黒ちゃん様からのリクエストシュバルツカッツェ:落葉「テメェら人間じゃねえ!」
どうやら、お互い二度目の対談らしいわね。 そうみたいだな。この「黒ちゃん」とかいう奴は、頻繁に対談権を取ってその都度妙なテーマを提示するらしい。 それで、今回は? 「テメェら人間じゃねぇ!」――今の世の中、むかつく奴が多すぎます、そこをずばっとクールに熱く語ってもらいましょう、だと。 ごめんなさい、私、この要望には絶対に応えられないわね。 随分あっさりと言うな。 だって。はっきり言って私にはどうでも良いことだもの。そうじゃなくって? 夢魔だからか? 別に人間達が意識領域で何をしようが知ったことではないわ。私達の判断基準は、その無意識領域に喰らう価値があるか無いか、それだけよ。 そもそも、あんた達夢魔が無意識を食い荒らした結果、その人間が狂って反社会的行動を起こした、というパターンもあるわけだからな。 私の言いたいことをちゃんと理解してくれているのね。前回参加させられた対談では、みねのの見解でお茶を濁しておいたけれど、今回は無理ね。 まぁ、あんたがパスすると言うなら、俺も別に参加する必要はないわけだ。 じゃあ、この対談はこれで終了ね? 最後に一つ、この件とは関係ない質問があるんだが。 何? 対談に出てくるあんたは、小説のどのあたりの時点のキャラなんだ? 「DD菜那緒」との重複を避けるために、考え方なんかはミュスカデと出逢う前のものに設定されているわ。 なるほど……よく解った。