終 焉


静かに与えられた時間と

突然の激しい絶叫が

戸惑うように時を切り裂く


いつか

そうだれにも

訪れる


静かに

無に帰する

誰にも許された時間


それは突然だったり

約束されていたりする


無常という言葉と

感謝という言葉


どちらも

心を引き裂くけれど


私たちはそこに向かって

どう生きて在るべきか

悩みながら歩いているのだ


    2008.07.06
 

      
月の雫 様


                 日本の四季が変るように 

                 生まれることも、死ぬ事も

                 自然の移り変わりの一部で

                 全て自然の法則なのだ

                 誰もが死に向って歩き

                 止まる事も さがる事も

                 許されない平等の道を進む


                 歳をとるに従い

                 永遠と思える時間が、

                 次第に重みを増し

                 命の末期に至っては、

                 動く事も 話す事も出来ず

                 ただ、死を待つ為の

                 時間だけをやり過ごして行く


                 選ばれて 与えられた命

                 社会と調和し どう生きるか?

                 自分の思いに対する

                 忘れ物をなくするために

                 自分で行動 自分で謳歌

                 一生懸命 生きていけば

                 あの世も薔薇が待っている


                 2008.07.12

          照 高