……お誕生日おめでとう、――。
――ありがとうございます、おじ様。
  こんな綺麗なドレス、わたし、初めてです。
……喜んでもらえたなら何よりだ。
  ……うん。よく似合ってるよ、――。
――どうもありがとうございます。
……随分とませたものだ。誰から教わったのかね?
――わたしももう立派なレディですわよおじ様?
  淑女の挨拶の一つも覚えて当然ですわ。
……ああ、そうだね。いかんな、歳を取ると子供がいつまでも小さなままだと感じてしまうよ。
  ……ここへ来たばっかりは、あんなに小さかった――も、もうこんなに大きくなったか。
  来年は私が見上げなければならないかもしれないな。
――もう、おじ様ったら。冗談ばかりなんだから。
……はっはっは。そう怒らないでおくれ、私の可愛い――。
  ……実はね、――。もう一つ、とっておきのプレゼントがあるんだ。
――――本当ですか?
……ああ。だから機嫌を直しておくれ。
――もう、それではわたしがまるで小さな子供のようではありませんか。
……すまないすまない。そんなつもりではなかったのだよ、――。
  どうか受け取ってはくれないかな、私の愛しいお姫様。
――もちろん頂きますわ。
……ありがとう、愛しい――。
  ああ、そのような立派な振る舞いをされたのでは、もう子供扱いはできないな。
  君は一人前のレディだよ、――。
――当然ですわ。わたしはもう大人なんですから。
……そうだ、そうだね。――はもう立派な大人だ。
  ……そうだ、君が大人になるまで、私は気が狂うような思いを耐えてきたのだから……。
――? 何か言われました、おじ様?
……いいや、なんでもないよ、――。さぁこの部屋だ――




私の愛しいお姫様。


12歳の誕日に


written by ぼしゅー






 6,666HITおめでとう御座います!!

 7,000HITとどっちにしよーか悩みましたが。まぁ数字が綺麗な方でってことで。


 今回も自発的プレゼントです。決して嫌がらせではありません。いや、ほんとほんと。これは友好の証ですよ、うん。
 ほんとは誰かのお誕生日プレゼントがよかったんですけど、riveriのはまだ随分先ですしね〜。kotzuは受け取ってくれそうにないし。
 元々はグロ絵の予定だったんですが。清書で旨く肋骨や背骨描けなかったので急きょ得ろ絵に。まぁこれはこれで結構よい感じになったのでわ?とか自画自賛してみたり。まぁ相変わらず塗りは適当ですけどねー。もうちと時間掛けてもよかったかな? 腕もちょっと変だし。


 因みにこの作品には...うわっ、年齢出しちゃった18歳以上のキャラしか出て来ません。タイトルは飽く迄イメージですよん。

2004 9/30 ぼしゅー






nostalgia