南方文化を     


      台北高等学校大正十四年新七星寮寮歌

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、南方文化を背負いつゝ   集ひし百のはらからの
   自治殿堂に感激の     三年の春は逝かむとす

 2、五月(さつき)の風は擯樃樹(びんろじゅ)の    諸葉ゆるがしさんさんと
   降る陽の下にいざ歌へ   健兒の歌を朗かに

 3、颱風去れば古亭原     咲き溢れたる佛桑華は
   あゝ靑春のシンボルと   若き心に意氣と燃ゆ

 4、秋も深めば大屯に     落つる夕陽を眺めつゝ
   紅毛城に佇めば      空しき破壊(はえ)(しの)ばるゝ

 5、冬も去りなばやがて來む  のどけき春を待ちわびる
   自由の國に黄金の     朱欒(ざぼん)のかほり香ぐはしき

 6、舊りし傳説(つたへ)(ひんがし)の    蓬莱島は永遠(とことは)
   希望(のぞみ)に滿ちし蒼綠(さみどり)の    理想の(さと)となつかしや
   

        *テンポは蕉葉会創立60周年記念CD寮歌の歌唱にほぼ合わせています。
         随分ゆっくりに歌っています。他の寮歌も台北高ではゆっくりと歌うようです。