12月

第110回 12月4日

吾郎「気がつけば
   いつしか互いに切っても切れない関係になっている
   人は、そんな大切な存在に宛てて
   一体どんな言葉を送るのでしょうか
   ここにほ、共にかけがえのないときを過ごした親友への
   感謝の思いが綴られています」

共にかけがえのない時間を過ごした友との友情…

吾郎「忘文
それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
中国の故事、忘草に由来しています」

手紙 「菅原由里香さんから 延真理子さんへの忘文」
吾郎「菅原由里香さんから、延真理子さんへの忘文」
延真理子さんは大学入学後、自らの目標を見い出せず
自信喪失した日々を送っていました…
自分に自信をつけるため、韓国海兵隊訓練所で訓練を受けた延さん…
帰国後、予備自衛官として自衛隊に入隊
そこで菅原さんと出会います…
辛い訓練が続く日々
何人もの同僚が辞退していくなか、延さんは菅原さんの励ましもあって
訓練を乗り越えていきました…
そんな苦楽を共にした友へ送る、熱い友情がこめられた忘文です…

吾郎「ようこそ
   えー、菅原由里香さんからの忘文が届いておりますので
   えー、お掛けになってください」
真理子「はい」
吾郎「はい」
真理子「失礼します」

手紙の朗読
自衛官訓練を共に過ごした友へ、思い出と友情を綴った忘文

吾郎「以上です
   えー、忘文は届きましたか?」
真理子「はい」
吾郎「はい
   では、お届け料として何か一言いただけますか」
真理子「はい(はい)
    すごく嬉しいです」
吾郎「はい
   あの、年上なんですか?
   あの同じ年…」
真理子「いや、年下で」
吾郎「年下なんですか」
真理子「はい
    で、彼女はお父さんもお母さんも自衛官で
    すごい優秀っていう感じで」
吾郎「うーん
   延さんは?」
真理子「私は、もう、トロイところを直そうと思って
    そもそも自衛官には…自衛隊に入ったので(はい)
    もう、トロくて、そこにも書いてあったような」
吾郎「うん、スーツケースをね」
真理子「はい、ヨロヨロ」
吾郎「ヨロヨロって、思い出しましたか?」
真理子「はい」
吾郎「結構大変だったんですか
   やっぱり、その自衛隊の訓練、やってるときっていうのは」
真理子「そうですね、すごい大変でした(うん)
    大体3割の人が残るって言われていて」
吾郎「はい、あ、他は辞めていかれちゃう」
真理子「はい
    で、私と菅原さん…
    私は、菅原さんがいたから、こう、残れているなっていうのを
    すごい感じていました」
吾郎「うん
   なんか、これからもね、すごくいいパートナーで
   ね、お友だち関係を築いていって欲しいなと」
真理子「はい」
吾郎「思いますよね」
真理子「ええ、ありがとうございます」
吾郎「はい、ありがとうございました」
真理子「ありがとうございました」
吾郎「こちら、お持ち帰りください」
真理子「はい、ありがとうございます」

吾郎「初めて会った日
   辛い訓練に耐えた日
   そして2人、声をあわせて笑った日
   共に過ごした日々を思い浮かべながら
   菅原さんの言葉に耳を傾けている
   延さんの表情がとても印象的でした
   菅原さん、延さん
   これからも互いに支えあいながら
   目指す道を進み続けてください
   お2人の成功を心より願っております

絵本 「ぼくの手のなかには」太田朋

吾郎「自己が他者と出会い
   世界の広がりを知る
   そして広い世界に触れることで
   新たな自分が形作られる
   可愛らしい絵柄のなかに
   深い洞察力が見られる絵本だったと思います
   自分を見つめなおしたい時
   新たな一歩を踏み出したい時に
   ぜひ、ご一読をお薦めいたします」


第111回 12月11日

吾郎「親子の絆
   それは、親が子と
   そして子が親と交わした眼差しの分だけ
   強く結ばれているものです
   いつも自分を見つめ、見守ってくれる母
   その視線に応えるべく
   娘は自らの思いを手紙に綴りました」

母への素直な思い

吾郎「忘文
それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
中国の故事、忘草に由来しています」

手紙 「頑張っているママへ
        栗原菜実さんから
          母 実幸さんへの忘文」
吾郎「栗原菜実さんから、母、実幸さんへの忘文」
実幸さん、菜実さんの紹介

吾郎「ようこそ
   えー、菜実さんからの忘文が届いておりますので
   お掛けになってください」

手紙の朗読
頑張っているママへの忘文

吾郎「忘文は届きましたか」
実幸「はい、届きました」
吾郎「では何か一言、いただけますか」
実幸「今、こうして自分自身が(はい)
   娘を愛することができて(はい)
   娘もこれだけ私のことを愛してくれるって(はい)
   とても幸せだなと思います」
吾郎「でも、昔は大変だったんじゃないですか、やっぱり
   2人だけで、ね」
実幸「もう、とにかく、思い出して
   本当は10年間(うん)
   思い出したら、あっという間すぎて(うん)
   とにかくがむしゃらに(うん)
   きたって感じで
   え、途中から看護学校に行って(あー)
   看護士の資格を取って
   それを見て、彼女も(うん)
   そういう助産婦に(そうですね)
   なりたいと思ったみたいなんですけど(うん)
   でも…」
吾郎「でも、これから楽しみですね、逆にね」
実幸「そうですね」
吾郎「あの、夢に向かって、娘さんもね」
実幸「はい」
吾郎「突き進んで行き」
実幸「はい」
吾郎「今度、逆に楽しませてもらうね
   ○○が来るわけですからね」
実幸「そうですね」
吾郎「うん」
実幸「ありがとうございます」
吾郎「こちら」
実幸「どうもありがとうございます」
吾郎「はい、ありがとうございました」

絵本 「おかあさんとあたし。」ムラマツエリコ
               なかがわみどり

吾郎「子供のころの気持
   忘れていた日常
   大人になってしまった自分
   小さかったころのお母さんとの
   なんてことのない一瞬が
   懐かしくも鮮明によみがえってくる作品です
   おかあさんとあたし。
   あなたにもぜひ、ご一読をお薦めいたします」


第112回 12月18日

吾郎「悲劇を乗り越えて、初めて見えてくる景色
   どうやら世界には、そんな風景があるようです
   何気ない一言や仕草
   そのたたずまいが、とてもいとおしいものに見える
   ここに綴られているのも、そんな暖かな世界にみた
   親子の深い愛情です」

悲劇を乗り越えた親子の深い愛情…

吾郎「忘文
それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
中国の故事、忘草に由来しています」

手紙 「友野順子さんから  息子 貴寛さんへの忘文」
吾郎「友野順子さんから、息子、貴寛さんへの忘文」
昭和56年 貴寛誕生
写真の紹介

吾郎「ようこそ」
貴寛「あ、どうも」
吾郎「えー、友野順子さんから
   お母様からの忘文が届いておりますので」
貴寛「はい」
吾郎「えー、お掛けになってください」
貴寛「あ、はい、失礼します」

手紙の朗読
重い病を克服した息子へ成長を見守る母から愛の忘文

吾郎「えー、以上です」
貴寛「はい」
吾郎「忘文は届きましたか」
貴寛「はい」
吾郎「じゃあ、お届け料として
   何か一言いただけますか」
貴寛「はい
   やっぱりちょっと、一人暮らしをしてから(はい)
   家族と離れ離れになる機会が多くて(はい)
   面と向かって、こう、親と話した
   話す機会も、こう、減ってしまいまして(うん)
   その上で、こう、母親からこういう形で
   手紙が届くと
   やはりちょっと照れくさい反面
   ちょっと、胸に、こう、残るような(うーん)
   歯がゆい思いが(うん)
   できまして」

吾郎「突然わが子に訪れた危機
   それを知ったときの、母の苦悩と
   乗り越えた時の喜びとが
   とても鮮明に伝わってくる手紙だと思いました
   一人で立ち、そして進んでいく息子
   そんな彼を陰で見守る母の愛を
   ひしひしと感じました
   貴寛さん、これからも舞台、がんばってください」

絵本 「ぼうや、おくちをあけて」エイミー・ヘスト(文)
                アニタ・ジェラーム(絵)
                小川仁央(訳)

吾郎「病気のわが子を思う母
   愛くるしい絵柄と作品全体を満たす
   作者の暖かい眼差しに
   思わず心を癒される絵本だと思います
   ぼうや、おくちをあけて
   あなたにもぜひ、ご一読をお薦めいたします」

   

第113回 12月25日

吾郎「イギリスの教育家、A.S.ニールは言いました
   『最も良い教師とは子供と共に笑う教師である…』
   迷える者にとって、最も心強いのは
   そばにいて、同じ目線に立ち
   同じ思いを分かち合ってくれる人の
   存在ではないでしょうか
   ここには、そんな最良の教師が綴った
   教え子への尽きせぬ思いが綴られています」

心優しき教師が綴った、教え子への尽きせぬ思い…

吾郎「忘文
それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
中国の故事、忘草に由来しています」

手紙 「小田恵子さんから  教え子・加藤綾佳さんへの忘文」
吾郎「小田恵子さんから、加藤綾佳さんへの忘文」

手紙の朗読
かつての教師から教え子へ昇華していく人生を応援する忘文

吾郎「忘文は届きましたか」
綾佳「はい
   先生に会えたことも、この世に生まれたことも
   全部感謝したいです」
吾郎「うん
   どんな存在ですか、小田先生は」
綾佳「先生っていうよりは(はい)
   すごく友だちに近い感じで(うーん)
   でも、やっぱり先生
   すごく尊敬していて」
吾郎「うん
   友だち関係っていうのか
   生徒と教師っていうのか
   ね、なんか、その、人と人とのつながりを、ね
   これからも大切にしていってもらいたいなと
   思いますけど」
綾佳「はい」
吾郎「はい
   ありがとうございました」

朗読 「ちいさなせかい」神岡学

   


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