が見ものです。(笑)
 夜更けの、黒木の部屋
 啓子が、ブランデーグラスを手に「あーもうこんな時間よ、いったい何処行っちゃったのかしらうちのプレイボーイは」黒木は相変わらずガウン姿で、グラスを片手にダーツ投げ「栄誉挽回を焦って、オラッ!(気合い入れて、ダーツを投げる)又、なんか企んでるんじゃないのかな?」ユミが入ってく来て「速達!」と、封筒を黒木に渡す。「又、事件の依頼?「とんだ的外れだね。(封筒の中から、取り出した写真つきのソノシートを、さゆりに見せ)この女ご存知ですか?」「あっ、この女です。家に尋ねてきたのは!」ソノシートをコンパクト(当時としては!)レコード・プレーヤーにかける。『キャシーフォーラム、23歳、古賀商事の社長秘書。倉庫街の拳銃戦は、新聞でご承知だね。あの事件を探っているうちに、古賀商事が、裏で麻薬密輸をしている事実が浮かんできた。この女は古河を裏切り、一億円の現金と、一億円に相当するヘロインを携帯して、国内のどっかに潜伏している模様。共犯の男が一人いると推定される。古賀たちは躍起になって追っている。作戦上やつらを泳がせてある。至急、追跡の任に当たられたい。』黒木が封筒の中から古賀の写真を取り出し見ていると、さゆりのグラスが手から落ち割れた。「どうなさったんですか、奥さん?(さゆりの異変に気づき)古賀をご存知なんですね!」伯父です。」「伯父さん?」「やっと糸が繋がってきた。」「でも、もう五年も会っておりません。伯父の反対を押し切って、駆け落ち同然に宮永と一緒になったんです。」「伯父さんとしては、あなたを他の人と結婚させたかった。」「ええ、やはり、レーサーで杉田さんていう「杉田って言うと・・・うーん、杉田丈二ね。」宮永とも友達でした。「じゃ杉田は、あなたを奪った宮永さんを恨んでるかもしれないわね。」そんな・・・五年も昔の事ですわ。「共犯の男が一人いると推定される」黒木が、頷く。 村岡の依頼は、キャシーがくるくる回るソノシート。なかなか手が込んでいて、お洒落!レコードか?ソノシートか?とにかく時代を感じる仕掛けです。事件捜査に向け、引き締まってくるボス・黒木の表情、クール!
車の中 & ホテルマウント富士
 ワイパーの音、雨の中を走る車の中、「あっ、ああ」風間が目を覚ますと気がついたようだね」運転中の杉田がバックミラーを見て、声を掛ける「どなたあなた?何処走ってんのよ。」東海道を西へ真直ぐだ。あんたが宮永の女房と寝てたって事、さっきの男に知られると俺の計画が水の泡になるんでね。まあ、お供願おうって分けだ。「女を使って、あんたが仕組んだ罠だったの?宮永さん夫婦を別れさせて、いったい何を企んでるんだい。」今に解かる。おとなしくついてくればいい。」傷む首筋をなでる風間。一夜明け、雨が上がり、車はホテル、マウント富士へ到着。杉田は腕を包帯で吊り、奥に拳銃を隠し風間に突きつけ、フロントへ。「お帰りなさいませ」「455室」「はい、どうぞ風間が鍵を受け取ると、455室に連れ込まれた。ソファーに座った男性を見て「宮永さん!」あなたは・・・「なんとか、あなたに、身の潔白を証明したくて」いや、罠とは知らずに、あの時は私も逆上してしまって・・・」宮永が頭を下げた、杉田が奥の部屋のドアをあけると、修一が眠るベッドの横で、キャシーが銃を手に見張っていた。「又お会いしたわね。プレイボーイさん」と、笑顔でウィンクされ「これは、これは、ジャガイモ!」と苦々しくウィンク!お馴染みホテルマウント富士が、初登場!昨夜の恋人に『ジャガイモ』呼ばわりの風間君、トレードマークのしゃべり口調(オカマ口調?)が出て、敵の手に落ちても冷静、ちょっぴり余裕が感じられます。
ホテルマウント富士、455室
 杉田のマスクを被りレース場へ向う宮永の足を、杉田の銃を奪い風間が撃つ。驚く杉田に「動くんじゃねえ!」貴様気でも狂ったのか?「フフフ、狂っちゃいねえさ。あんたの計画は終わりだ、足を怪我した宮永さんをレースに出すわけにはいくまい。」ちきしょう!「さっ、これで足を。(拳銃を構えながら、宮永に、包帯代わりに、ハンカチを渡す)すいません、あんたを行かしたくなかったんです。」覚悟を決めた杉田は「そうか、そっちがその気ならこっちにも考えがある。貴様らを皆殺しにしてここをづらかるまでだ。」「ジョー」キャシーから銃を渡すと、風間らを狙う慌てるな!こいつを被って俺が行くさ。どうせ独り身の楽な身体だ。宮永さんのかわりに俺が死んでやろうっていうんだよ。素人に俺のマシンが転がせるか!はばかりながら、国際A級ライセンスってやつを持ってるんでね。その手には乗らん!ずらかる気だろう。ずらかる気なら、あんたを殺していたよ。今ここでかたをつけようとすれば、俺も死ぬがあんたも死ぬぜ。(杉田に近づき、互いに銃を突きつける)俺を信用してみねえか、宮永さんと息子を助けてくれれば、俺は死んでも良いぜ。貴様いったい何者なんだ?浪花節の好きなプレイボーイってとこかな。早く決めてくれよ!相打ちで死ぬか、俺を行かすか。よし、貴様に掛けてみよう。」「30分ごとに電話を入れ、ボーイに宮永さんの無事を確認させる。もし約束を破れば、レースは放り出して警察に駆け込む。」用心の良い事だ」風間は、杉田のマスクを手に銃を構えながら部屋を出る。「キャシー後をつけろ」キャシーも、出て行く。今回最高の見せ場!杉田の駆け引きシーンは、なんと言っても風間君の度胸の見せ所。「浪花節」は、ちょっと時代を感じるけれど、国際A級ライセンス取得の運転の腕前も披露して、正義の為なら命を投げ出す、熱血漢の風間の株も上がり、イメージアップ、急上昇!?!(笑)
サーキット& ピット&裏の林 
 レース中、ピットインした風間にスタッフが「ホテルは今のところ、異常ないそうです。」と、報告「東京へは連絡してくれましたか?」「それが、黒木さんがお忙しくて。」横から、つなぎを着た啓子が、声を掛ける。「あっ、あなた、宮永さんね。このメモを書いた風間って人はあたし達の味方です。お子さんは、きっと救い出してみせます。(マスクを脱ぎ笑う風間に、ビックリ!)ああ〜っ!なんだ〜」「ここで味方に会えるとはね。」「うん、こっちだってビックリしたわよ!人が悪いわねぇ〜」「(啓子の顎に手を添え)お子さんの救出頼みますヨ、富士マウントホテルの455」「オッケー!あっ、無線マイク。(風間に渡す)ボスに通じてるわ、これ借りるわよ。(杉田のマスクを取る)」「オーケー!」笑顔で、風間を見送る啓子。啓子はホテルに急行、風間は、無線マイクを掛けて走りだす。マイクに向って「ボス、ボス!」「風間か?」レース場の裏の林で古賀たちを探していた黒木が答え「へへへへ・・・ボス様でございますか?」ボスの声を聞きリラックスムードの風間に「馬鹿!笑い事じゃないぞ!お前いったい何処にいるんだ」「杉田の身変わりって事で、的になりながらコースを回ってます」「そうか、第6コーナー付近で、古賀たちの姿を見失ったんだ。お前も充分気をつけろ。」「了解!これからそのコーナーに向います。」林の奥では、ライフルを構えた部下に、古賀が。「あのポルシェだ。次の週を狙え。」と狙撃の準備をして風間の車を待ち構える。「ボス異常なし。快適なレースです。」「よし解かった。ヘアピンで減速する時には気をつけろ!」「了解!」快調に走る、風間。キイハンターのチームワークが伝わるシーン。啓子ちゃんも風間君も、思いがけなく会えて、嬉しそう!黒木ボスの援護で勇気百倍、颯爽と走リ出す風間君、啓子ちゃんの顎に添えた手が気になります。(笑)
サーキット&裏の林 
 コーナーに差し掛かり殺し屋が気になり黒木を呼ぶ風間「ボス、又そろそろ、魔のコーナー、殺し屋はまだ見つからないの?」黒木が、銃を構える古賀達を、発見する「しっ!マイクを使うな!」車を見ながら古賀が部下に「来た!」と言い、部下が引き金を引こうとした瞬間、黒木の蹴りが部下に命中。部下ともみ合い殴りあう黒木を、古賀が狙う。部下を倒した黒木を、古賀が狙う。黒木が倒れ、とどめを刺そうと近寄った古賀に、黒木の必殺コイン投げが炸裂!とどめの空手チョップで、古賀は倒れた。「風間、こっちは片付いたぞ。お前の方は安心してレースに専念しろ。」無線の声に「サンキュー、ボス!優勝したら給料あげてね。」調子に乗る風間。「この野郎!」一喝され「すいません!」と、びびる風間。
 今回、一番スリリングなシーン!黒木の見せ場は、お馴染みになったコイン投げと、お得意の空手チョップで、シリアスにやっつけると、ドサクサにまぎれた風間の昇給願い(給料貰いのサラリーマンだったとは?!)は、あっさり却下されました。(爆)
ホテルマウント富士 玄関
 ホテルの前で、両脇を支えられ宮永が修一と、車に乗り込むと、さゆりが、黒木、啓子、風間の3人に「ありがとうございました。お蔭様で・・・」と笑顔で礼を言う。「いや、いや、このぐらいの事でしたら、いつでもどうぞ。」と、ご機嫌で調子のいい風間に、啓子が「何いってんの!」とつっこみ「お幸せにね。」さゆりに笑顔を見せると、ええ、では」とさゆりも車に乗り、一家揃って去っていった。「さよなら」車を見送る3人。「さてと、せっかく来たんだから、一晩温泉に浸かって帰るかな。」「ワ〜イ!賛成、賛成!」「大賛成よ〜」「賛成!」黒木が、ホテルのパンフレットを取り出し、風間に見せる。「えっ?」「そのパンフレットだがね。君がプレイボーイだったら是非一泊お勧めするな。そこは美女の穴場として、天下に名高いんだ。」啓子が、風間を見て「アハハ、イヒヒヒーッ」と、冷やかし笑い。逃げ出す風間は「それだけはもう勘弁してくださいよ。もう、こりごりです。ヒーッ!」顔を、覆って泣き真似をするが「何言ってんだよ。君がキャシーにハントされたからこそ、宮永って男を救う事が出来たんじゃないか」黒木に言われ、即、復活!胸をはって戻って来て「そう!そりゃそうですよ、ボス!そうですそうです、当然です!」単純な風間を、突っつき「ばっかねー、何得意になってんのよ、ピンボケ!」と言うと「ピンボケで悪かったわね!」と口をへの字にした風間に、黒木も啓子も大笑い。
無事事件を解決、一家の命を救ったキイハンターのメンバーは、ほっと一息、おふざけモード。(笑)命をかけて事件を無事解決した風間だが、二人にからかわれ、泣き真似をするやらふくれるやら、黒木と啓子に笑われ放題。二人にかかっては、まだまだ未熟者の風間君なのです。
初の風間編は、事件に巻き込まれ、スリリングなシーンの連続。中でも、一番の見せ場は、キイハンター、最初で最後のレースシーン。爆音と共に杉田の車ポルシェがレースカーと共にサーキットを疾走するシーンは、迫力満点!レーススーツ姿の風間君に惚れ惚れ。(思わず「決まってるネ!千葉ちゃん!」と、懐かしのトヨタ・カリーナのCMを思い出します。笑)なんでも自分やりたいだけでなく、大のカーマニアだった千葉ちゃんにとって、レースシーンは、無念の吹き替え。さぞ運転したかったに違いない。(笑)麻薬取引銃撃シーン(カットとカットの継ぎ目が少々引っかかる)も、(定かではないが・・・ロケ現場は、大泉撮影所?)意外性たっぷり。ベッドでの風間のシーンや、決めセリフもよろしく、風間君ファンには美味しすぎる展開に、局長も大満足!!今回も、長い感想になってしまいました。(爆)
                           ( - tik局長 - )          


 Tik局長、ゲスト考察記 ―
早川 保 キイハンターのゲスト陣の中でも、罠に嵌められ、苦悩する、生真面目な人物は、正にハマリ役。その中でも、父親役は珍しく、家庭的な元レーサーを演じ、逆上し妻を殴る表情から、一転、息子を抱きしめる表情が印象に残ります。
●睦 五朗 根っからの悪ではなく、騙され利用され、遂には悪の道に向う、レーサー役。スマートなレーサー姿も、決まっています。マスクを被るシーンでは、二役も挑戦。
●岩本多代 ゲスト女優人の中でも、出演回数が多く、悪女も、悲劇のヒロインも、こなす貴重な女優。今回は、後者。風間とベッドで眠る登場シーンや、夫に殴られるハードなシーンもありますが、エプロンをつけ、当時のしとやかな家庭の妻、優しい母親の役を、好演しています。
●キャシィ・  ホーラン キイハンターお馴染みの金髪美人女優さん。ナイスバディーで、風間を誘惑する、杉田とホテルでのシーンは、ネグリジェ姿でお色気たっぷり!

- by tik. 2005. 11.11.-

tik局長 鑑賞ノート