雫の坊



  雫の坊やが、ぎょろりと眼を剥き 僕を見てる   

    瞬きもせず、じ〜〜と見てる

      こちらも負けじと 睨み返す 


        眼の色が各々違う、人種が違うのだろう

     風に揺さぶられ、眼を しょぼつかせてる

        余程 僕が好きなのか、まだ見てる
 

           おい!いい加減にせ〜 って、肩をゆすったら
 
              ビックリして、一斉に逃げ去った

               ごめん!まだ梅雨のはしり、また会おうな!


                        
2005.06.04日 照 高作