マインドコントローラーがやっていること

私が受けた被害を検討した結果、加害者の行動には次のような意図がみえる。

アイデンティティーの抹殺はマインドコントロールの最大の特徴だ。アイデンティティーは日本語で、自我、同一性などと訳されている。心の中で何かを感じたり思ったり欲したりしている部分、自分のありかと考えられている。アイデンティティー抹殺は標的者の自己の発現を徹底的にたたきつぶす。繰り返される暴行、そして、その人が持っている価値や希望をしらみつぶしに徹底的に奪い去る。マインドコントローラーが最も嫌うものは人間性に他ならないのだ。攻撃を受け続ければ標的者は自発意志を完全になくしまう。アイデンティティーを襲撃されている人はもろもろの心身の不調を訴えるが、その原因を突き止められていないかもしれない。思考や行動が意志ではなく信号によって支配され始めてしまうだろう。

マインドコントロールによって私は様々なトランス状態を経験するようになった。そこではあたかも自分の頭上がどんよりとした雨雲で覆われ圧倒されてしまう。雨雲にはいくつかの種類があり人格に変容を起こすが、記憶に影響したり別人になったりはしていない。外傷経験はいくつかのトラウマ的人格を作り始めた。マインドコントローラーはそれを深くえぐり、より鮮明に繰り返し焼き付けている。それによって私はトラウマをたびたび再現するようになっていた。マインドコントローラーは受け付けたトランス状態を言動などによって引き起こす技術を持っている。

解離性の危険を起こしている人物に対し、マインドコントローラーは様々な人格解離の魔法で攻撃してくる。被害者は自分の思考や行動などが、誰かにまねをされることに日々出くわしているかもしれない。それは被害者の心の中であたかも自分自身を目撃するような働きをしている。自分自身に対する客観視は被害者に人格解離を起こす危険がある。権威者による矛盾した乱暴な振る舞い、不適切な診断やセラピー、二重性の論理や非決定的議論など、被害者にとっての危険要素は多い。



本当に多重人格を作れるの?

自分の経験を振り替えるとそうさせられそうになっていたと思う。特に、PTSDにさせられたときには危なかった。まだ、種種のトランス状態もしくは人格間に壁ができあがっていなかったが、解離性同一障害の前駆症状がもたらされていたといえる。どうにかマインドコントロールの手口を見破ったため生き延びた。トランス状態が独立人格へと育てあげられようとしていた。

多重人格者生成のプロセスは次のようになると考えている。

人格変動性の発生もしくは確認 → 心理的外傷の植え付け → トランスの発生 → トランス状態の固定
→ 種種の解離性症状の誘発 → トランス状態の独立人格への発展 → 人格の完全な分離

トランス状態の固定は監禁のような環境要因、うつやPTSDなどの別要因、恒常的恐怖体験などによって起こる。記憶の分断は人格間に完全な壁ができあがることにより発生すると推定している。人格の分離についてもおそらく強度のストレス状況が関係するのだと思う。このようなプロセスを十年以上もかけてやろうとしているのだからたまったものではない。解離性同一障害にならなかったとしても喪失が被害者の人生を覆ってしまう。たとえスパイ活動だとしても、合理的な方法だとはとても考えられない。この活動は人体実験と言うよりも単なる殺人に近い。

虐待問題との関連

多重人格の要因として、特に児童への、虐待が第一に大きく考えられている。虐待やいじめなどの報道で時折聞かれるのは、周囲の人が虐待に気づかなかったとか、ふざけあっているように見えたというような内容である。逃げ場のない子供にとって、その種の被害は人生の破綻を意味する。そのままでは生活を続けることができない。そこで虐げられている自分を変化させあたかも別人のような顔で耐え過ごしているということが起きるのではないだろうか。成人であってもそういった状況に陥れられることはありうる。さらにひどくなると、自分が虐待されるのは仕方のないことだと思い込むようになるなど、深刻な損傷が起きる。多重人格を作り得る基本的な条件は、矛盾した一貫性のない振る舞いをする、力や権力を持った成人による逃げ場のないコントロールだという。私は教員による年代的な虐待によって障害を負った。学校は子供の機会を独占しているので、逃げ場のない悲惨な状況が容易に作られてしまう。恵まれない家庭は子供を暴力から守ることができない。マインドコントロール犯罪の影響は無視できないとしても、虐待の問題は社会問題として徹底した理解と防止が必要だ。

記憶アクセスはマインドコントロールのひとつの主要手段

上に記述したトランス状態についてもう一度考える。専門用語の使い方はずれているかもしれない。私には虐待によって加害者の人格が精神内部に入り込み心の中で自身が虐待され続けていた。また、いくつかの心理的外傷の中で時間を過ごしている。外傷内の経験には、虐待におびえ続ける状態、絶望に覆い尽くされている状態、見捨てられている状態、悲しみに暮れる状態などがあった。それらは前人格というべきものに成長し始めていた。DSMマニュアルにある解離性同一性障害の特徴と共通する面は多い。ただし状態間の分断は決定的ではなく、環境要因などによって絶えず変化し得るものであった。私はマインドコントロールによる、人物やメディアを通した記憶アクセスを頻繁に受けていたようである。記憶は分離されていなかったが、(前)人格ごとの特性は確かにあり、何かを想起することによって人格変位が呼び起こされていた。本来、記憶は精神に付属するものであろうが、徹底した情報の操作は、その主従を逆転させて、外部者が人物を支配してしまう。人格変位がある場合はとくに効果的になる。加害者の影響を断ち切ることができなければ非常に危険だ。私は外傷からの回復を今も続けている。攻撃を受けながらの克服は簡単ではない。現在、被害者が他意のない援助を受けることは非常に難しいだろう。マインドコントロールの問題は残忍さの度が過ぎているので、一刻も早い被害者への謝罪と社会的権利の回復を求む。

被害者は環境面での不利を強いられている

人格遷移は多くの場合環境要因によって誘発される。マインドコントローラーは被害者の周辺に入り込みさまざまな悪影響をする。典型的なものは、人間関係、人事などだ。マインドコントローラーにが組み替えをして暴力的な人物と同居させられるかもしれない。逃げ場のないストーカーは、擬似的な監禁状況を作り上げる。私は決定的な選択のミスを何度か経験している。そういったとき、マインドコントローラーは本来の自分とは違うサブ人格へしきりにアクセスしている。サブ人格を呼び起こすことによって重大な決定が覆されてしまうことがある。影響がなくなれば本来の自分に戻り、今度は「なぜあのときそうしてしまったのか」と後々まで苦しめられ続けているのである。私にとって将棋の道を奪われたことは少年時代の重大な転機であったかもしれない。「暗い」と言われいじめを受けるようになった。もうおしまいだという日々の絶望を体験した。それは一種の精神的自殺だった。その後物理学への興味が本来の自分を蘇らせていたようであった。ところが今度はそこがマインドコントローラーによる格好の標的になった。物理学者の加害者が実際に出現した。その影響は過去の絶望体験への正確な共鳴を起こしていた。本来のアイデンティティーを抑圧し続けることが多重人格計画の重大なポイントである。おかしなことに大学では将棋に触れる機会を妨げられることもあった。気づいていなかったが、将棋を指しているときは本来の自分が戻っていて何もかもが順調に進んでいた。私が問題視しているNHKのドラマでは二重性が双子の姿となって表れている。つい最近までてっきり将棋一筋のドラマであると思い込んでいた。

思考読み取りを悪用した精神攻撃の影響

思考読み取りやその他の脳侵略技術は、精神内部に直接影響し、より奥底への損傷を与える力を持っている。恒常的な恐怖と不安だけではなく、多重人格に関係する解離性の損傷を発生する。精神内部に外界が存在し始めることが基本的特徴である。その「外界」に対する変化、いわば心の中に顔が作られることにより、心の一体性が失われる。人格ならぬ心格の変位ともいえるだろう。私は被害を受けながらも、虐げられてはいないというような「顔」をして、替え歌を歌っていたり、社会提言をしたり、自分につっこみを入れ出したりしているなど、様々な精神内部の多層化が発生していた。思考を読まれたくないという思いが、本来の自分の心をかき消す努力に使われている。過去に体験したおびえた自分の表情が、心の中に投影され、おびえた心格をみせていた。心の中の演技者は自分の不安を押さえているかのようであった。広範囲な被害を受け続けていたため、そういった呪縛から開放される時間はほとんど失われかけている。人並みの生活を続けたいという切望に反して、マインドコントローラーは私の環境を奪い尽くしてしまった。思考読み取りは絶対的な暴力であるから、スパイが親切めいた言動をすることは矛盾的で、むしろ多重性を起こす危険が高いだろう。精神内部へのミニチュア化した破壊は、思考や判断の重大な障害をもたらしていた。

電磁波侵略を忘れるな

被害者は多年にわたって攻撃を受け続けている。虐げられているのが本人自身である以上、被害を忘れてひょうひょうと生きていくことはできない。たとえどれほど無惨な体験であったとしても、それは己の人生である。消し去ってしまおうとすれば、アイデンティティーや過去の年月が喪失してしまう。絶対に見捨てたりしないで欲しい。戦争の謝罪を繰り返し求める韓国人は、忘れることは殺すことであることを良く理解している。隠蔽活動の真の目的は、犯罪をもみ消すことではなく、被害者を消すことだ。奴らがどのような悪巧みを続けていても、被害の訴えをはばかる必要はない。犯罪者の行動は、人道に対して完全に背いている。この訴えは被害者でなくとも、多くの常識的な人々は理解できるはずだ。脳・精神への攻撃は、原理上比類のない、歴史的脅威で、この方法は永久に追放されなくてはならない。マフィア社会からの脱却は、世界共通の願いだ。

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