夏の陽光の   


      水戸高等学校昭和十四年山岳部奥利根合宿の歌

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、夏の陽光の目映くて   空コバルトに晴れ渡る
   されど川面を吹き通ふ  風爽涼の山の里
   繞る山々草青く     利根の川波音さやか

 2、ゆらぐ釣橋後にして   甘露の水に喉しめす
   落葉積み敷く山路をば  去年の想出懐しみ
   綠色濃き山巒の     温泉の宿を目指すかな

 9、山巓雪消の草若く    可憐に咲くや山の花
   霧巻く栂の喬木や    葦生ふ池の汚れなき
   園をさすらふ旅の子は  今ぞ歡喜の杯に醉う