1、ひかり北地に燃え出でて 星いくたびか環りけむ いまおばしまの陽光に 三年の夢を顧ひみる 2、雪解の水のいと清く 珠をつらぬる馬見ヶ崎 宇宙の言葉に聽入りて 久遠の相思ふかな 7、くもれる瞳拭いつつ 眞理の泉掬すべき わがはらからに幸あれと 祈る門途の雪の宵