1月

第114回 1月8日

吾郎「ここにあるのは夫婦の手紙
   辛い時も迷える時も
   そして嬉しい時も
   共に歩いたある夫婦の10年分の足跡が刻まれています」

苦楽を共にしたある夫婦の絆…

吾郎「忘文
それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
中国の故事、忘草に由来しています」

手紙 「友田裕子さんから  夫 明彦さんへの忘文」
吾郎「友田裕子さんから、夫、明彦さんへの忘文」
友田明彦さんは20年間のサラリーマン生活の後
一念発起して脱サラでブドウ農園を開きました…
2001年から栽培をはじめた明彦さん
しかし、年間300万円の赤字が続き、現在でも家計を支えるため
週3回の家庭教師のバイトは欠かせません…
そんな生活の中、共にご主人を助け励まし続ける裕子さん…
結婚10周年を迎え、妻から夫へ
初めて贈る10年分の感謝と愛を綴った忘文です…

手紙の朗読
人生を共に歩んできた夫へ10年分の感謝と愛を綴った忘文

吾郎「夫婦で同じ作業に励みながら汗をかく
   そんな姿が目に浮かんでくるような手紙でした
   同じ気持ちを共有しながら歩いてきた10年
   明彦さんと裕子さんの間に流れている幸せな時間を
   とても羨ましく思います
   これからも夫婦、同じ夢に向かって進み続けてください」

絵本「あなたへの手紙」河野みほこ

吾郎「大切な人と過ごした時間
   ページをめくる度に、かつて自分も感じたことのある
   そんな尊い時がよみがえってくるような絵本でした
   シンプルな言葉の一つ一つに込められた
   たくさんの思いに心を打たれました
   あなたへの手紙
   どうか、ご一読をお薦めいたします」


第115回 1月15日

吾郎「日頃口にはできなかった思いを手紙に託す
   するとそこには、言えなかった思いとともに
   自分でも気がつかなかった思いが
   綴られているものです
   ここにも、ある夫が妻に宛てた
   その本当の気持ちが記されています」

口に出せなかった最愛の存在への愛しい思い…

吾郎「忘文
それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
中国の故事、忘草に由来しています」

手紙 「松本芳幸さんから  妻 典子さんへの忘文」
吾郎「松本芳幸さんから、妻、典子さんへの忘文」

吾郎「ようこそ
   えー、芳幸さんからの忘文が届いておりますので
   お掛けになってください」

手紙の朗読
無口な夫から妻へ口に出さずにいた敬意と愛を綴った忘文

吾郎「忘文は届きましたか」
典子「はい、届きました」
吾郎「では、お届け料として
   何かご感想など一言いただけますか」
典子「はい(はい)
   夫はとても口数の少ない、えー、頑固者なので
   なかなか思っていることが私に伝わってこない
   というのが、すごく分かっているんですけれども
   本人も分かってるみたいなんですが(うん)
   でも、どうしても空回りしてしまって(うん)
   今はあんまりよくない状態なので(うん)
   今、最後の文を(うん)
   感じて、これから仲良く(うん)
   末永く、一緒に歩んでいこうと思っております」

絵本 「ちいさなワニのおおきなこい」ダニエラ・クロート(作)
                  中村智子(訳)

吾郎「可愛らしい絵柄のワニとキリン
   そんな彼らの行動が、読む者を
   微笑ましい気持ちにさせてくれる絵本でした
   ずっと一緒に過ごしたい
   そんな2人の強い思いに
   ページをめくり終えた後
   少し心を打たれました
   ちいさなワニのおおきなこい
   あなたにもぜひ、ご一読をお薦めいたします」



第117回 1月29日

絵本 「うさぎちゃんとゆきだるま」あいはらひろゆき(文)
                 あだちなみ(絵)

吾郎「作家島崎藤村は、こんな言葉を残しました
   親はもとより大切である
   しかし自分の道を見出すということは
   なお大切だ
   自らを生み、育ててくれた存在への感謝
   それは1人で立ち、目指場所を歩んでいく姿を
   彼らに見せてあげることではないでしょうか
   ここには、娘がその最愛の母へと宛てた
   ありがとうの思いが綴られています」

手紙 「西崎明美さんから  母 れい子さんへの忘文」
吾郎「西崎明美さんから、母、れい子さんへの忘文」

吾郎「ようこそ
   えー、娘さんの明美さんからの忘文が届いておりますので
   お掛けになってください」

手紙の朗読
障害を持つ娘が母へ綴った感謝の思い…

吾郎「忘文は届きましたか」
れい子「はい、届きました
   明美ちゃん、お手紙、温かい、心の温かいお手紙を
   ありがとうございました(はい)
   2人で、これからも仲良く、楽しく過ごしていきたいと思います」
吾郎「でも、いっぱい夢をお持ちのようでね」
れい子「はい」
吾郎「これは、初めて聞きましたか?」
れい子「はい」
吾郎「結婚したいとかね
   一人暮らししたい…」
れい子「あ、そうですね、うん
   初めてです」
吾郎「叶うといいですよね」
れい子「そうなると(はい)
   いいですね
   そうなるようにお手伝いしたいです」
吾郎「はい」
れい子「はい」
吾郎「親子仲良く、これからも暮らしていってください」
れい子「ありがとうございます」
吾郎「はい、ありがとうございました
   こちら」
れい子「はい、ありがとうございました」
吾郎「ありがとうございました」

吾郎「明美さんの、れい子さんへの気遣いが
   文面から溢れ出てくるような手紙でした
   そして、1人で生活するのが私の大きな夢です
   という言葉に
   明美さんの深い感謝の思いを感じました
   れい子さん
   これからも明美さんの心の支えとなり続けてあげてください
   そして明美さん
   手紙に書かれていた中から
   一つでも多くに夢が叶うといいですね
   親子の幸せを心より願っております」 

娘から母への感謝の思い…

絵本 「I Will…」まるやまさだお(作)
            河野あさ子(原画)


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