澆季の     


      富山高等学校昭和十三年寮歌 

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、澆季の溷濁(にごり)身に浴びて   清き(はちす)の香を慕ひ
   紅き血燃ゆる()の子()が  越路の雪を踏みしだき
   眞理(まこと)の道を辿りつつ    剱山下に集ひ來ぬ

 2、朶雲靉靆(だうんあいたい)霞みては     衣袂(いべつ)薫ずる春風に
   我が身の(はる)を讃へつつ  花の呉羽に酌む酒や
   紛々と舞ふ花辯(はなびら)に     羽觴の影ぞ(うま)き哉

 6、人生五十の短生涯(みじかよ)に    ああ若き日は一瞬ぞ
   青年日本建設の      理想に燃えし男の子らが
   重き抱負を思ひては    熱き望みに戦きぬ