朝霧やぶる日輪の    

                                       
      
昭和十七年五月旅順高等学校第四回寮歌  

        伴奏:TAKECHANバンド 


 1、朝霧やぶる日輪の    光や春の戸にさせば
   やまと桜の香もしるく  聖地にひらく六百の
   紅頬匂ふ花の精

 3、さあれ聖地の山に立ち  アジアの民を覚ましたる
   戦思へばわが父祖の   血潮そみたる赤土に
   涙ぞにじむ夏木立

 5、残月淡く白玉の     塔影おぼろ英魂の
   つきせぬ功しのびてか  秋空わたる雁は鳴く
   雲居はるかの声あはれ