北八ヶ岳-天狗岳、西天狗岳と白駒池-
2008年3月3日-4日



山小屋はテントより快適だった!
(25年ぶりに冬の八ヶ岳に登る。初めての天狗岳は美しかった。)


3月3日、仕事が遅くなり午前2時過ぎに帰宅。午前4時半過ぎに自宅を出発し、午前7時過ぎに渋の湯に着く。気温はマイナス6度で天候は小雪。早速朝食を済ませ、渋御殿湯に駐車料2000円(2日分)を支払い7時50分に出発。予想天気図では明日のほうがよさそうだが、予報では今日が晴れで、明日曇りとのことなので、今日中に天狗岳に登り黒百合ヒュッテ泊まりの予定で行動。

午前10時20分に黒百合ヒュッテ着。ヒュッテに着く前から青空が広がり始めたが、小屋で休んでる間にうす雲が広がりだした。急速に天候が悪化する気配がなかったので、11時5分に天狗岳に向かう。風に叩かれて雪面がクラストしていた2500M付近にてアイゼンを着ける。傾斜もそれほどないのでピッケルは使用せず。危険なところも無く、上部の岩が出ているところで何度かルートを探しただけで、12時45分に天狗岳着。

小雪の中、天狗岳で食事をし、西天狗に向かう。往復40で天狗岳に戻る。後は1時間程度の下りで黒百合ヒュッテまで戻るだけだからと横になり休んでいると、視界がさらに悪くなりあられまで降り出したので下山。1時間弱で黒百合ヒュッテ着。気温マイナス7度。

渋御殿湯(7時50分)→黒百合ヒュッテ(10時20分-11時5分)→天狗岳(12時45分-13時55分、西天狗岳往復)
→黒百合ヒュッテ(14時50分)

4日は晴れで、朝食後6時20分、黒百合ヒュッテの寒暖計はマイナス21度を指していた。風も無く体感的には全く寒くなかった。日中は気温も上がり(2300M付近で推定マイナス5〜7度位)、風も比較的穏やかで最高の登山日和でした。昨日、天狗岳に登らず黒百合ヒュッテ泊まりだったら、4日は天狗岳に登った後はそのまま黒百合ヒュッテ経由で下山しただろう。
中山展望台からは蓼科山、車山、そして乗鞍や北アルプスまで見ることができ大満足でした。

黒百合ヒュッテ(7時30分)→中山(8時15分)→高見石(9時30分-10時15分)→白駒池(10時35分-40分)
→高見石(11時15分-11時50分)→渋御殿湯駐車場(13時20分、気温マイナス3度)




*多少ガスや雪で視界が悪くなっても雪の柔らかい所ではトレースが残っているし、トレースが消えている所でも簡単にルートを間違える山ではないので、風が強くなるのだけが心配だった。

天狗岳は八ヶ岳では初級向けの山です。南八ヶ岳の赤岳等は上部岩場に鎖場があり冬は鎖が氷り滑りやすくなっているのでその分少し難しいです。南八ヶ岳にいく場合は、アイゼンを付けて岩場の登り降りの練習をしてからのほうが良いでしょう。北アルプスに比べて積雪はかなり少ないですが、風の強さや寒さは同じです。天候が荒れれば3000M近い稜線はどこも同じように危険です。
東からのルート(真教時尾根等)は途中に営業している山小屋が無いためテント山行になるのと、登山者も少なく森林限界まで相当なラッセルを強いられるので、単独で冬季行かれる場合は相当ハードな山行となるでしょう。西からのルート、美濃戸から赤岳鉱泉経由は山小屋も営業しているし、ドカ雪直後でないかぎりしっかりしたトレースがあるので、天気さえ良ければ快適(風、寒さ対策は必須)な登山が期待できます。

*結局、予想天気図から自分が予想したほうが当たった訳だが、好天時に高見石、白駒池まで足を伸ばせたのでこれもよしとする。
*日時は画像を撮影した時のタイムスタンプです。実際に撮影場所に着いた時刻ではありません。写真を撮った時間です。
*国土地理院の2万五千分の一地図を参照する天狗岳 白駒池



3月3日


小雪が舞うなか渋の湯を出発。冷え込みが弱く東京も午前5時でプラス5度位、ここもマイナス6度と暖かい。3日、7時51分。


渋の湯から2時間半ほどで黒百合ヒュッテ着。小屋泊まりなのと山スキーと違い、スキーを担がない分荷物が軽いので予想より早く着く。ご覧のように一時青空が広がる。黒百合ヒュッテのブログでは積雪2Mとなっているが、それほどあるようには見えない。なお今年はこの時期としては積雪は多いとのこと。3日、10時28分。マイナス7度。


11時5分にヒュッテを出発、30分ほど登ったところからの天狗岳と西天狗岳。3日、11時32分。


天狗岳直下、天狗の奥庭コースとの合流地点。いやな雲がだんだん降りてくる。3日、12時27分。


天狗岳山頂。小雪で風も弱かったので、小休止後、荷物を置いて西天狗を往復することにした。3日、12時52分。


天狗岳と西天狗岳とのコル。雲が2600M付近まで降りてきて視界が急に悪くなり、振り返ると天狗岳はもう見えなくなっていた。3日、13時21分。


西天狗岳山頂、だだっ広く道標も山頂の標識もない。もしかしたら雪に埋もれているのかも?(往復で40分)。3日、13時26分。


天狗岳山頂に戻り、後は黒百合ヒュッテに下る(1時間程度)だけだから、昼寝でもしようと横になっていたら霰が強く降ってきたので昼寝はあきらめ(昨日一睡もしていなかったので山頂でゆっくり休みたかった)下ることにする。天狗岳直下の岩。
画像クリックで動画を再生。20秒ほど、画質は10分の一位まで落としてあります。3日、14時7分。


とりあえず目的の天狗岳登頂を果たしたわけだから、明日の天候を気にせず今夜はぐっすり眠れるなとか、もし明日晴れれば高見石経由で渋の湯に下ろうかなとか思案しながら黒百合ヒュッテに着く。3日、15時3分。





3月4日


夕方から夜にかけての降雪は3センチ程度。朝6時20分、気温マイナス21度。昨晩お世話になった黒百合ヒュッテ。テントと違い暖かく快適に眠れた。テントは確かに寒いがそれより私的には狭くて膝によくなく、それが一番しんどい。小屋は外気温の割には小屋内は暖かく(プラス7〜10度)、食事も良いし、充分に体力の回復ができるので、50過ぎの私には実に有難い。

出発前に黒百合ヒュッテ前の丘に登る、画像はその丘の途中から撮ったもの。4日、7時11分。


丘の上(すり鉢のふち)からの天狗、西天狗岳。どうやらここは天狗の奥庭から天狗岳に上るルートのようです。4日、7時17分。


ヒュッテ前の丘から写真を撮って戻って来たところ。4日、7時35分。


中山への登りから見た天狗岳と西天狗。天狗岳の山頂部の岩、天狗の横顔に似ているので天狗岳と名がついたのかな?4日、7時52分。


中山への登りから。振り返れば美しい針葉樹林帯から垣間見る天狗岳にしばし見とれる。4日、8時02分。


上の画像と同じ場所から東方面を望む。八ヶ岳の東側は雲海になっていた。美しい!来てよかったと思う瞬間。4日、8時02分。


中山からわずかに下ると展望のよい開けた場所(中山展望台?)にでる、そこからの車山、北アルプス方面。
画像クリックで動画を再生。30秒ほど、画質は10分の一位まで落としてあります。4日、8時46分。


ウッディな高見石小屋。ここのテラスでカップヌードルを食べたりしてゆっくりくつろぎ、至福の時を過ごす。
荷物を半分デポし白駒池も往復する。ちなみに高見石小屋は営業してます。4日、9時51分。


高見石小屋から20分ほど(雪道なので早く着く)の下りで白駒池につく。4日、10時42分。


高見石小屋に戻る。渋の湯に下る前に、高見石小屋から10M程登った展望の良いピークから白駒池を見る。渋の湯までは標高差400M、1時間半ほどで着くので、北八の雪の森を堪能しながらゆっくり下山する。4日、11時45分。



八ヶ岳と私

私が始めて八ヶ岳に登ったのは16歳の時で、新品のピッケルを持ってゴールデンウィークに稲子湯から硫黄岳、横岳、赤岳に登ったのを 記憶してます。その後、奥多摩や丹沢の冬山を経て18歳位から冬の南八ヶ岳に良く登りました。厳冬期の赤岳メインリッジや阿弥陀南稜、北稜などバリエーションルートも単独で登ったりしてましたが、北八ヶ岳にはほとんど行かずじまいでした。登山の興味が南、中央、北アルプスへと移ってしまったせいだと思います。この続きは後日。




撮影機材:画像、動画共にCASIO EX-Z700。小型軽量(130g)の為、購入。片手でも撮影できるように行動中は胸ポケットに入れて携帯。オリジナルの画像は3072x2304ピクセル。このページの画像は800x600ピクセルに縮小されたものです。













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