暁鐘鳴るや     


      東京高等学校昭和十一年第十一回紀念祭歌

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、暁鐘鳴るや黎明の 深き懐疑に沈みたる
   若き男の子は新生の 光榮ある光たたへにき

 2、光溢れし繚乱の 春三月は徒爾に
   儚なき夢の紅を 求めて野をば彷徨ひぬ

 3、彷徨ひ來れば武蔵野に 仰ぎて清し不二の嶺
   我等が若き春の 永遠の理想の憧憬るる

 4、理想懐きて友どちが 床しく集ふ秋祭り
   かたみに涙交はしつつ 契りの酒をいざ汲まむ