流転の歴史よそに見て


      佐賀高等学校昭和十七年度記念祭歌

      伴奏:TAKECHANバンド 

   
   1、流転の歴史よそに見て   劫初の日より絶ゆるなき
     時の歩みのおごそかに   乾坤めぐる幾度ぞ
     日輪草にかぎろへば    太古の静寂野に満ちて
     燎爛の花星のごと     

   2、颶風南に吹きあれて    九天の星地に墜ちぬ
     今東洋の黎明に      雲霓望む白龍の
     燃ゆる思ひを嘯けば    十五畷に春闌けて
     楠の若葉も香るなり

   4、悲歌慷慨の若き日は    げに白虹と消ゆるとも
     久遠の名をぞ皇国の    青史に刻まんますらをが
     雌伏の鴻図胸に秘め    春秋茲に二十二の
     生誕の日を偲ぶかな