冬の雨、別れの時
ベットの中、別れの時が迫ってくる 離れたくない、このまま抱き合ったまま、静かに眠りたい 炎を燃やした愛の波が、朦朧とした頭の中を漂う 二人とも帰らねばならない身、時計が気になる ちらっと見る! 時間は??? 針よ止まれ!! ん!ぅう〜ん もう限界 愛してるのに! 二人の顔が・・・手と足が! もがき苦しむ! ・・・・・・・・もう時間が? 時間が・・ 時間が・ じ・ん・・・ん・・ ぅう〜ん 急いで化粧、私はシャワー、 身支度を終え、外へのドァーを開ける! 他人の二人に戻った瞬間である 車に乗り、慎重に周囲を確認し外に出る
外灯の青白い光が雨の交差を映し出す 友が送ってくれる約束と言う もう時間がない! 突然、怒った声で明日電話ね!と言いながら私の肩をたたく、 もう寂しさは消し飛んだのか!元気良く飛び出して行った 明日電話して!なのか? するなのか?考えながら おやすみ・・・と、声をだし車を動かす、 雨が急に激しくなってきた。 自分勝手な自分流を貫きながら! 彼女の楽しい思いが、悲しい気持ちに変るとき 楽しい思い出よ! 隣で眠ってやれ 喜びよ! 隣で眠ってくれ 幸せよ! 隣で眠ってやれ! |