嗚呼藝文の   


      水戸高等学校昭和二十三年二十九回記念祭寮歌

             崩れ行く高校の姿を眺めつゝ
             たどり來った二十九年の想ひ出に抒情を感じて

        伴奏:TAKECHANバンド 


 1、嗚呼藝文の花亂る     綠ヶ丘の若人が
   偸安の世を低く見て    光榮ある傳統誇る時
   常盤の園の白梅も     馨床しく匂ふかな

 5、春風秋雨幾星霜      時世の嵐吹き荒び
   もの皆變るその中に    響變らぬ暁鐘は
   永久の眞理に生くべしと  清き啓示を告ぐるなり

 6、そはながからぬ三年よ   そは麗はしき追憶よ
   さはれ月日は廻りきて   今宵最后の記念祭
   祝杯高くかざしては    赤き美酒に醉はんかな
                赤き美酒に醉はんかな