044:マークU2000GT ツインターボ (’86.03 GX71 4AT DM 97.06-03.10 6;04)
故障しているため安く販売される車もあります。この車は「GX71マークU」ですが、前期型であることと冷却水ポンプが異音を出しており、また10万キロ目前でタイミングベルトの取り替えが必要、などの理由で格安購入したものです。ターボ付きのエンジンですが、珍しいインタークーラーが水冷式なのです。エンジンは吸入空気密度が高いほど効率が良い訳ですが、ターボを通った空気は圧縮されますが同時に温度が上がりますので冷やして密度の低下を防ぎます。ターボからエンジンまでの吸入ホースの中間に入れる冷却器をインタークーラーと云いますが、冷却効果を上げるために多くはラジエーターの前とか横とかに設置し外気で冷やします。しかしこのため太い吸入ホースを長々ととりまわす必要があり、これを嫌ってインタークーラーをエンジンの上に載せ、吸入ホースを最短にして外気の代わりに水で冷やす方式にしたのがこの車です。そしてそのインタークーラーの冷却水循環用ポンプが大きな異音を出しており、取り替えが必要になっていましたがかなりの出費となるため修理をあきらめたようです。安く買ったものの、自分の用途としてセダンは必要が無く、次々と増えてしまった後続車のため廃棄してしまいました。

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