野尻湖の歌     


      東京高等学校大正十五年水泳部歌

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、水の精の夢破り    鐘に明けゆく湖の
   岸邊に五色の波打ちて 霧はも深き野尻湖の
   この黎明にうそぶけば 若き血潮の湧き返る

 2、山の精の晝の夢    水煙陽をばさへぎりて
   水面に七色虹を生む  千古の湖にうそぶけば
   山は應へて空遠く   若人の夢ぞかけりゆく

 3、今天地の氣は眠り   鐘の音低き湖の
   水に赤き浄火は燃えて 芙蓉の湖は黄昏れぬ
   黒姫山頂月白く    吾等が意氣ぞいや高し