獅子頭山に     


      大正十四年台北高等学校第一校歌

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、獅子頭山に雲みだれ   七星が嶺に霧まよふ
   朝な夕なに天かける   理想を胸に秘めつゝも
   駒の足掻のたゆみなく  業にいそしむ學びの舎

 2、限りも知らに奥ふかき  文の林に分け入りて
   花つむ袂薫ずれば    若き學徒の誇らひに
   碧空遠く嘯きて     わがペガサスに鞭あてむ

 3、錬武の場に下り立ちて  たぎる熱汗しぼるとき
   鐵の腕に骨鳴りて    男の子の心昂るなり
   つるぎ収めてかへるとき 北斗の星のかげ清し

 4、あゝ純眞の意氣を負ふ  春の日はくれやすく
   一たび去ってかへらぬを など君起ちて舞はざるや
   いざ手をとりて歌はなむ 生の歡喜を高らかに