2月

第68回 2月6日

吾郎「幸せな家庭
   その形はさまざま
   しかし、あなたに幸福が訪れている時
   そこには、あなたのためを思う家族の姿があるのではないでしょうか
   ここには、今ある自分を育て上げてくれた父に対する
   息子からの深い感謝の気持ちが綴られています」

息子から父へ送る深い感謝の気持ち…

吾郎「忘文
   それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文。
   中国の故事、忘草に由来しています。」

手紙 「山崎暁さんから 父 晴通さんへの忘文」
吾郎「山崎暁さんから、父、晴通さんへの忘文」
暁さん36歳、晴通さん70歳

息子から初めての手紙…

吾郎「ようこそ
   えー、息子さんの暁さんから」
晴通「はい」
吾郎「忘文が届いておりますので、お掛けになってください」
晴通「ありがとうございます」

手紙の朗読
「今、幸せ?」息子から父への忘文

吾郎「はい」
晴通「どうもありがとうございました」
吾郎「ありがとうございました
   忘文は届きましたか?」
晴通「はい」
吾郎「では、お届け料として何か一言」
晴通「はい」
吾郎「ご感想などいただけますか?」
晴通「あの、私が今まで生きてきた中で(はい)
   これからも、また生きていく中で
   心の一番の支えになっていたと思います、はい」
吾郎「晴通さんにとって、やはり、親子というのは
   親父、息子というのは、なんでしょうかね?」
晴通「心の絆」
吾郎「心の絆」
晴通「きりかないんじゃないかと、私の能力では、思っとりますけども」
吾郎「わかりました、今日はありがとうございます」
晴通「いえ、どうもありがとうございました」
吾郎「ありがとうございました」

吾郎「自ら、幾度も苦境に立たされながらも
   常に息子のためにと行動する父
   その父の思いを誰よりも深く受け止めてきた暁さん
   彼が何度も問いかける『今、幸せ?』という言葉が
   とても印象的な手紙でした
   暁さん、晴通さん
   これからも親子として、幸せな時を過ごしていってください」

絵本 「おじさんのかさ」佐野洋子(作・絵)

吾郎「雨が降ったらポンポロロン
   雨が降ったらピッチャンチャン
   雨音が刻む独特なリズムが印象的なこの絵本
   その音を耳にした時の
   おじさんの表情がページを閉じたあとも
   心に浮かんできます
   新たな喜びを手にした時の気持ちの高鳴り
   あなたの傘は、心の中で閉じたままになっていませんか?」
   

第69回 2月13日

吾郎「愛するからこそ、受け入れなければならないこと
   例えそれが別れであったとしても
   ここには自らの元を巣立っていった娘を思う
   母の偽らざる思いが綴られています」

母から娘への偽らざる思い

吾郎「忘文
   それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文。
   中国の故事、忘草に由来しています。」

手紙 「布施裕子さんから 娘 亜由美さんへの忘文」
吾郎「布施裕子さんから、娘、亜由美さんへの忘文」
亜由美さん25歳、裕子さん51歳」

母から初めての手紙…

吾郎「ようこそ
   えー、布施裕子さんからの忘文が届いておりますので
   お掛けになってください」
亜由美「はい」

手紙の朗読
母から離れて暮らす娘への忘文

吾郎「忘文は届きましたか?」
亜由美「はい」
吾郎「では、お届け料として一言いただけますか」
亜由美「一番、自分のことをわかってくれて(はい)
    一番偉大な母親の存在(はい)
    っていうのが、すごく伝わってきて(はい)
    うれしいです」
吾郎「いつまでも、ご両親を大切に」
亜由美「はい」
吾郎「してあげてください」
亜由美「ありがとうございます」
吾郎「ありがとうございました
   こちらを」
亜由美「はい、ありがとうございました」

絵本 「あいしているから」マージョリー・ニューマン(文)
             パトリック・ベンソン(絵)
             久山太市(訳)

吾郎「大好きだったひな鳥を
   手放さなくてはならなくなったモールくん
   とまどう彼の目に映った青空と鳥たちが
   とても胸にしみる作品でした
   あなたにもぜひ、ご一読をお薦めいたします」


第70回 2月20日

吾郎「夫婦とは、2つの半分になるのではなく
   1つの全体になることだ
   オランダを代表する画家ゴッホは、そう言いました
   ここには、そんな出会いに導かれた夫婦が抱いた
   これまでへの偽りのない思いが綴られています」

夫から妻へ 20年の感謝の思い

吾郎「忘文
   それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文。
   中国の故事、忘草に由来しています。」

手紙 「村山匡央さんから 妻 美栄子さんへの忘文」
吾郎「村山匡央さんから、妻、村山美栄子さんへの忘文」
家族の紹介

手紙の朗読
夫から妻へ 20年の感謝の思い

吾郎「以上です
   えー、忘文は届きましたか」
美栄子「主人から(はい)
    このような手紙をいただくとは
    思いもよらなかったので(はい)
    とてもうれしいです
    私も主人には、すごく感謝しています」
吾郎「はい
   あの、お手紙の中に
   なぜ、私を選んだのかわかりませんがと
   だんなさんはおっしゃってましたけれども」
美栄子「ちょっとね、年齢も離れていますので」
吾郎「あ、そうなんですか」
美栄子「はい
    ちょっと、その時には、あの、近寄りがたいという
    感じがあったのですが(うーん)
    今、20年間を過ごしてきて(ええ)
    何でも話し合える夫婦になってきて
    良かったと思ってます」
吾郎「そうですね」
美栄子「はい」
吾郎「ねえ、帰った時に、ね
   なんて声をかけるんでしょうかね
   ねえ」
美栄子「とにかく、ありがとうございます」
吾郎「そうですよね
   わかりました、ありがとうございました
   こちらお持ち帰りください」

吾郎「楽しくもあり
   そして荒波続きでもあった夫婦の20年
   今となっては懐かしい、一つ一つの情景を思い出しながら
   今は君以外は考えられないという匡央さんの言葉を
   かみしめるように聞いていた美栄子さんの表情が
   とても印象的でした
   匡央さん、美栄子さん
   ご結婚20周年、おめでとうございました
   これからもステキな家族生活が続けられることを
   心よりお祈り申し上げます」

絵本 「Love Letter」おーなり由子

吾郎「大切な存在と過ごす一瞬一瞬が
   とてもいとしいものであることを感じさせてくれる作品でした
   ちなみにこの絵本の背表紙には、こう綴られています
   いとしい人に、いとしい心が手紙のように届くように
   Love Letter
   あなたにもご一読をお薦めします」


第71回 2月27日

吾郎「世代を超えて築かれる家族の絆
   親から子へ
   そして孫へ
   時を経て受け継がれていく思いが
   ここには綴られています」

祖父と孫の世代を超えた絆…

吾郎「忘文
   それを読むと日頃の憂いを忘れさせてくれる文。
   中国の故事、忘草に由来しています。」

手紙 「高畑茂樹さんから 孫 森井健太さんへの忘文」
吾郎「高畑茂樹さんから、孫、森井健太さんへの忘文」
茂樹さん73歳、健太さん20歳

祖父から初めての手紙…

吾郎「えー、ようこそ
   えー、高畑茂樹さんからの忘文が届いておりますので
   お掛けになってください」

手紙の朗読
心優しき成人に育った孫へ 祖父から喜びの忘文

吾郎「はい、以上です
   えー、忘文は届きましたか?」
健太「はい」
吾郎「では、お届け料として
   何か一言いただけますか」
健太「今まで(はい)   
   いろいろな面で、ボクがおじいちゃんとか(はい)
   おばあちゃんに(はい)
   支えられてきた分(はい)
   20歳になって(はい)
   心は、また新しく入れ替えて(ええ)
   今度は家族をボクが支えていこうって
   そう思いました」
吾郎「そうですね」
健太「はい」
吾郎「ありがとうございました」
健太「ありがとうございました」
吾郎「では、こちら」

吾郎「幼かった孫が、やがて大きくなり
   自らの支えとなってくれる
   そんな家族の歴史の一端を垣間見ることができた
   手紙だったと思います
   大きな時間の中で、受け渡されてきた家族の思い
   それを受け止めた健太さんの表情が
   とても印象的でした
   健太さん、茂樹さん
   これからも家族一緒に仲良く楽しい生活が送られることを
   心から願っております」

絵本 「おじいちゃん だいすき」ロブ・ルイス(作)
                かねはらみずひと(訳)

吾郎「自由奔放なおじいちゃんの姿が
   とても魅力的なこの絵本
   親子とは少し違う2人の
   独特の関係性が
   とっても巧みに描かれていると思います
   ちなみに作家、ロブ・ルイスは
   『初めての冬』『ひつじのブリスカ』などの作品で知られる
   イギリスの人気絵本作家です
   あなたも機会があれば、彼の作品世界に
   触れてみてはいかがでしょうか」


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