王様のブランチ

優 香「それではお待たせしました、日曜劇場“Mの悲劇”から
    稲垣吾郎さん、長谷川京子さんです」
寺 脇「どうぞ」
吾 郎「こんにちは」
寺 脇「おはようございます」
優 香「おはようございます」
寺 脇「どうぞ、ねえ」
吾 郎「お久しぶりです」
寺 脇「お久しぶりですね」
吾 郎「はい」
寺 脇「あの、2年、2002年の」
吾 郎「そうですね」
寺 脇「ヨイショの男以来という…」
吾 郎「もう、約3年ぶり」
寺 脇「ね」
吾 郎「なんですけれども」
寺 脇「まあ、でも6回目なんですよ、ご出演は」
吾 郎「ねえ、そんなに出ちゃって」
寺 脇「出ちゃってますよ」
吾 郎「はい」
寺 脇「どうですか、Goro’s BARと比べて、この雰囲気」
吾 郎「なんかね、出来上がっている空気があるので、いつも、こう、親戚の家に遊びに
    行く感じですね」
寺 脇「ああ、よく来たな」
吾 郎「お父さんみたいな」
優 香「お父さん」
寺 脇「お年玉いるか?」
吾 郎「そう、そんな、いつも雰囲気で」
寺 脇「長谷川さんは初登場ということで」
長谷川「はじめまして」
寺 脇「はじめまして、よろしくお願いいたします」
長谷川「よろしくお願いします」
寺 脇「どうですか、生放送でね、まあ、こういう」
長谷川「そうですね、よく、おうちで見てます」
寺 脇「あ、そうですか」
長谷川「だから不思議な感じですね」
寺 脇「あ、その場に、テレビの中に入ってきちゃったみたいな」
長谷川「うん、いや、芸能人なんだな、自分が」
寺 脇「そりゃそうですよ、よろしくお願いします」
竹 内「さあ、それでは期待の新ドラマ、Mの悲劇、そのスペシャルダイジェストを
    ご覧ください」

(Mの悲劇スペシャルダイジェスト)
ナ レ「安藤衛32歳、大手警備会社、ジャパン・トータル・セキュリティーの社員
    幼いころから人一倍、用心深かった彼
    石橋をたたいて渡るように生きてきた衛の実力は、人々の安全を守るという
    この職場でいかんなく発揮された
    社内の実力者、島谷に見込まれ、その娘、有紀とも結婚を前提として交際を
    はじめる衛
    すべてが順調だった
    そう、あの日までは
    悲劇は何の前触れもなくやって来た
    地下鉄の中でふと目がとまった一人の女
    その目から…
    この直後、衛は人生の落とし穴にはまった
    謎の女、美沙は、その後執拗に衛を追い詰めていく
    幸せだった暮らしが、たった一人の女の出現で奪われていく
    はたして美沙の正体は
    そして、衛の運命は」

寺 脇「うーん、なんか恐ろしそうな展開になっていきそうな気が」
吾 郎「はい」
   「引き込まれる」
寺 脇「吾郎ちゃん、2人の関係っていうのは、どう」
吾 郎「そうですね」
寺 脇「これ、まあ、キーポイントになってくるの…」
吾 郎「実は、その、2人の間にはちょっとした過去がありまして」
寺 脇「ね、会ってるんでしょ、どっかで」
吾 郎「そうですね」
寺 脇「うん」
吾 郎「で、まあ、まだ主人公である、あの、彼、衛は気づいてないんですけれども
    その過去によって、彼女に、こう、復讐されていくという、そういう展開に
    なっているんですけれども」
寺 脇「はー」
優 香「Mの悲劇…」
吾 郎「はい」
優 香「っていうのは、Mっていうのは何かあるんですか?」
吾 郎「あー、ボクのことです」
寺 脇「衛のM]
吾 郎「はい、と、あと、美沙の」
長谷川「美沙のM」
寺 脇「美沙のM」
吾 郎「イニシャルを取って、衛と美沙と、まあ、あとメモリーという、その過去によって
    いろいろ繰り広げられていくので、記憶というの、ミステリーとか、いろんな意味が
    含まれて、はい」
寺 脇「長谷川さんも」
長谷川「はい」
寺 脇「こういった感じの、ちょっと怖そうなというか、過去のありそうな女性の役っていうのは
    あんまりね、今までされてないと思うんですが」
長谷川「そうですね」
寺 脇「どうですか?」
長谷川「実際、ここまで、その、一人の男性の人生を、こう、どんどん落としていくっていう
    ことはないので、逆に、すごく楽しませて、やらせてもらってます」
寺 脇「逆に、まあ、そう、有り得ないからこそ、こう…いろんなことね」
長谷川「そうですね」
寺 脇「堪能できる」
長谷川「いろんなこと考えられるし、楽しいです」
寺 脇「楽しんでやってる」
長谷川「はい」
優 香「はい、そしてです、そんなお2人にドラマのここを見て欲しいというポイントを
    ちょっと書いていただきましたので、まずは稲垣さんからお願いします」
吾 郎「はい、
すべてを失った男の、その先にあるもの
寺 脇「ほお」
吾 郎「まあ、あの、最初のころに、もう、いろんなものをどんどん失っていって」
寺 脇「失う…」
吾 郎「ええ、失わされて復讐されるんですけれども、まあ、それでゼロになった時点で
    まあ、それでも、こう負けずにね未来へと、どう突き進んでいくのかという
    そういった展開で」
寺 脇「テーマとしては、落ちていくことよりも、その先…」
吾 郎「そうですね」
寺 脇「が、また、一つのテーマになっていく」
吾 郎「ええ、その落ちていくとこは、もう、すごい、怒涛な勢いで落ちていくんですけど
    そっからの展開というのも、楽しめるし、逆に勇気を与えられるような内容にもね
    見てる方にはなると思うんですけど」
優 香「はい、そして長谷川さん」
長谷川「はい」
優 香「お願いします」
長谷川「
復讐を続ける女の、その先にあるもの
寺 脇「あ、こちらも、その先がね」
長谷川「はい」
寺 脇「キーワードなんですけれども」
長谷川「復讐を、まあ、あの、はじめの頃は、えっと、衛に対して、どんどん、どんどん
    していくんですけれども、やってもやっても、行きつくところのない
    終わりのない、その、復讐というものに対して」
寺 脇「相当、恨んでるんだな」
長谷川「どんどん、どんどん自分の…そうですね、相当の恨みがあるんですけれども
    その先にある、その自分の心情というか、行き場のない心」
寺 脇「なんか復讐は遂げたものの、また、それはそれで、こう、虚しくなったりとか」
長谷川「やってもやっても…」
寺 脇「終わりがないからね」
長谷川「やっぱり、終わりがないじゃないですか、復讐っていうのは」
寺 脇「さあ、その先どうしていくかっていうことも、また、テーマになってくる
    まあ、いわゆる、こうなんか、でも、ホラーみたいなことじゃなくて
    なんか、こう、希望のある話になりそうなね、予感も」
吾 郎「そうですね」
寺 脇「ええ」
吾 郎「うん、そういった展開で楽しんでもらう…」
寺 脇「はい、はい
    さあ、お2人は意外なことに初共演ということなんですけれども」
吾 郎「はい」
寺 脇「吾郎ちゃんから見た長谷川さんは、どういう」
吾 郎「そうですね、この(フリップの)女っていう字がかわいいですね」
(吾郎ちゃん、フリップを見せようとするが長谷川さん隠す)
優 香「もう1回してください」
吾 郎「かわいい字を書くな、と…」
寺 脇「テレビを見てる人が、すごい見たがってますよ」
長谷川「もういい、ダメです」
優 香「ダメ…」
吾 郎「印象ですよね
    でも、とっても、あの、ステキな女性ですし、ねえ、あの、こう作品作りをしていく
    パートナーとしてはね、うん、ホントに、いい出会いが、いい出会いをすることが
    できたんで」
寺 脇「え、現場では、どんな感じなんですか、2人は」
吾 郎「現場ではですね、楽しく」
長谷川「そうですね、もう、こういう感じで、他愛のないことをよく」
吾 郎「お互い、結構マイペースなんで」
寺 脇「ほお」
吾 郎「ええ、淡々としてますけれども、ええ」
寺 脇「長谷川さんから見た吾郎ちゃんは、どうです}
長谷川「私はもう、稲垣さんは、まあ、あの、マイペースはマイペースなんですけれども
    でも、こう、きちっとやっぱり、和を乱さないというか、リーダーとしての
    あの、こう、みんなを引っ張っていってくださっているようなところが
    すごく素晴らしいなと思いながら…」
寺 脇「大人な関係ですね、2人とも、なんか、こうね」
吾 郎「そうですね」
寺 脇「いい関係ね」
長谷川「すごくおちゃめな」
寺 脇「あ、おちゃめな部分もありますけどね」
長谷川「かわいらしい方」
吾 郎「長谷川さんも結構、おちゃめですけど」
寺 脇「あらっ、そうですか」
吾 郎「ちょっとクールに見えて、おちゃめなところもあったりと」
寺 脇「女っていう字がかわいいんですか?」
吾 郎「そうですね」
寺 脇「最後にですね、ブランチでは、ご覧の皆さんにメッセージの方をお願いします
    まずは、吾郎ちゃん、お願いします」
吾 郎「はい、そうですね、もう、本当に、かなりスピーディーな展開で
    怒涛の展開で、えー、繰り広げられているドラマなんですけれども
    きっとですね、もう、誰よりも自分自身が、その先にある展開の
    そのページをめくりたくなるような、そんなドラマだと思いますので
    ぜひ、期待していてください」
寺 脇「さあ、そして、女という字がかわいい長谷川さん、お願いします」
長谷川「もうやめてください
    あの、復讐、復讐劇なんですけれども、復讐というのはわりと初めの
    ドラマの中の初めの方の段階で終わってしまってですね、その先にある
    その、人間劇というか、愛情劇というものが、あの、とても見どころだと思うので
    ぜひ、全部、きちんと見てください」
寺 脇「はい、きちんと見てください、皆さん」
吾 郎「はい」
竹 内「稲垣さん、長谷川さん、今日はどうもありがとうございました」
吾 郎「はい」
寺 脇「ありがとうございました」
竹 内「日曜劇場“Mの悲劇”は、明日よる9時から、いよいよスタートです
    ご期待ください」
寺 脇「はい、楽しみにしてます、がんばってください」
吾 郎「はい、ありがとうございました」


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