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Climbing tour in Italy (イタリア)
2010/6/22〜7/11 |
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梅雨入りして間もなく、20日間お仕事はお休みしてイタリアへ行ってきました。今回の目的地はロックマスターが開催されるクライミングの町アルコと、石灰岩の針峰が乱立する、その独特の地質と風景から世界(自然)遺産に登録されたドロミテです。
連日晴天に恵まれ、サマーバケーションには少し早かったので混雑することもなく、とても快適にクライミング三昧してきました。
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1.Arco (アルコ) 6/23〜30 |
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ミラノとベネチアのほぼ真ん中にあるガルダ湖(イタリア最大の湖)の北に位置する小さな古都。
石畳みの街並みと、街の入り口の岩峰から今でも侵入者を見張っているような城跡が、中世のまま時間が止まっているような雰囲気を漂わせている。
アルコの周辺には100以上の岩場が点在しフリークライミングが非常に盛ん。メインストリートには数軒のクライミングショップがあり、子供専門のショップもある。
クライミングは身近なスポーツで、家族でピクニックがてら“登る”というのはごく普通のようだ。
クライミングを堪能しつつ、オフに城跡まで足を延ばしたり、入り組んだ路地を探検したり、クライミングショップをはしごしたり、ピザやドルチェにかぶりついたり、カフェでよく冷えたビールを飲みながらのんびり過ごしたりと、一石数鳥の贅沢至極な時間を過ごせる。
■気候 到着した日は最高気温27度だったが右肩上がりに上昇して、30度以上の日がほとんどだった。朝晩は過ごしやすいく、日中もカラッとしてはいるが日向はとにかく暑い。7日間のうち1回だけ夜中に激しい雨が降った。
■交通 一番近いベローナ空港に入りレンタカーを借りた。ベローナからは高速道路(Autostrada)A22号線をBRENNERO方面へ、ARCOと表示された出口がある。1時間ほどで到着。
ベローナからバスも出ている。
■宿泊
アパートを借りた。庭も建物も隅々まで手入れが行き届いていて、キッチンやバスルームの設備もバッチリ整っていた。地下駐車場があり、出入り口はボタン式のキーで施錠されていたのでセキュリティの不安もなかった(カナダで車上荒らしにあったので、敷地内に駐車場があるアパートを探しました)。スポーツルームにはボルダー壁もあった。
回りは静かな住宅街だったので、ベランダで夕食を食べながら広場で子供たちが遊んでいるのを眺めたり、日曜の朝には教会から讃美歌が聞こえてきたりした。
管理人のローラさんは丁寧でとても素敵な女性だった。夕方にしか来ないので、緊急時には電話をしなければいけないハードルの高さはあるが、困ったことも起こらず大満足だった。
Residence La Pouta del Cuore http://www.laportadelcuore.it/en/default.asp
街には★★(ベッド&ブレックファスト)〜★★★ホテルやキャンプ場があるので、ニーズに合わせて選べる。
■Climbing shop
街の入り口に1軒とメインストリートに点在している。メーカーによっては日本で買うより断然お安い。
13時〜15時30分頃はお昼休み、日曜日は終日お休みなのでご注意を。
■情報サイト
アルコ観光インフォメーション http://www.gardatrentino.it/en/arco/
クライム・ヨーロッパ(アルコ) http://www.climb-europe.com/italy/arco.htm
■トポ
本屋さん、お土産屋さん、小さな雑貨屋さんでも売られており簡単に手に入る。
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ARCO Rock
106ヶ所のアルコ周辺のすべてのスポーツルートをカバーしている。
標高、壁の向き、ロケーション、支点の状況、混み具合、快適度、駐車場、クライミングスクール、雨でも登れるか、ファミリー向きか、アクセス、地図を記載。
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■グレード
USA |
France |
UIAA |
5.4 |
2〜3 |
V |
5.5 |
3〜4 |
W |
5.6 |
4〜5a |
X‐ |
5.7 |
5a〜5b |
X |
5.8 |
5b〜5c |
X+ |
5.9 |
5c〜6a |
Y |
5.10a |
6a〜6a+ |
Y+ |
5.10b |
6a+〜6b |
Z- |
5.10c |
6b |
Z |
5.10d |
6b+ |
Z+ |
5.11a |
6b+〜6c |
5.11b |
6c〜6c+ |
[- |
5.11c |
6c+〜7a |
5.11d |
7a〜7a+ |
[ |
5.12a |
7a+〜7b |
5.12b |
7b〜7b+ |
[+ |
5.12c |
7b+〜7c |
\- |
グレードが辛いとは聞いていたが、やっぱりちょっと辛めかなと感じた。
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クリックで大きくなります |
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アルコ城跡 |
古いけどよく手入れされている家々 |
売店でもトポを売っている |
2011CLIMBING WORLD CHAMPIONSHIP |
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ランチはカフェでサンドイッチと
よく冷えた飲み物 |
街は自転車の人で溢れていた |
もちろんワインが美味しい |
アパートの心地いいベランダ |
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Massone (マッソーネ)の岩場 |
車幅すれすれの路地をぬける |
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アルコ周辺の代表的な岩場。6つのセクションに分かれており、
150以上のルートがある。
そのうちA〜Dエリアは垂壁がほとんど、ルートの長さ12〜25m、
ルート数90と登り応えがある。
朝からガンガン日が当たり、暑いのこの上なかったが、この岩場が気に入り、アルコでの5日半のうち4日間通った。
隣町のマッソーネをぬけ、オリーブ畑に囲まれた山道を登ったところにある。(アルコから4km程)
街をぬける路地は、車が一台やっと通れる程度。
毎朝、対向車が来ないように祈りながら通った。
だいたい同じ時間に通るので、ここで犬の散歩の女性とすれ違い、
もうちょっと先では黒いプードルを連れたお爺さんを追い越した。
気軽に「チャオ」と挨拶を交わしてくれる。
平日は多くても10パーティくらいでとてもすいていた。
朝から夕方まで暑さに耐えてガッツリ登っているのは我々ぐらいで、
午前中だけ、午後だけ、夕方からという人が多い。
暑い時間帯はオリーブの樹の下でピクニックや昼寝をし、日陰になった頃に登りだすファミリーもいた。
5時頃に駐車場に降りて行くと、これからクライミング教室が始まるようで小学生とお母さんたちが集まっていた。
岩場ではイタリア語と同じか多いくらいドイツ語が聞こえてきた。駐車場に止めてある車のナンバープレートを見ると、I(イタリア)とD(ドイツ)が半々くらいで、その他PL(ポーランド)、A(オーストリア)等があった。
ルートは5〜6a(5.7〜5.10a)に人が集中。
「テンションかけちゃったからもう一回!」ということもなく、一回登ったら移動するので、どこかしら空いていて登れる。
この岩場だけでもグレード5のルートが10本ある。また30分も車を走らせれば別の岩場もあるので、ひとつのルートに固執しなくてもいいのだろう。東京近郊の岩場が次々に登攀禁止にになる昨今、うらやましい限り。
●岩質 石灰岩。
●ボルトとアンカー
よく整備されていた。人気ルートは新しいボルトに打ちかえられていた。
アンカーはチェーンに安環が1枚かかっている。
●ルート
SECTOR A
5クラスのルートが揃っていて初心者がトップロープをはって、賑やかに登っていた。日和田山といった雰囲気。
易しいグレードのルートはボルトが連打されていたので、リードの練習ができそうだ。
クライミング初日グレード感をつかむために、あいてるところをザッと登ってみた。
・GIACCA GIACCA 5b
・ALCE VOLANTE 6a このエリアには数少ない小ハング越え。
・BOIACCA 5c
・GUIDITTA 6a
・PEGASUS 6a+
・TAC 5a スラブだけどポケット豊富。
SECTOR B
20〜25mの垂壁で登り応えがある。
・TIVOLI 6a+
・FUR EINE HAND 6a+
・ZRU 6a テクニカルでガンガン登れて面白い。そのまま終わらず最後がシビアなスラブ。
・NINO 6a
・CRISI 7a
・ACTION DIRECT 6c+
SECTOR C
5後半〜6のルートが揃う、セクターAと並ぶ人気エリア。
このエリアを拠点にしたので大半のルートは登った。
・WITHOUT NAME 5a オーバーハングの下で終わる、簡単なコーナークラックルート。
・PRIME IMPRESSION 6a 開拓して最初に登ったルート。垂壁とハングのルート。ホールドがあり面白い。
・TULLIO E L'AMORE 6ab
ドイツ人のお姉さんが終了点前のあまいところで奮闘むなしく敗退。隣のルートをやっていたので敗退ビナを回収してあげたら「ジャポ〜ン★」と喜んでいただけた。
・HUGGADA
6b
・OVER BOOKING
6a 最後のラインをどう読むかがポイント。
・RAPER 5.b
・EKTOPLASMA 6b フェースがむちゃくちゃ悪い。5.11aつけてあげたい。
・ODIO LA POLVERE 6b
・O.SL’UNICORNO 6a
・STATTENTO 6a ずーとしゃべっていた東欧系らしきおじさん3人組の一人が「落ちるよ…落ちるよ…」と言って、ど〜んとテンションをかけていた。その後ドイツ語のお兄さんが鼻息荒く取り組んでいた。
・IMPETRITE’S 5b
・MARINA’S 5a
SECTOR D
薄かぶりでハングもある。
・OTTOPROMILLE 6c ガバのハング越えルート。面白い
・IL RITORNO DI ALY 6b+ ちょっと細かいハング越え。
・IL CULTO DELL'OSTRICA BLU 6b 薄かぶりでガバが続く。ジムっぽくて面白い。
・RETTOSCOPEI 6b+ |
オリーブ畑の中の道 |
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SECTOR A |
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ACTION DIRECT 6c+ |
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IL RITORNO DI ALY 6b+ |
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Nago (ナゴ)の岩場 |
ブドウ畑の一本道 |
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各グレードが揃っていて初心者から上級者まで楽しめる、 マッソーネと同じくアルコ周辺で人気の岩場。
私たちが行ったのは土曜日だったが、順番待ちもなく快適だった。
前日までは、岩場がすいていたので「チャオ」ぐらいしか話すこともなかったが、「ここ空きますか?」「このルートは面白いよ」など、簡単な会話でも適度に人がいてくれた方が楽しい(贅沢な話ですが)。
山の斜面に6つの岩場がありルート数は130本!
一番下のロウ・セクターは、駐車場からハイキングコースを
10分程歩くと、森の中にぽっかりと広場が広がっている。綺麗に整地されていて、積み木のおもちゃのようなかわいいベンチも置いてある。
ナゴはガルダ湖岸の街でアルコからは8km程。
街の裏に広がるブドウ畑の間の小道を上がっていく。
トポをじっくり読み込んだ(トポの地図はおおまか)甲斐があってオンサイトで到着。
行きも帰りもあまりに順調だったので道順はよく覚えていないが、アルコから240号線でナゴの街に入ってすぐのサークルを回ると右側にRUBINO HOTELがある。その手前を右折、道の細さに不安を覚えるが、T字路にトポに載っているらしきパーキングがあって一安心。そこを左折。次の難所Strade Monte Baldo(モンテ・バルド通り)へ入る交差点には茶色の標識があった。その先は1km程ブドウ畑の間を走ると、Capitello.S.,Giuseppeさんの記念碑?のようなものがある。そこを左折して、坂を登れば駐車場。 ロウ・セクターに近い駐車場は20台近く止められそうだ。
垂壁で30mのロングルートもある。登るとガルダ湖の眺めが素晴らしく、なんとも雄大で豊かな気持ちになる。あの眺望が人気の一因だろう。
●岩質 石灰岩。
●ボルトとアンカー
登ったルートに関しては強固だった。
アンカーはチェーンに安環が1枚かかっている。
●ルート
LOW SECTOR
白くてつるつるの石灰岩の垂壁、25m程の長いルートもある。
この日も一番乗り、ほどなくしてイタリア人一家が来る。
お父さん、お母さん、小学校高学年くらいのお兄ちゃん、低学年のマルコくん。5クラスのルートをお兄ちゃんがリードで登り、マルコくんがトップロープで続く。お父さんは「マァルコ〜」と呼んでは、Vサインのマルコくんの写真をパチパチ。その後もお兄ちゃんは慣れた雰囲気で6a+もリード、レベルが高い。しばらくいなかったお母さんはランチ用だろうか、大きなスーパーの袋を下げて帰ってきた。
・WITHOUT NAME 5b 25m アップでこのエリアで一番長いルートを登ってみた。
・CHIEDI A BEPPO 6a
・VOGUE 6b
CENTRAL SECTOR
ロウ・セクター以外日当たりが良い。
・ESODO 6b 30m トポにお見逃しなくと書かれている。ずっとカチ、元気なうちに登りたい。30m
SECTOR SPLEEN
5〜6クラスのルートがほとんどで賑わっていた。
太陽にちりちりと焼かれて暑いし、岩は滑り気味。
男性は上半身裸、女性はタンクトップを通り越し水着で登っていた。
・ALVAREZ 6b+ 洞穴の淵を登るかぶったルート
・MEGA DIRETTORE 5c
・GOOD BYE STRANGER 6a
・RAGIOBER FILINI 5b
・GERICO 6a
・NIGHT FLY 5c
・NEVERMORE 6c+ 前半はカンテ、後半が核心。
LA MANDORIA
下山途中に、せっかくなのでお勧めルートを登った。
夕方のガルダ湖が綺麗、最後なのでしっかり見てきた。
・LA MANDORIA 6a 25m |
ESODOは右の白壁を登る。眼下にガルダ湖が広がる。 |
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LOW SECTOR |
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ESODO |
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SECTOR SPLEEN |
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La gola(ラ・ゴラ)の岩場 |
PEDRO ASSENITE |
IL GUARDRAIL |
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“すべてが揃っているパラダイス”、テクニカルなスラブ、オーバーハング、簡単なマルチピッチ、快適な大きなホールドがあると紹介されている。
2つのエリアに6つの岩場がある。
アルコからトブリーノ湖を目指して19km、湖畔にたたずむトブリーノ城の反対側の小道を入る。
ブドウ畑に囲まれた、両側に石が積んである並木道(イタリア映画に出てきそうな美しい小道)だ。
トブリーノ湖からの山道をあがると、路肩に数台車が止まっていた。
踏み跡を登っていくとARCADIOLANDと,PEZZENTの岩場があった。
私達が偵察に行ったのは日曜日の夕方6時頃だったが、5〜6前半クラスがあるARCADIOLANDは若いクライマーが20人程、トップロープを張って賑わっていた。
山道をさらに少し上がるとメインエリア。
マッソーネが暑すぎていよいよ登れない日に転戦した。
(コルティナへの移動日だったのであまり登っていないが)
●岩質 石灰岩
●ルート
IL GIARDINO
・PEDRO ASSENITE 5c
・ALOHOA 6b上部スラブがかなり悪い
IL TORNANTE
6aくらいのルート3〜4本登った。 |
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2.Dolomite (ドロミテ) 7/1〜9 |
ドライチンネ(オーロンゾ小屋) |
イタリアとオーストリアの国境にそびえたつ針峰群。「一生かかっても登りきれない」といわれるほどのルートがあり、ショートルート、初級者向けのマルチピッチルートから800mのロングルートもある。
大半のルートはアプローチが駐車場や山小屋から1時間以内で、“アルプス”から連想されるお花が咲く草原を歩くのもハイキング気分も味わえ嬉しい。緑の草原に石灰岩の白い岩肌がとても印象的だ。
ドロミテ東側の観光の中心の街コルティナ・ダンペッツォは、大きな教会があるメインストリート沿いにホテル、レストランやブランドショップが立ち並ぶ高級リゾート地。上品な犬を連れたご夫婦がブティックのウィンドーを眺めたりカフェでくつろいでいた。
■気候 気温30度のアルコ(100m)から標高が上がるにつれ涼しくなり、コルティナ・ダンペッツォ(1200m)では24度となり肌寒くも感じた。しかしここでも日を追って上昇し30度に、日差しが刺さるようだった。ほとんど毎日晴れたが、夕方に雷を伴う激しい雨がザッと降る日があった。
■交通 公共交通機関利用の場合は、ベネチアから直行バス、または列車とバスというのが一般的。レストランでたまたま隣の席になった、ナポリ在住の日本人の方はベネチアから列車で来たと言っていた。車の場合はベローナ空港からベネチア経由で、高速道路と一般道を利用して260km(3時間)程度。
アルコからは高速道路A22でオーストラリア国境方面に向かいBressanoneでおり、一般道49号線〜51線利用で220km(2時間30分)程だった。
■宿泊
街から少し離れたホテルに滞在した。近くにはホテル数軒とレストランが1軒あるだけで街の喧騒はなくのんびりできた。夕食のたびに街まで10分歩かなくてはいけなかったが、街中のホテルよりも駐車しやすくてよかったかもしれない。
ドライチンネに上がった時はオーロンゾ小屋に2泊した。
HOTEL COLUMBIA http://www.hcolumbia.it/
オーロンゾ小屋 http://www.rifugioauronzo.it/en.html
■Climbing shop
ウェア、ギアなど扱っていたがそれほど規模は大きくない。
・K2スポーツ
・QUOTA1224
■情報サイト
ドロミテオフィシャルウェブサイト http://www.dolomiti.org/dengl/
コルティナ・ダンペッツォオフィシャルウェブサイト http://www.dolomiti.org/dengl/Cortina/index.html
■トポ
コルティナで探したが英語版は手に入りにくくイタリア語とドイツ語版が主流。K2スポーツ、本屋さんとスーパーCOOPERRATIVAの1階本売り場で取り扱っていた。
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Dolomites
West and East |
CLASSIC DOLOMITE CLIMBS |
TRE CIME
Classic and modern routes
現地で購入 |
Arrampicata sportiva
a Cortina d'Ampezzo
現地で購入 |
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コルティナの街 |
ホテルの庭からコルティナ
の街を望む |
ロープワーク講習中
(Cinque Torriにて) |
Lago de Antomoから
Tre Cime(Drei Zinnen)を望む |
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Tre Cime(Drei Zinnen)の
ハイキング |
オーロンゾ小屋の食堂 |
オーロンゾ小屋の夕食 |
ラバレード小屋のテラスで |
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Cinque Torri (チンクトーレ) |
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Sass di stria [Hexenstein] |
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Torre di Falzaregoに行く予定にしていたが、軍隊の訓練をやっていて登れなかった。
取り付き近くまで登って行くと「3日間は登れない」と言われ仕方なく下山すると、他のクライマーやハイカーも同じ目にあっていた
スイスからきたというハイカーは、
「バーの中に張り紙があっただろって言われたよ!
山登りに来てバーにはいかないよなぁ!!
スイスだったらちゃんとインフォメーションがあるよ!!!」
と怒っていた。同感デス。
お客さんを連れたガイドさんも、困り顔でどこに転戦するかガイドブックをめくっていた。
私達もどうしようかと思っていたら、前日Landroの岩場で一緒だったガイドさんがお客さんを連れて降りてきた。
Hexensteinに転戦しようかと思っているというと「そこもいいよ」とアクセスやら取り付きやら詳しく教えてくれた。
彼とはドライ・チンネでもすれ違い、3日連続顔を合わせてご縁があった。
コルティナからは48号線をFalzarego峠へ、ロープウェイ乗り場の駐車場に車を止めるか、またはロープウェイ乗り場の先1kmのところにある大きな岩の回りに8台くらい駐車できる。
ロープウェイ駐車場から取り付きまでは歩いて30分くらい。
●Sass di stria [Hexenstein]
W+ 150m 6ピッチ クラシックルート
ここでも前後にパーティがいたが程良く離れていて、待つこともお待たせすることもなく登れた。
ホールドもスタンスもいい。フェース、簡単なクラック、冒険感あるチムニーなど多彩で、初級者から快適に登れ楽しい。
下降路はビアフェラータというおまけ付き。
ビアフェラータとは鉄のロープや梯子などを利用するトレッキングコースで、第一次世界大戦中にイタリア軍が、兵士の移動用に作ったもの。
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2ピッチ目 |
ビアフェラータ |
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Tre Cime Di Lavaredo [Drei Zinnen] |
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ショートルート |
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●Landro
日曜日。
チンク・トーレに行こうと48号線を登っていくと途中で道路封鎖、車とバイクで渋滞。自転車レースのため封鎖とのこと。
仕方がないので、仕切りなおしてLandroの岩場へ。
51号を30分ほど走る。ミズーリナ湖に向かう分岐から、数百メートルの右側に何台か車が止まっていた。
左側には大きなハングが見え、122kmの表示が目印。
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●Crepe de oucera bassi
48号線をPocolでGiau峠方面へ左折。2.8kmの表示を過ぎたヘアピンカーブの出口の左側のスペースに駐車。
森をぬけるハイキングコースのように整備された山道を5分程歩くと、石灰岩の岩壁があらわれる。
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●Crepe de oucera alti
前述のCrepe de oucera bassi から1km程。
Croda da Lagoへの登山口があるので、路肩にはたくさんの車が止まっていた。
岩壁が車道から見える、歩いて5分位。こちらも森の中の岩場。
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こぼれ話 |
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レンタカー |
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左ハンドル、マニュアル、右ギアの運転に慣れるまではつらい。交通標識やイタリア語の
「出口」「入口」ぐらいは抑えておいたほうがいい。ベローナでも空港から出ようと思ったら
「出口」が分からずグルグル回ってしまったり、ギアがバックに入らずホテルのフロントに助けてもらったりして汗をかきました。(バックはギアを上に引き上げてから入れます) |
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私達が借りた車はガソリン車。ガソリンスタンドで「ベンズィーナ」と言うと、大変よくできましたと褒められました。小さなことでも褒められると嬉しい。
ガソリン→(伊)ベンズィーナ ディーゼル→(伊)ガソリン
間違えたら大変です。 |
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幹線道路を離れると(特に街中は)細い道が多いので小さな車が絶対いい。カークラス
“ミニ”の車でも高速道路、山道問題なく走ってくれました。
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イタリア人の運転は日本に比べると激しい。制限速度が一般道90km/h、高速道路130km/h、なのでそこからして違うが、山道を80km/hで走っていると、後ろにピタッとつけられます。車線変更ではほとんどウィンカーはださない。だんだん慣れて自分の運転がイタリア化していきました。 |
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ピザのはんぶんこ |
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ピザに限らず、パスタもドルチェもスーパーのお惣菜もなんでも美味しかった。
イタリアに居続けたら体重的にかなりヤバいことになっていただろう。
ピザは何度も食べに行ったが、最初のうちはサラダ(食事にサラダは欠かせないので)と
ピザ1枚をシェアしていたが、回りの空気と何かが違う。
だいたいの皆さんは昼食でも夕食でも、飲み物とピザ1枚というパターンで、お年をめした方でも子供でもピザ1枚はきっちり食べていました。
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【記 Emi】 |
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