透 明


                                   
青空と 山の緑 

澄み切った空気

誰もいない 湖のほとり


そこに 

心のキャンパスを立て

自然と 話を始める


心に握られた 絵筆が 

静かに動き始めた


青空君 湖君 

そして湖面に映る緑君 


どうして君達は 

そんなにも透明なの?





どうしたの〜
  
君もだよっ〜て
 

大きな声が帰ってきた


自然に洗浄される
 
心のキャンパスが

しだいに
 
透明になっていく



 2006.05.20日 照 高作



     

           

                 


                                        



 

               コメント:静かな自然の中に佇むと、汚れた心も、透明に戻れるような気が・・・
              

                    





雨のち晴れ          

       
ハピナス様作 
                                   
 ガラス越しの景色は

 不鮮明なまま

 気持ちも不確かなままで

 目の前が見えない

 何かに戸惑って

 何かに支配されたように


 そんな雨の日に

 貴方から届いた一枚の風景画

 懐かしさが漂っていて

 微笑みになれる絵には

 海の青も山の緑も

 すっきりと輝いていた


 貴方の心を映し出したように

 彩りはきらめいていて

 君の心の不安を忘れさせるよって

 力強い筆運びを感じられた

 何を悩んでいたのだろう

 何を信じれずいたのだろう


 降り続く雨がやんで

 青空がゆっくりとさしこんだ

 やがて透明になっていく

 今度は心のキャンパスに

 貴方と私の

 奏であう色を描いていくから

 この空の青に負けないくらい

 鮮やかに描いていくから



   2006.06.22日 Hapinas様作

                                          
  
 

       コメント:降り続く雨に、晴れ間が見えたら、景色が透明に感じる。貴方とつつまれたい透明な時。