1、三寮の窓漏るる灯の 夕月の野にまたたけば 友よ熱き頬寄せよ 消えゆく若き日を泣かむ 2、若きは永き恨にて 春去りやすき嘆きをば われうつつなき享楽に 酔ひ痴れてこそ忘れしか 3、友はいづこに去り行くか 佗しきかなや丘の上に 笛飄々と吹きすさぶ 旅人なるか我も亦 6、今十かへりの夢を追ふ 行きて歸らぬ春なれば 寮の灯あかき窓の辺に 語りあかさん記念祭