『春の嵐』

吹きすさぶ風が、木立を揺らす。
轟々と鳴っているのは、荒れ狂う嵐の叫びなのか。

だがその叫びも、今の高耶には届かない。
今、彼に届いているのは、ただひとりの魂だけだった。

「…っは…あぅ…ふ…」
「もっと声を…出して…」
大丈夫。誰にも聞こえない。

そう耳元で囁いて、首筋に舌を這わせる。
甘い吐息が喘ぎに変わっていく。

闇を揺らして、嵐は激しさを増していた。

      2005年4月16日

え〜と…なんか拍手のお話って、ちょっとエロが多い?(笑)
これは連打のお礼とお遊びのつもりで、4回連打したら出るようにしてたの(^^)
その時に見て下さったのは、多分おひとりなのでは…(笑)
えへへ。いつもお礼にならないようなお話でごめんね〜(^^;

 

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