MR30000系3・4次車


■概要
2015年3月のダイヤ改正から桜美鉄道との相互乗り入れに伴い、初期の編成の製造から10年近く経つことも相まって
幾つかのマイナーチェンジが施される形で増備された。
またこの製造分から海神高速鉄道初の2両固定編成が登場した。

■車体
大まかな内容は1次車・2次車と同様であるが、前面デザインは桜美鉄道の車両デザイン担当者からの提案を踏襲し、スカート形状も前面デザインに適した形に加えステップ一体型となった。
側面についてはドア戸当り部に弱視者への配慮のために黄色の警戒テープを貼り付けている。
また車内は客席袖仕切り板が内地のE233系と同様のものを採用し、運転台に至ってはグラスコクピットを導入した。

■スペック
制御装置:IGBT3レベルVVVFインバーター制御、加速度3.0km/h/s、減速度3.7km/h/s(非常制動時4.5km/h/s)、最高時速130km/h
2両固定編成については床下機器の配置の関係からSic制御の採用した他、フェザーライン(七郷高速鉄道)乗入れ対応に準じたモーター配置となっている。

保安装置:CS-ATC・D-ATC・ATS-P+と非常制動・信号炎管発火・パンタグラフ強制下降同時作動のTEスイッチを搭載しブレーキは純電気ブレーキと留置用のパーキングブレーキを搭載

■運用と最近の動向
岩崎・一宮線を覗くすべての運用に充当されているが、2015年現在、桜美鉄道線内のホーム有効長が最大8両のため、10両編成対応工事終了後までラッシュ時に直通運用に入る際は
4+4の8両編成を3次車同士もしくは従来車両(MR30000系1次車〜2次車・MR20000系の4両編成)と組成して運用することとしている。
2両固定編成は桜美鉄道線直通の際に6両固定編成に増結の他、ナナ快電鉄線内での輸送障害時に前後に連結してフェザーラインに疎開できるようになっておりこの4本については
海神総合車両管区咲江支所の配置になっている。

■編成表
←高速萌原・山比坂・          高城町・七郷国際空港→
    34411+34311+34211+34111(34111F)
     |   |   |    |
    34416+34316+34216+34116(34116F)

    36611+36511+36411+36311+36211+36111(36111F)
     |   |   |   |  |  |
    36614+36514+36414+36314+36214+36114(36114F)




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