【稲垣吾郎主演映画「笑の大学」とは】
ピーコ 人の映画のことばっかり言ってますが
吾 郎 はい
三 雲 さあ、ここからが本番ですよ
安 住 稲垣さんの映画です、ご覧いただきたいと思います
三 雲 はい
吾 郎 はい
安 住 どうぞ
    カンパケで

ナレ 映画「笑の大学」
    舞台となるのは昭和15年の東京
    時代は、第二次世界大戦へと向かい、大きくうねり始めた年
    そんな中出会ったのが
    役所広司さん演じる笑ったことがない男
    警視庁の検閲官、向坂睦男と
    (吾郎「普通に映画化するっていうのがすごいですね」
     ピーコ「吾郎ちゃんの…」) 
    稲垣吾郎さんの演じる、笑いに命をかける男
    喜劇作家の椿一
    笑いを弾圧しようとする者と笑いを守ろうとする者
    2人は1冊の喜劇台本をめぐり、攻防を繰り広げるのでした
    笑いに対して対立していた2人
    しかしそれが、いつしか友情へと変り
    完璧なコメディーを作り上げていくのです
    映像不可能といわれていた、三谷幸喜さんの原作の
    最高傑作の舞台「笑の大学」がついに映画化
    この秋、笑いを呼び、話題になること間違いなしです

吾 郎 はい
三 雲 見ました、見ましたね
安 住 はい、ちょっとお借りして拝見させていただきました
吾 郎 あ、ありがとうございます
三 雲 面白かった
    でも、すごく、セリフ劇というか
吾 郎 うん
三 雲 2人芝居がほとんどじゃないですか
吾 郎 そうですね、元々は、三谷さんのその
    有名な舞台の、2人芝居の舞台の作品だったんで
    それを映画化するってことが、まずね
    大変なことだったんですけれども
    まあ、セリフはスゴイ、量はすごかったですね
    ずっと2人でしゃべってるだけですから、密室の中で
三 雲 そうなんですよ
ピーコ だから、あの、やっぱ、芝居を見てて
吾 郎 うん
ピーコ それは、まあ、役所さんの方はわかるとしても
     吾郎ちゃんが、キャスティングされると思ってもみなかったから
     楽しみ、まだ見てないのね、これから見るけど
     でも、なんか、ちゃんとやってるっていうか
     ちゃんと、やってるね
三 雲 うん、面白かったですよ
ピーコ 吾郎ちゃん、怒ってる?
三 雲 舞台も…
吾 郎 なんか、いとこの、いとこの、なんか
    おばちゃんに会ったみたいな
三 雲 でも、吾郎さん、舞台もやってらっしゃいますしね
吾 郎 そうですね
三 雲 ええ
吾 郎 すごい、楽しかったですね
安 住 けど、丁々発止の掛け合いとか、相当
三 雲 あれ、途中で切ってやってるんでしょう、でも映画だから
吾 郎 だけ、いや、もう
    ほとんどね、舞台同然に
    まあ、これ1日目から7日間の、その話なんですけれども
    まあ、順を追って撮ってったんですけども、その
ピーコ そうか、映画って順を追わないもんね
吾 郎 うん、順撮りでやったんですけれども
    ほぼ1日、丸1日の内容をずっと通して芝居して
    それを、また、あらゆる方向から撮っていくって方法で
三 雲 うん
吾 郎 だから、一言一言を別撮りしていくんではなくて、通して
安 住 通して
吾 郎 やはり舞台のように
三 雲 だって、流れが出てましたもんね、走り回ったりとかって
吾 郎 そうですね
    そういう舞台の、ならではの、そういうスピード感とか
    うん、そういうものも伝えたかったので
    うん、まあ、その辺は、きっと、この映画の面白さ
    だと思うんですけどね
安 住 さあ、それでは役所さん、それから三谷さんからも
    メッセージをいただいています、ご覧ください、どうぞ

【役所広司さんからのメッセージ】
役 所 えー、役所広司です、こんにちは
    稲垣くん、ご無沙汰してます
    撮影中は、もう、お互い台詞に追われましたから
    なかなか、無駄話する時間なかったですけれど
    まあ、でも、結果的に非常に楽しい仕事だったですね
    (稲垣さんへのメッセージ)
    えー、「笑の大学」ではお世話になりました
    ヒットするといいですね
    じゃあ、体、気をつけて、また会いましょう

【三谷幸喜からのメッセージ】
三 谷 どうも、稲垣さん! ご無沙汰してます
    今回の稲垣さんの演じる椿一といいう役は
    ある意味、僕の分身だったわけですよね
    だから、やっぱ、僕に一番似ている俳優さんを
使いたいなという思いがあって、それで、稲垣さんになった
    たしかにだからね、他人には思えないね、感じはありますね
    見事に僕を演じきってくれた、はい、感じはします
    (稲垣さんへのメッセージ)
    こんなところで言うことじゃないかもしれないけれど
    うちの母親がサインを欲しがっているんですよ
    是非、あの、今度プログラムに、ちょっと書いてください
    喜ぶと思います
    (そしてさらには…)
    別に使わなくていいですけどね
    ぴーこさん、くれぐれも今日の僕に関しては
    ファッションチェックをしないで欲しいんですよ
    えー、実はあの、大体、僕、テレビに出る時は、その、妻がですね
    えー、必ず服をね、こう、用意してくれるんですけれども
    たまたまなんですが、今、ちょっと、妻は、あの
    両親を連れて、中国に旅行に行ってまして
    だから、これ、あの、今日は本当の僕ではありませんから
    あの、妻の名誉にかけて、今日の僕の服は勘弁してください
    次何か、お会いすることがあったら、その時は
    妻のコーディネートですから、その時は自信を持って
    僕はピーコさんの前に出れる、出ることができると
    思っています

三 雲 おかしい
ピーコ なんだろう
吾 郎 うん
ピーコ 聡美はね、あの、知ってるけど
    いつもと同じカッコウだよね
吾 郎 そうですね
    大体、ああいう感じですよね
ピーコ ねえ、そうだと思いますけど
安 住 はい、なんか三谷さんらしいコメントでしたけれどね
三 雲 うん、でも、自分に一番似ているのが、吾郎さんだっていう
吾 郎 はい
三 雲 そのコメントは、いかがなんでしょうか
ピーコ 納得してるの?
吾 郎 なんかね、言われ…
    ずーっと、本人が言ってるんで、僕もなんか
    似てるような気がしてきちゃって
ピーコ ね、似てるのがイヤなの
吾 郎 いや、うれしい…
    あの、多分ね、目と眉が、この、近い感じとかね
三 雲 あー
吾 郎 ちょっと、僕も普段、少し視力が悪くて
    めがねかけたりするんですけれど、めがねかけてると、すっごい
    ちょっと、似てますね 
    この、近い感じですね、眉毛と目が
安 住 あーあ
吾 郎 全然、納得されてないですね
安 住 いえいえ、すみません
    いや、外見の話しだけでは、なかったような気がするんです
ピーコ あなたの中だと思うんだけどね
吾 郎 まあ、もちろん、そうです
    その、作家の役を演じるっていう…
三 雲 ナイーブな感じとか
吾 郎 そう
三 雲 そういうことも含めてっていうことなんでしょうね
吾 郎 うん、この、そう、役で演じた椿っていう役が
    やはり三谷さん自身が、自分を投影しているような
    役でもあったので、うん
谷 村 私も同じ書き手で
安 住 そうです
谷 村 感じると、すごい、本をたくさん読んでらっしゃる感じがする
吾 郎 はい…いや、まあ、でも、そうでもないですけどね 
谷 村 そうですか
吾 郎 映画はいっぱい見ますけども
谷 村 あの、活字の人のシャイな感じが、こう
    すごい、感じがする
吾 郎 そうですか  
谷 村 ええ
ピーコ めずらしいですね
谷 村 ねえ
ピーコ 突然、そういうふうに思っ…
    吾郎ちゃんのこと
吾 郎 なんか、やっと、おしゃべりしましたね
三 雲 めったにしゃべんないですよ
吾 郎 さっきから、ずーっと気になってたんですけど
谷 村 すいません
ピーコ この人、しゃべんないで出てる有名な人なんです
吾 郎 ホントですか
    もっと、いろいろと
谷 村 不思議な感じの、うん、ものを感じますね
吾 郎 そうですか
谷 村 すごいシャイな感じ
三 雲 オーラを感じますね
ピーコ なんで、あたし、しゃべるとき   
    こんなニコニコ笑って(吾郎、谷村を指し)しゃべってるんだろう
吾 郎 あ、うれしかった
三 雲 さあさあ、皆さんにね、メッセージいただきましょう
吾 郎 あ、はい
三 雲 あの、映画始まりますもんね
吾 郎 あ、そうですね
    まあ、映画って、やはり、テレビと違って
    1日ないし半日ぐらい、ね、見に来るのにかかるものだと思うんですね
    そうして見た人が、その日1日、なんか
    どんな1日だったかっていうことを左右するといっても
    やはり過言ではないと思うんですよ
    まあ、そういった意味で、この「笑の大学」っていうのは
    見た人が、ホント、今日は1日、幸せな1日だったなって
    思えるような、ホント、ステキな映画だと思うので
    えー、ぜひ、劇場まで足を運んでください
安 住 はい
    映画「笑の大学」は、いよいよ明日から、全国東宝系にて
    公開されます
    本日のスペシャルゲストは、稲垣吾郎さんでした
    どうもありがとうございました
吾 郎 はい、ありがとうございました
三 雲 ありがとうございました
吾 郎 ありがとうございました
安 住 さあ、続いては、本物のおすぎさんの登場です、どうぞ
吾 郎 本物のって
三 雲 あ、来た
ピーコ 後ろにいる
おすぎ 2人で会うなんて、久しぶりでしょう、ね
吾 郎 え、はい
(吾郎の後ろに立って方に手を置くおすぎ、いちゃついてる)
ピーコ バカですね
吾 郎 はい、どうぞ、ごめんなさい(立ち上がって席を替わろうとする)
    大丈夫です 
おすぎ お疲れさま
吾 郎 はい 


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