思い出の海

 

小さな 真っ白な 石

薄くて綺麗な貝殻 探しながら歩く 

離れると 互いの眼が 探し合う

独身時代 こんな事が楽しかったよね

同じ海で
 今は娘が 彼と楽しんでいる

この海も 娘の思い出の海になるかも・・・                   

そんな想いを 噛みしめながら 振り返り妻を見る

当然かのような顔して 腕をとり 並んで来て座る
             
           

離せ!恥ずかしい! 娘の彼が見てる!

何云ってんのと 益々くっついて来る

二人に見られながら これも教育とばかりに 平気な顔
 

娘よ! お前のサイズに合う ず〜っと大切に出来る貝殻 見つけてくれよ!   


       

                        
2004年01月24 terutaka