1、それ白日の夢ならで わが青春は幾時ぞ されば春の夜白うして 橄欖の葉の匂ふとき うら若き眉かたむけて 花ちる影にうたはずや 2、彌生の空の虹の色 かざしてみれば故郷の 桃さく家よ山河よ 愁をねらす五月雨は 君彈く琴を思はせて 五寮の屋根をしめやかに