No.10 「雲の上の死刑台」 ’68/06/08
目的はエスケープ。このバラ色の雲の中へね。」

― ヘリコプター爆発事件と、犯罪者隠匿組織の関係を暴く

犯罪者隠匿シンジケートを暴く為、
砂浜で船を見張っていたキイハンターの目の前で、ヘリコプターが爆発。

ヘリコプターを所有する航空会社と、搭乗していた副社長の土地開発会社を探る為、
黒木は犯罪者に成りすまし女操縦士に接近、
啓子も開発会社社長に色仕掛けで迫る。
社長と女操縦士は、出資金を持ち逃げした副社長のヘリを爆破し、
金を横取りし、二人で高飛びを図る。
素性がばれた黒木と啓子は、命を狙われ、
風間は、身体を張って黒木の身代わりになり、
時限爆弾を止め、危機一髪、啓子を救出する。
女操縦士の目付け役の整備士が、
組織を裏切り十億円の横取り逃亡するのを阻止した黒木は、
女が乗ったヘリコプターに飛び乗った。
黒木に長〜いキスをされた後、
女は微笑み、国際警察へ向かうことを承諾した。

スタッフ プロデューサー 近藤照男 坪井久智
監 督 鷹森立一 脚 本 柴英三郎
撮 影 下村和夫 照 明 山本辰雄
録 音 岩田広一 編 集 香園 稔
美 術 兼子 元    衣装デザイン 大塚キミ子
記 録 武田和子 助監督 山崎充朗
擬 斗 日尾孝司 音 楽 菊池俊輔
進行主任 深沢道尚 現 像 東映化学工業(株)

キャスト 黒木鉄也 津川啓子 島 竜彦 谷口ユミ 風間洋介
ナレーション:芥川隆行

ゲスト 高橋昌也 嘉手納清美 高宮敬二 江幡高志
水原仗二 亀山達也 高月 忠


プロフェッショナル キイハンター
≪赤いシグナル≫


プロフェッショナル キイハンター 次の赤いシグナルは・・・

土地開発会社のヘリコプター墜落。
死亡二名、その仮面の下に、重要犯罪者をかくまって
莫大なマージンをせしめ 国外に脱出させる組織がある
キイハンター直ちに出動 各自の持ち味を発揮して接触
だが、そううまくはいかない 敵のガードは固い
何かに絶体絶命の危機を脱して 空と海に繰り広げる死闘

キイハンター 次は、『雲の上の死刑台』



ストーリー ―
 砂浜を、海パン&アロハシャツ姿で走る風間、そのタイムを計るユミ。黒木は、砂浜に止めた車で、昼寝中?助手席の啓子がカセットをかけるとグループサウンズの音楽が流れ始める。ユミが無理やり風間を誘ってゴーゴーダンスを始めると、ヘリコプターの音が聞こえてくる。カセットを止め、空を見上げる啓子。黒木は、双眼鏡でヘリが船に向かっているのを確認する。風間も大きな望遠レンズを付けたカメラで、ヘリコプターを追う。その隣でユミもヘリの行方へを見つめると、突然、ヘリコプターが空中爆発、驚くキイハンターの面々。

                     「雲の上の死刑台」

 黒木の部屋で、新聞を手に風間が寝転ろび『土地開発会社副社長、土地視察中に事故で死亡』の新聞記事を読んでいる。土地の視察中たっだのかと、残念そうにユミが言うと、ドアが開き、隣の部屋から出てきて「死人に口無し!」と啓子が言う。奥のソファーで片肘を突いて寝転ぶ黒木が、「ヘリコプターが沖に停泊中の、犯人隠匿組織と関係があるという国際警察から情報は間違い無い。確かに、貨物船ビーシー号に向かっていた」と言う。ヘリコプターの爆発死亡事故と犯罪者隠匿シンジケートには、きっと何か関係があると睨んだ啓子は、美人ルポライターに化け土地開発会社へ乗り込むことにした。
 爆破したヘリコプターの会社、天地航空にやってきた黒木が、整備士に墜落したヘリのパイロットの腕前を確認していると、ヘリコプターが一機着陸。下りてきた女操縦士を見て黒木がアタック開始!逃亡志願の犯罪者に成りすまし、オープンカーに女を乗せ、逃亡飛行を申し込む。勘違いしていると断る女に、黒木は、その気になったら連絡をと、自分が泊まっているホテルのマッチを渡した。
 一方、美人ルポライターとカメラマンに成りすました啓子と風間は、日東土地開発会社の社長に面会。墜落したヘリから見つかったという、死亡した三田副社長の撮った視察フィルムを見せられ、風間が提供を願い出ると、社長は、「あなたの美しさの為なら」と、色目使いで啓子にテープを渡した。
 黒木の部屋で、持ち帰ったフィルムを映写して確認するキイハンター。やっぱり土地視察だったのかと納得する風間と啓子。「国外脱出の為ヘリに乗ったんじゃなかったのか」と、ユミもがっかり。しかし、黒木は、フィルムは副社長が撮ったものではない、と見破った。海岸に自分たちの姿が写っていなかったのだ。偽フィルム作りに関わった、天地航空会社と日東土地開発会社には何か秘密があり、社長が何か企んでいる。「社長が狸ならこっちも騙しの修行を積んだ目狐よ」と言う啓子に、黒木も、狐と狸の化かし合いだと張り切る。再び、土地開発会社社長に色仕掛けでアタックしに行こうとする啓子に、バカされないように一緒に行こうとすると、「お前は、俺と一緒にホテルに来い」と、黒木に言われ、思わず「何するの〜?!」と口走る、風間。黒木も、女パイロットを騙す計画を練っていた。
 啓子は、土地開発会社の事務所の前で、男とすれ違う。男は、調査員・三宅。手に入れた情報で、会社社長をゆすっていた。入れ替わりに社長室へ入ると、早速、誘惑のポーズで、社長を誘う啓子。「是非、投資を!」と言う社長に、啓子は、「お金が無いの、自分に投資しません?」と色ぽく言う。「土地と女性を見る目は高い!」と自信たっぷりの社長は、早速、事業計画を話し合おうとクラブへ誘う。大人のムードで、社長とチークダンスをしながら、社長のポケットのから調査員のメモを掏り取り、化粧室へ向かう啓子。しかし、すぐに、社長は、メモを掏り取られたことに感づく。
 ホテルの黒木の部屋では、風間が感電しながらテレビになにやら細工中。店を出た啓子からの電話で、社長が、行方不明の出資者から集めた10億円の寄付金と、副社長の死亡事故の関係を調査され、ゆすられているらしいと聞いた黒木は、啓子にさらに捜査するように言う。細工し終わった風間がホテルの外を覗くと、外人が二人、ホテルの入り口で見張っていた。
 風間に待っているように行って、ホテルを出て地下道へ潜った黒木に、早速、二人が襲い掛かってきた。しかし、黒木のほうが上手。二人でもてこずり劣勢状態の様子を見かねたか、突然、やめるように女の声がして、女パイロットが現れた。男たちは女が雇った元CIAの生え抜き二人。殺した麻薬王の仲間かと思ったという黒木に、女は、ホテルの部屋に連れて行くように言った。
 黒木のホテルの部屋で、黒木がシャワーを浴びている隙に、女が黒木の上着を探る。身体を拭きながら出てきた黒木が、病死したと言われている麻薬王・金日成を射殺したと話すと、女が、銃の種類や状況を確認する。疑う女に、一番良い確認方法があると、黒木が女を抱き寄せ、いきなりワンピースのファスナーを下ろす。そのままベッドインの雰囲気の二人。隣の部屋で待機中の風間がベランダ越しに覗き込み、壁から盗聴。二人の怪しげな雰囲気を察知し、ニュースの時間ですよ!真面目にやってよ。と、思わず小さく叫ぶ!黒木が気づき、ニュースの時間だと、テレビのスイッチを入れると、風間が隣の部屋でスイッチ・オン!殺人犯として指名手配された黒木の写真がテレビニュースで流れると女は信用し、明日、約束の時間に黒木が電話を入れる約束をして、帰っていった。
 社長の部屋へ向かった啓子の前に調査員三宅が現れ、社長から抜き取ったメモを渡すように迫る。いかつい男ら数人に取り囲まれても、啓子は挑戦的にメモを胸の谷間にしまいこみ、あっという間に男たちを片付けた。驚きびびる三宅に迫り、調査の内容を聞き出した啓子は、社長のマンションへ。メモを返すと、「私への投資金額は10億よ」と社長に迫った。啓子がネックレスを見つけ、隣の部屋に下着を脱ぎ捨てベッドに潜っている女を見ると、「情事には寛大なのだから財産調べは明日にするわ」と社長に笑って部屋を出た。「仕事と色事は別よ」と服を着る女操縦士。「たかがルポライター。恐れるには足りん」と社長が言うと「怖いライバルのような気がする」と啓子が車に乗り込むのを覗き込み「あの車、黒木だわ!」と声を上げた。「私のヘリに乗りたがっている。それが今の女の仲間だとすると・・・」と、考え込む女「探りに来ているのか、君の組織を」社長も不安げに言った。
 黒木の部屋に集まったメンバーたちは、まだ、黒木と啓子の関係が社長と女操縦士に知られたことに気づいていない。黒木が女に電話をして明日の待ち合わせ場所を決めると、「そこでヘリコプターから降りてきたところを逮捕!」と風間。
 待ち合わせの海岸に現金を入れたジュラルミンケースを手に立つ、黒木。空からヘリコプターが近づいてくると手を振る黒木に、女の部下の外人がマシンガンを手に銃弾の雨を降らせる。あわてて転がり飛びのきケースを投げ出し走り出す黒木。「やっぱりこう来たか」と壁の影に隠れると、待機していた風間が黒木の帽子をかぶり選手交代!ジープで海岸を走る。ヘリコプターから容赦なく銃弾が降る中、風間は身代わりの人形を取り出し帽子をかぶせ、ジープから飛び降りた。それとは知らず、ジープが止まり容赦なく人形に銃弾を浴びせると、女は「惜しい男」と投げキッスして飛び去った。
 ヘリが天地航空に着くと、外人の男らを返し、待っていた社長と脱出を急ぐ女。「あの男と惚れてたのか」と言われ、「夕べの女が来るまではね」と話していると、啓子が笑いながら格納庫に姿を現す。「黒木は浜辺で静かに眠ってらっしゃる」という女に、「いつ目を覚ますか楽しみだわ」と啓子は笑って「副社長の国外脱出寸前、墜落させ、横領の罪を着せ十億を横取りし、二人で国外へ脱出するつもり?」と言った。社長は格納庫の天井に時限爆弾を仕掛け、すべてを爆破する計画を立てていた。爆破までは、あと、10分。
 その時、外人二人を連れ、整備員が入って来た。本部の密命を受け裏切り者を裁く為、整備員として働いていた男は、逃げようとした社長をマシンガンで銃撃「十億貰えるなら全てを裏切っても損はない」と啓子と女を縛り上げた外人の男らまで銃撃した。「後5分。女性は美しいまま消えるのがいい」と格納庫を出る。
 その時、黒木と風間が飛行場に駆けつけ、風間が男に飛びかかった。黒木に、早く啓子を助けるように言われ、格納庫へ入ってき風間を見つけた啓子が、天井の爆弾が後二分で爆発すると言う。時限爆弾のタイマーを外すべく格納庫のてっぺんへ、鉄筋を伝って登って行く風間。女と背中合わせに縛られた啓子が、下から息を呑んで見つめる中、爆破3秒前、なんとかスイッチを切った。男を倒した黒木も駆けつけ、縄を解くと、倒れていた外人の男がマシンガンに手を伸ばし、黒木たちを狙った。危機一髪、風間の声に黒木が気づいて、男の銃を蹴り上げ男にパンチ。女がヘリに駆け込み発進すると、ヘリにしがみ付く黒木。女は振り落とそうとするが、黒木はヘリに乗り込み女の隣に座りニヤリ。黒木に長いキスをされた女は、黒木に希望の行く先を聞く。国際警察へ!と言われた女は、納得して微笑み、自首を受け入れた。 

 Tik局長の感想記 ―

キイハンターの台詞はクールで、オシャレで、カッコイイ!そして愉快?!
局長の感想と、セリフと一緒にまとめてみました。
セリフ・・・・木鉄也津川啓子
ユミ風間洋介
島ちゃんは、今回もお休み)
のどかな海岸での風景が一変、ヘリが空中大爆発。驚くキイハンターのメンバー!事件の匂いを察知、黒木が殺し屋に成りすまし、大人のムードで女パイロットに接近すると、啓子も負けじと、お色気作戦でせまる。大人のムードたっぷりのおしゃれな会話と、ちょっときわどい色っぽいシーンが、今回の目玉!黒木と啓子をサポートする風間の、体を張ったハラハラドキドキの、スリリングな見せ場も有り、黒木の格闘シーン迄見られる、贅沢な展開に大満足!
黒木の部屋
ソファーに寝転び新聞を読む「死亡した乗客は日東土地開発会社の副社長三田太一、天地航空所有のヘリコプターをチャーターして、開発計画を進めている地域を空から視察中、この事故にあったものである。と・・・」ゆりいすに座って「土地の視察かぁ。国外脱出が目的じゃなかったのね。」隣の部屋から入ってきてカウンターへ「死人に口無し。どっちが本当の目的やら・・・。」黒木も奥の部屋のソファーに寝転び「国際警察の情報によれば、ヘリコプターが向かっていた貨物船ビッシー号の船長は、世界的な、犯罪者隠匿シンジケートの手先に違いないんだ。」「うん。あの地点で密出国者を空から収容する。」「あのヘリコプターは確かに貨物船に向かってたよ。」「世界中の警察が躍起になって捜している犯罪者隠匿シンジケート。世界各国の重要犯罪人を、高いマージンを取って国外に脱出させ、警察の目の届かないところへかくまう。こりゃ相当な組織でなければ出来ない仕事だわ。」風間の隣に座る。「その組織の犯罪者収容の瞬間をカメラに収めれば、俺は一躍世界の事件記者になれたんだ。」起き上がり「こんちくしょう!(新聞を投げて)あのヘリコプターさえ墜落しなければね。」カウンターの置物、水のみアヒルの頭を指でポン!「いや、諦めるのはまだ早いな。死んだ三田副社長がヘリに乗った目的は、本当に土地の視察だったかどうか?」「まずは日東土地開発に当たってみることね。そうだわ、色っぽいルポライターかなんかに化けて、社長にインタビューして来よっ!」
リラックスムード漂う黒木の部屋。ソファーに寝転ぶ風間と黒木。ゆり椅子とカウンターの水のみアヒルの置物も、なくてはならないアイテム。
天地航空〜黒木の車
ヘリコプターから女性パイロットが降りて来る「パイロットの、あいまさこです。心配してらっしゃるんですって?又落ちやしないかって。「さっきまではね。だが今は落ちてもいい心境なんだ。」「じゃ、乗ってくださる?」乗ろう。料金は奮発するよ。「目的は、観光?視察?宣伝広告?」サングラスを取り空を見上げて「目的はエスケープ。このバラ色の雲の中へね。」「ロマンチストなのね」雲の向こうに平和な世界を求めてね。切実な現実問題さ。黒木に見つめられ、微笑む女ミニの白いワンピースに黒髪のロングヘアーのパイロットを見て俄然張り切ってキザに迫る黒木。にやけてます!
黒木のオープンカーに乗った二人。助手席の女に
「行く先は君に任せるよ。雲の向こう、外国ならどこでもいいんだ。」「ヘリじゃそんなに飛べないわ。外国便なら国際線ジェットの切符を買うことね。」「国際線に乗るにはね、パスポートがいるんだよ。」「外務省に行けばくれるわ。」「あたしは政府とは仲が悪いんだ。特に法務省とはね。」女の太もも、左手でぽんぽんと。早速ボスの攻撃開始!「あなた、何か誤解してるんじゃない。わが社だって政府の認可をとって営業してるのよ。ヘリコプター二機だけのちっぽけな航空会社だけど。」「うち一機は昨日墜落した。貨物船ビッシー号に向かう途中でね」「ビッシー号?」「助け船さ。旅券もビザも無しに世界を旅したい連中のな。」「何のこと?あっあたしはそこでいいわ止めて!残念だわ。やっぱりあなたは誤解してらっしゃるようね。あたしのヘリは、あなたのようなステキな男性を乗せたくてわくわくしてたのに。」車を降りる「いずれ乗せてもらうさ。その気になったらこのホテルの310号室に電話してくれ。」ホテル(ニューグランドホテル)のマッチをなげる。受け取り微笑む女に笑顔手を上げ、車を出す黒木。
まんざらでもない表情の女に対して黒木は充分自身有り気。余裕の笑み?それとも、スケベな笑み?
日東土地開発KKビル、社長室
ビルのカメラを手に、ロビーのソファーに並んで腰掛けた風間と啓子「大変な景気ね。最近ぐんぐんのしてる会社らしいよ」「うん。」「お待たせいたしました。どうぞ。」風間はレディーファースト啓子の後から入り二人ソファーに腰掛ける。「あっどうも」「さっ、どうぞ」「失礼します。どうも。」「ほうー、香水は夜間飛行ですね。」風間がニヤリ「それに、そのファッションも本場仕込だ。何にか三田君の事故のことでお聞きになりたいとか。「ええ。」啓子が話そうとするのを遮り「あー、あのね、三田副社長がヘリコプターに乗った理由です。本当に土地の視察だったんですか?」ええ。確かに視察です。三田君は墜落の瞬間まで、空中撮影を続けていました。これが、そのカメラです。カメラを見せると、社長の机に二人共駆け寄る。「どこで見つかりました、このカメラ」「現場付近の林の中です。泥に埋っていた為に、発見が一日遅れたらしい。」「フィルムはご覧になったんですか?」「ええ。業務上の資料として、早速プリントしました。最後の風景が、大きくぶれてます。おそらく墜落の瞬間でしょう。」「ちょっと失礼!(フィルムを見ながら)はあ〜こりゃ凄い!こりゃいけますねこのねたは。」啓子もフィルムを手に覗き込む。「いける?」「仕事に殉じた三田副社長の美談としてね。このフィルム、提供してください。」フィルムを巻きなおしながら「これを提供すれば、あなたにもボーナスが入りますか?」「ええ、夜間飛行がもう一瓶変えますわ。」「ではあなたの美しさの為に。」フィルムを手渡され風間を見る啓子。風間はそっぽを向き「ふん!」無視して、社長に笑顔で「どうもありがとう」
社長の、啓子への色目使いが気になる、風間君。啓子の話すより先に、社長に質問するが、堂々としたところは啓子が一枚上手。啓子は、しとやかに色っぽく迫り、社長を早速、その気にさせた!?
黒木の部 
映写フィルムを見る黒木、啓子、ユミ、風間。カメラの映像がゆれて乱れるのを見て「ふーん、確かに土地視察のフィルムみたいね。」「そのとおり。国外脱出が目的なら、こんな、撮影はやらんだろう」「つまり、三田副社長は国外脱出の為にヘリに乗ったんじゃないって事ね。」フィルムを手に取り確認しながら「いや、このフィルムは三田が撮った物じゃないな。」「えっ?」「おい、もう、いっぺんやってみろ」ゆりいすに座り、風間が巻き戻し「いいですか?」「うん。」海岸線を走る道路や砂浜が写っている「見ろ、俺たちが車を止めていたあたりだよ。」「ホント、でも写ってないじゃないの車もあたし達も。」「変ねえ。あたしたちこっからヘリの墜落を目撃したのに。」「ストップ!車を止めていたはずの砂浜の上空からの撮影写真。「この数コマの後に墜落のショックが現れているんだ。どういうこと?これ?」「三田のヘリコプター搭乗の目的を、土地の視察と見せかける為に、誰かがこのフィルムを工作した。と言うこったな。」カーテンを開けて「その誰かって?」「まず第一に浮かぶのは天地航空の一味だ。空を飛ばなくっちゃ撮影は不可能だからな。」「うん。日東土地開発の河原社長も怪しいわ。」「どうして?彼はこのフィルムを提供してくれたんじゃない。あなたみたいな方にイカレね。」ショートパーマの鬘をいじりながら「ウフ、残念ながらね、彼はあたしにイカレちゃいないわ。熱っぽい目の奥に、冷たい計算が潜んでた。ね。」黒木を見る「イカレたフリをしてフィルムを提供した。それもごく自然にね。となると、相当な狸だな、河原ってやつも。」揺り椅子を揺らしながら話す黒木に「うん。相手にとって不足はないわ。(風間の後で肩に触れ)こっちだってばかし方をみっちり修行した目狐だもの。」「狐と狸の馬鹿し合いで行くか?」「やるわ。ロマンスグレーにイカレた振りして、敵の内状探ってみる。」立ち上がり啓子を見て「よーし、おれがついてってあげましょう。」「ええ〜?付いてって何するの?」「馬鹿されないように。」「待て。お前は俺とホテル住まいだ。」「ホテルで何するの?ボスと。」驚いて黒木を見る「天地航空にも目狐が独りいるんだよ。そいつをわなにかけるんだ。」笑って言う黒木。
フィルムをうつす映写機はちょっぴり新しい型になった?啓子を補佐しようと早速腰を上げた風間君。啓子ちゃんと社長が気になるご様子。しかし黒木とのホテル暮らしのほうがもっと気になる!?スットンキョーな声で黒木に聞くと、黒木の頭の中では、既に作戦会議が始まっている模様。
日東土地開発会KK社長室〜クラブ
ドアを閉めミニのワンピースにショットパーマのウィッグ「さっきはどうも」「イヤーこれは凄いニューモードだ」「お蔭様でボーナスにありつきましたわ。あのビデをは、福社長の殉職美談として、テレビ局やニュース映画に売り込んでます。」「三田君も地下で喜んでくれることでしょう。我が社の宣伝にもなることだし。」「相変わらず企業の鬼ですのね。社長さんて。」ソファーに座り足を組み、ちらしを手に取り「御投資のチャンス!光と影のドリームランド。ステキねー。」啓子を目を細めてみる社長「開発資金20億。わー、凄いわねー。」半分は私と三田君の金。後の半分は出資者から集めた資金です。「出資者も安心して出資するでしょうね、社長さんの事業だったら。」「どうして分かります?今日会ったばかりなのに。」髪をいじりながら社長に流し目でアピール「あたしってね、男を見る目は、とっても高いんです。」「ではあなたの投資してくれますか?」太ももに乗せた手をそっと外し駆け引きはまさに狐と狸の化か合い(笑)「したいのは山々なんですけど、お金がなくって・・・それより社長さん、あたしに投資なさったら?」「あなたに?」「今が御投資のチャンス!光と影のドリームランド。」「よろしい。私も土地と女性を見る目は高いつもりです。早速事業計画を練りましょう。」誘惑的に唇に人差し指を。
クラブへ
「お待たせいたしました。どうぞごゆっくり。」運ばれてきたブランデーグラスを手に「さっ契約成立。我々の新しい事業計画の為に。」乾杯をして「蜜との乳の処女地かな。待ってるわ。あなたの開発を。」ブランデーを飲む啓子に腕を回し「私の開発は、少々手荒いですよ。」首にキスしようとした社長にり、立ち上がって「踊っていただけません?」チークダンスをしながら「開発って最初は何をするの?」「視察。豊かな起伏、滑らかな地肌。緑の草原。神秘の泉。」意味深の台詞にドキ!ひそひそ話をする二人「それから?」いや、もっと近く。この手で直に。」ヒップに手が!大胆攻撃にも動じない元女スパイ!「うふん。ねえ」うん?「ここ出ません?私お化粧直してくる。」頬にキスした社長に「待っててね。」化粧室で、メモを確認する。ブランデーを飲み「おい」「はっ?」「車呼んでくれ。(タバコを加え、ライターを取り出そうとポケットに手を入れ、メモがなくなってしまったことに気づく。)目狐め!」
大人のムードたっぷり。意味深な台詞がぽんぽん出てきて今回の見せ場、聞かせばの一つです!(笑)
ホテルの黒木の部屋
黒木の部屋のテレビの裏を開け中に何やら細工している風間。ドライバーを落とし「はっビりビりッと来た!」感電した手を振っる風間を見て「ふふっ」電話が鳴る。「あ、もしもし、俺だ。あははははっ。さすがの狸も女狐の手管にあってぐにゃぐにゃか?」
駅?地下の公衆電話から、すり取った用紙を見ながら、電話する啓子「河原社長は政経興信所の三宅って調査員にゆすられてるわ。日東土地開発が出資者から集めた十億円の資金に、何か疑惑があるらしいの。ええ。」
ソファーに座りながら
「浮かび上がってきたな、副社長の国外逃亡の背景が。よし、じゃその調査員にあたってみてくれ。」
風間がカーテン越しに外を見て
「ボス!」指でホテルの下を合図する。電話を切って、カーテン越しに窓の外、ホテルの出口あたりを覗く。「どうやら俺たちを、見張ってるようだな。よし!散歩に言ってこよう。」「相当なプロですぜ。ぼくも一緒に行きましょう。」「いや一緒にいるところを見られちゃまずいな。君は隣の部屋で待機しててくれ。」ソフト帽を被り出かける黒木に「イエッサー、ボス!」
風間君電気と格闘!しかしこんな仕掛けで、テレビが写るのかは大いに疑問!?
黒木のホテルの部屋
黒木の上着のポケットを探りながら「鄭日成((ていにっせい)を撃ち殺したそうね。」シャワーを浴びて出てきた黒木が上半身裸でタオルで身体を拭きながら「十日前に、心臓をぶち抜いたんだ。」「鄭は病死したそうよ。」「表向きはそうなってるんだよ。」「使った銃は?」「ワルサーP−38」「ナンバーは?」「13598」「見せて」「そんなものいつまでも持っちゃしないよ」「こうやって心臓をぶち抜いたんだ」手を伸ばす女の胸に人差し指を付き立てる「うふん。信用する材料は何もないわね。」「あるさ。」いきなり女を振り向かせ抱き寄せ、背中のファスナーを降ろす「最高の調査方法を教えてやろう。男を知るにはこれにかぎるんだ。」女の服を脱がせる「あなたが乗りたいのはヘリコプターでしょ。」女もその気になりベッドにあお向けに寝て目をとじる
 風間が隣の部屋のベランダから覗き
「えっよいしょ!」部屋に戻り壁にイヤホンを当てて盗聴し、おかしな?!様子に感づいて、あせって「えっ、なにボス!ちょ、ちょっと!いき過ぎじゃない?はあ〜(腕時計を見て)ニュースの時間ですよ!」
黒木の部屋、ベッドの上で
「テレビの時間だな。」「なによテレビなんて。最高の調査やってるのに。」「ニュースだけは見なくちゃ。」
 隣の部屋の風間がイヤホンで聞く
「警察の手がどの程度回ってるか分からんからな。」「真面目にやってよ!ボス。」テープレコーダーのスイッチを入れる風間。
 黒木の部屋のテレビからニュースが流れる
『次のニュース。』女はため息つきつつも、じっとテレビを見る『十日前心臓麻痺で急死した麻薬ボス鄭日成氏の死因に疑いを抱いていた警察当局では、死亡診断書を作成した医師山崎徹45歳を追求の結果、心臓を銃弾で打ち抜かれたものと断定。一味の幹部黒木哲也35歳を重要容疑者として、全国に指名手配しました。黒木は麻薬関係の犯罪で前科4犯、当局では国外逃亡の疑いも濃いとみて緊急に行方を追っています。』スイッチを切って「やばくなってきやがったな。早いとこヘリに乗り換えなくちゃいけねえ。」「調査の必要はなくなったようね。でも、旅費の用意は?」「現金で20万ドル。足らんか?」服を着ながら「オッケーよ。(服を着ながら)明日の朝飛べるように手配する。」背中のファスナーを上げながら「時刻と場所は?」「後で連絡するわ。」「俺もこのホテルを出るぜ。サツの手が回るとやべえ。」女の背のファスナーをあげるのを手伝う「じゃあ、そっちから電話して。今夜の12時あたしの事務所に。」二人軽くキスしてニコリ。
こちらは黒木の見せ場。大人の魅力たっぷりの色っぽいシーン。上着を脱いで、たくましい上半身を披露。女の服を脱がせる早業も披露!!一人焦る風間君が、カワイイ!?(爆)ニュース見なくちゃに、大人の視聴者はテレビの向こうで苦笑い?(笑)
黒木の部屋
藤のテーブルを囲んで、コーヒーを飲みながら話すキイハンター。黒木は揺り椅子に座りタバコの火を消し「10億円の横領か。三田にはやっぱり国外逃亡の事情があったんだな。」「しかしね、シンジケートはボスのお芝居で天地航空と確認されたわけだ。となればだ、いまさら、乗客のラインを追っかけたって・・・、でしょ?」「でもやっぱり一つだけ疑問が残るわ?三田副社長が乗ったヘリは、何で脱出寸前に墜落したかよ。」「必ず何か・・・」 うん、あの事故あまりにもタイミング良過ぎたと思わない。それに、河原のところにいた女・・・。」「河原、天地航空、臭う・・(クンクン)」「啓子ちゃん、そこんところをもう一変確かめてみてくれ。」「オッケー!」「おっ約束の時間だな。12時だ。よし、ハネムーンの打ち合わせだ。」ユミと啓子は顔を見合わせ笑う「ふふふ・・・」「ふふふ・・・」仲良い雰囲気なんともほほえましい。電話のところへ行きダイヤルを回す「もしもし、天地航空です。」「君の花婿だ。出発の場所と時間は決まったかい?」「ええ、明日の5時松原海岸の砂浜で待って、花嫁が空から舞い降りるわ。」風間が黒木を見ているいよいよ乗せてもらえるんだね。幸せだな僕は。」啓子が肩をすぼめてユミと見合って笑う「あたしもよ。ただし、持参金を忘れないでね。」「オーケイ。」黒木と顔を見合わせ「空から舞い降りたところを、逮捕。」頷く黒木。自信満々のキイハンター。でも正体は、既にばればれ!思惑は外れる運命。
松原海岸
波打ち際、砂浜に建つ黒木黒のサングラスにソフト帽、ジュラルミンケースを片手に立つ黒木。ヘリを見つけて笑顔で手を振ると、突然マシンガンから銃弾の雨が!ジュラルミンケースを頬り投げ、走りころがる黒木。上空、ヘリから外人が容赦なくマシンがを撃つ。操縦桿を握りながら、走る黒木を無表情で見る女。黒木が走ってトンネルの陰に逃げ込む。待機していた風間が「ボス、大丈夫ですか?」「やっぱり思ったとおりだ。」「こんどは僕の番。お借りいたしますよ。」帽子をかぶって「気をつけてな!」トンネルから出て空を見上げたとたん、銃弾の雨が振ってくる「うわっ、ひえ〜。」上空を飛ぶヘリコプイター。「よし、こうなりゃこれだ!」ジープに乗り込む風間「気をつけろ!」ジープで砂浜を走る風間。「逃げられるつもりなの?」砂浜を走る風間。ヘリが方向転換する隙に、ジープを止め助手席の足元から、黒木の身代わり人形を取り出し帽子をかぶせる。「頼みますよ。」運転席の座らせる走るジープから砂浜の穴へ飛び降り、トンネルへ。砂浜を車は走り、銃弾の雨を受けて止まる。人形の背に銃弾が打ち込まれ、女は満足そうに微笑み「惜しい男」と投げキッス。「危なかったな。」人形を指差し「僕の身代わり。かわいそうに。」ヘリを睨んで「バカヤロー!」とさけぶ風間青春物?!を見て「ハハハッ」顔を見合わせ笑いつつも風間は渋い顔。黒木は危険な目にあったにもかかわらず、愉快そう。
黒木が砂浜を転がるアクションを見せれば、風間は走る車から砂山の影に飛び降り隠れる。人形がばれないか不安だが、あまり余計なことは考えず、二人のアクションを楽しめばOK! (笑)
格納庫〜飛行場〜格納庫〜ヘリコプター
こっそり格納庫に入って来た風間を見つけて「あっ、風間ちゃん!時限爆弾あと二分で爆発すんのよ。ほら、あそこ!」天井を見上げ、上着を脱ぎ、鉄棒の逆上がりよろしくよじ登り、鉄筋につかまりながらてっぺんの時限爆弾のところへ登っていく。黒木は外で、男と格闘中。いったい、誰が、どうやって仕掛けたんだか??みるみる白いワイシャツは真っ黒。「ああっ」足元がすべり鉄柱にぶら下がり、又よじ登る。下で撃たれて倒れていた外人が気づき、投げ捨てられた銃に手を伸ばす。手を伸ばし鉄柱を伝って時限爆弾のところへ向かう風間。「へ〜、ふう〜」時限爆弾のタイマー後3秒のところで止まった。
男を倒した黒木が啓子の元へ駆けより
「あー、かわいそうに。かわいそうに。」
縄を解く黒木に「早く!早く、解いて!」縄が解けたのと同時に、倒れてていた外人の手が銃に掛かる「ああ〜!ボス!!」見つけた風間が、天井から叫び、手を伸ばし指差す。「ああっ!」気づいた黒木が女たちを脇へ離し、外人の手の銃を銃を蹴り上げ、寝たままの外人の腹に正拳突きをお見舞いしやっつけている隙に、女はヘリコプターへか駆け出す。
 ヘリに乗り発車させる女。黒木の姿を探すが、黒木は見当たらない。黒木は走りヘリにしがみついていた。。ヘリコプターを揺らして振り落とそうとする女。やっとのことで乗り込みドアを閉めて「あーこれでやっとハネムーンの始まりだ」とニヤリ。女は、操縦かんを握り空を見つめ「あたしが行き先を決めるわ。ご注文どうり、バラ色の雲の彼方に。」いきなり、黒木が女を抱き寄せ長〜いキス!ヘリはきりもみ状態に・・・。長いキスをした後、ヘリを立て直す女は微笑んでいた。女を見つめる黒木もしてやったりの!?満面の笑み。「オッケイ。行き先はあなたが決めて。」正面を見据えて言うと「国際警察が待ってるよ。時々差し入れには行ってやるがね。」正体を知り観念した女は、覚悟を決め笑顔で「サンキュウ!」黒木も笑顔で女を見つめた。
 「風間ちゃん!」と啓子によばれ、風間君上着を脱ぎ捨て、鉄棒の逆上がりから、目が回りそうな格納庫の天井へ一気に上っていく身のこなしは、流石!命綱無し?!?ハラハラドキドキ、モノクロながら、ワイシャツの汚れ具合が、風間君の表情と共に、迫力満点!そして、もちろん今回の締めはボス。パワフルな格闘シーンの後は美女とたっぷりキスシーン!!とにかく、決めてくれます。女を落とす黒木のキスの威力は、ボスの貫禄!?!(笑)黒木ボスかっこよすぎ!美味しすぎ!!鼻の下がたっぷり伸びてます!!!(爆)
 今回は美人パイロット、嘉手納清美相手に、大ハッスルの黒木が誘惑作戦。上着脱いでベッドイン!お色気シーンばかりじゃなく、格闘シーンもばっちり!外人の大男相手に空手チョップも披露。砂浜では、弾丸の雨を、よけて転がるアクション。飛行場でも、男を倒し、ヘリにぶら下り乗り込み、最後は、長〜いキスの大サービス。ファンにもボスにもサイコーに美味しい!?!啓子も、負けじと、お色気攻撃。ショートパーマのウィッグに、ミニのワンピース(ニューモード!?)で美脚を披露し社長を悩殺!?社長のタッチ攻撃をうまくかわしたり、胸の谷間にメモを入れると、あっという間に一人で男たちを倒し調査員を圧倒、元女諜報部員の技?!見せまくり。ユミは今回は、マスコット役に徹し、あくまでもかわいくキュート。風間は、まずは懐かしい60年代の海パン姿にアロハシャツで、砂浜を駆け抜ける。たくましい胸元にメダルネックレスがキラり。ファンにはたまりません!(爆)啓子との調査では、珍しくいつものスーツではなく、ちょっとおしゃれな上着も着用。砂浜で黒木の身代わりシーンは、黒木の黒のスーツと帽子もお似合い!ワイシャツネクタイで鉄筋にしがみつき登っていくシーンは、白のシャツが汚れて迫力を増し効果大!黒木と啓子の潜入捜査に、風間の、時には感電しながらの身体を張ったサポート。ユミちゃんは、今回は休憩でしたが、キイハンターのチームワークと個人プレーのバランスはばっちり!相手にとって申し分のない敵を、見事に片付けます。ロングキスで相手を落とす!?おしゃれな幕切れ、黒木に脱帽です!(笑)( - tik局長 - )


 Tik局長、ゲスト考察記 ―
嘉手納清美 ナイスバディーに長い黒髪をたなびかせた女パイロットと言うだけでも、充分に魅力的。加得て、堂々と男と渡り合うクールビューティーが、黒木と話す大人の会話もムードたっぷり。黒木の誘惑に乗って、色っぽい会話と色っぽいシーンを、たっぷり見せてくれまする。
●高橋昌也 社長役がお似合い。それ以上に、啓子の挑発に乗って、口説く時の怪しげな目つき、手つきがなんとも、言えません。意味深な台詞を話すシーンは、大人のムード。スマートなスケベ?!様になってます。(爆)
●高宮敬二  モノクロでは出番の多い悪役の一人。今回は、真面目な整備士、その実、悪の手先で、風間と黒木との格闘シーンは有るものの、見せ場が少なくてちょっと残念。

- by tik. 2007. 2.15.-

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