6月

第85回 6月5日

吾郎「遠く離れていても
   普段声を交わすことがなくても
   いざというときには集い
   そして、励ましあう
   そんな深い絆で結ばれている者たちのことを
   人は家族と呼びます
   ここには、そんな絆で結ばれた
   娘がいだく、父への偽りのない思いが綴られています」

父と娘の家族の絆…

吾郎「忘文
   それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
   中国の故事、忘草に由来しています
   そして6月
   今月は結婚にまつわる3つの忘文を
   お届けいたします」

吾郎「本日の差出人、二見理佳さんは
   間もなく結婚式をあげることになりました
   しかし彼女は今
   ある悩みを抱えています
   それは、本日の受取人である
   父、勉さんの存在
   彼は4年前に、理佳さんの前から姿を消し
   以来、娘の前に現れることはありませんでした
   ここには、そんな理佳さんがいだく
   現在の心境
   そして、父、勉さんへの思いが記されています」

手紙 「二見理佳さんから  父 勉さんへの忘文」
吾郎「二見理佳さんから、父、勉さんへの忘文」

手紙の朗読
結婚する娘から離れて暮らす父へ素直な気持ちを綴った忘文

吾郎「離れた場所から父を思う
   理佳さんの気持ちが
   とても伝わってくる手紙でした
   勉さん
   結婚式には必ず行ってあげてください
   そして理佳さんの幸せな姿を
   その目で見届けてあげてください」

絵本 「マーシィとおとうさん」池田あきこ

吾郎「奔放な父の帰りを待ちながら
   日々を暮らす主人公のマーシィの
   けなげな姿が印象的なこの作品
   作品のラストで
   さらなる旅に出かけていったお父さんですが
   彼はいつかきっと
   戻ってくることでしょう
   今度こそ、両手いっぱいにおみやげを抱えて
   そして娘へのあふれる愛も
   忘れることなく
   マーシィとおとうさん
   あなたにもぜひ、ご一読をお勧めいたします」


第86回 6月12日

吾郎「大切な人
   自らを励まし、支え、見守り続けてくれる存在
   時に諭し、進むべき道を指し示してくれる存在
   そんな存在を前にする時、人は
   彼らに言い尽くせない感謝の思いを抱くことでしょう
   ここには、自らの母に宛てた
   娘からのありがとうの思いが綴られています

娘から母への「ありがとう」…

吾郎「忘文
   それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
   中国の故事、忘草に由来しています
   そして今月6月は
   今月は結婚にまつわる3つの忘文を
   お届けいたします」

吾郎「高山貴子さんから、母、中山登トミ子さんへの忘文
   ここには女手一つで育ててくれた母への
   深い感謝の思いが記されています」

手紙 「高山貴子さんから  母 トミ子さんへの忘文」
貴子さん30歳、トミ子さん54歳

吾郎「これは高山さんの結婚式の日
   彼女が自らの母へ宛てて読み上げた手紙です」

手紙の朗読
娘から母へ 結婚式で読み上げた感謝の手紙

吾郎「貴子さん
   これまで育ててくださったトミ子さんのためにも
   幸せな家庭を築き上げてください
   ご結婚、本当におめでとうございました」

絵本 「うさぎのおうち」マーガレット・ワイズ・ブラウン(文)
            ガース・ウィリアムズ(絵)
            松井るり子(訳)

吾郎「ある春の日、旅に出たこうさぎ  
   さまざまな動物のもとをめぐった後
   彼は幸せな気持ちになれる
   ステキな居場所を見つけました
   動物たちの微笑ましい姿と
   おうちをみつけたこうさぎの表情が
   なんとも印象的なこの作品
   うさぎのおうち
   あなたにもぜひ
   ご一読をお勧めいたします」


第87回 6月19日

絵本 「てがみをください」レイフ・クリスチャンソン(文)
             にもんじまさあき(訳)
             ほりかわまりこ(絵)

吾郎「大切な人に宛てた手紙
   男であっても女であっても
   また、歴史に名だたる偉人であっても
   名もなき人々であっても
   そこに綴られた言葉
   込められた思いは皆
   変わらず尊いものです
   愛しい人を思う
   ここには結婚を目前に控えたある文学者が
   最愛の女性に宛てた偽りのない胸のうちが綴られています」

手紙に込められた愛しい思い…

吾郎「忘文
   それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
   中国の故事、忘草に由来しています
   そして今月6月は
   今月は結婚にまつわる3つの忘文を
   お届けいたします」

手紙 「芥川龍之介が綴る婚約者への手紙」
吾郎「芥川龍之介が綴る、婚約者、塚本文への手紙」
 
手紙の朗読
芥川龍之介から婚約者へ 愛する胸の内を綴った手紙

絵本 「キミへの手紙」木村裕一(作)
           かとうかよこ(絵)



第88回 6月26日(総集編)

吾郎「手紙に託された思い
   これまで、そこにしか記せない思いを
   届け続けてきた忘文
   日頃口にはしてこなかった本当の気持ち
   それは、日頃もっとも親しく、愛しい人
   家族への感謝の思いでした」

吾郎「忘文
   それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文
   中国の故事、忘草に由来しています」

吾郎「わが子を思う
   例え自分の身を犠牲にしてさえも
   最愛の存在を守ろうとするその姿に
   人は否応なく心を動かされます
   三膳宣子さんから、娘、瑞穂さんへの忘文」

子を思う親の深い愛情…

手紙 「三膳宣子さんから  娘 瑞穂さんへの忘文」
母から心の支えにしている娘への忘文
(3月13日放送)

吾郎「手紙に記された感謝の思い
   自らを犠牲にしながらも
   つくしてくれた存在に人は
   思いをこめて
   一つ一つ言葉を綴ります
   ありがとう
   そして、これからもよろしくと
   清水敏さんから、母、明美さんへの忘文」

母の愛の暖かさへ綴った感謝…

手紙 「清水敏さんから  母 明美さんへの忘文」
息子から母と天国の妹へ尽きせぬ感謝を綴った忘文
(4月10日放送)

吾郎「親子の絆
   手紙を書くことで
   改めて深まっていく関係とは別に
   これから取り結ばれ
   そして紡がれていく
   新しい愛の形もあります
   家族の誕生
   その喜びと驚きがここには綴られています
   湯浅麗さんから、夫、啓太さんへの忘文」

新しい家族の誕生への喜び…

手紙 「湯浅麗さんから  夫 啓太さんへの忘文」
出産を控えた妻から夫へ未来の希望を綴った忘文
(5月1日放送)

吾郎「夫婦から親子へ
   そして家族へ
   新しく紡がれ
   そして固く結ばれていく絆
   手紙から垣間見られるそんな関係に
   人は心を撃たれ
   そして憂いを癒されます
   あなたも書いてみませんか
   大切な人への忘文」


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