生きる


   私は 道端に咲く 

    小さな 野の花

    自分の名前も 知らない

    誰からも 呼ばれない

    呼ばれた 記憶もない

    振り向きも されない


  けど 春がくれば

  蕾をつけ 花を咲かすの  

  誰にも 真似の出来ない

  私だけに 出来る

  私だけの花を 咲かす 

  それが とっても嬉しい!


        それに 可愛い 小さな蜂が

         咲くの 待っている

         踏まれても 抜き取られても

         いつまでも 生き続ける

         そんな根性も 持ってるんだよ。



                                             
 2007.01.03日 照 高


 

     ※コメント : 今 イジメによる未成年者の自殺が社会現象化している。 雑草は踏まれても

       抜かれても、自分の花を咲かせる為に生き続けている。 人は今、何かを見失っている

       今の社会では、自分の花を 咲かせる希望さえも持てないと云うのだろうか?

       そこまで、総ての根っこを刈り取ってしまう魔物は一体何なんだろう?