『寒い日の過ごし方』
―高耶さんが直江を暖める場合―

「今日は寒いな。こたつ出したから入れよ」
ぬくぬくのホームコタツ。
テーブルには、みかんが置いてある。
「やっぱコレに限るよな! 今日は鍋にするから、ここで食おうぜ。」
嬉しそうな高耶の笑顔をみるだけで、もう心は温まっている。

「高耶さん」
呼びかけて、こちらを向いた高耶の体を抱き寄せる。
「このまま…暖まるまで、じっとしていて…」
冷たい唇を暖かい体に押し付けると、吐息がすぐに熱くなってゆく。

「も…あったかくなった…だろ…」
体も心も、とっくに熱くなっている。
あなたを見るだけで。あなたといるだけで。
「まだです…もっと…熱をわけて…」

暖かいなんて言わない。
俺はまだ、暖かくなんかなっていない。

あなたと溶け合うまでは…

この熱は、まだ…熱すぎる

 

2006年1月?頃に書いたものだと思うんですが(←覚えてない〜/笑)
いや〜今年の冬はホント寒かったですね!
私も高耶さんに暖めて貰いたいよ〜(><)という願望が形になったような…(爆)
書いてて自分が熱くなっちゃったよ(^^; 寒い日は直高を書く。お奨めです!

背景の壁紙は、こちらからお借りしました。→

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