武蔵が原     


      浦和高等学校大正十一年寮歌  

       
    作曲者の諸井三郎がJASRACに著作権を信託している為、演奏は
    できません。残念ながら歌詞のみご紹介です。

1、武蔵が原の末遠く
  櫟林に闇落ちぬ
  煙は低く雲迷ひ
  世は陰慘と暮れ行けど
  地に聳り立つ松の幹
  ()に赤々と燃ゆるかな

2、燃ゆる思に胸溢れ
  櫟林の奥に湧く
  泉掬ふと分け入れど
  迷羊遂に術もなく
  丘邊に立ちて嘯けば
  頬紅に染まるかな

6、夜咲く花の落散りて
  六寮闇も深き時
  樹陰を忍ぶ月影ぞ
  若き眠りの胸に射す
  君よ聞かずや硝子戸に
  夜を啜り泣く郷愁(ノスタルジャ)