嗚呼青春   


      大正十年松本高等学校寮歌

        伴奏:TAKECHANバンド 

      

 1、嗚呼青春の歓喜より
   はえの力は生れ出でて
   燦爛高き天の座に
   生命の群のわなゝけば
   聖歌を聞くやえのきばの
   木梢に星は瞬きぬ

 2、しじまに夢は甘けれど
   あはれ奢りに運命あり
   刹那の酔にあくがれて
   迷へる者よ帰り来よ
   法の灯のゆらぐとき
   我に帰命の祈あり

 3、陽光にもゆる魂の
   触れゆく聲に常聖の
   一路はるけき若人が
   真理の征矢のすべるとき
   王者の劍抜き出でて
   若き命に照らし見よ

 4、嗚呼日はかなたアルペンの
   雲紅の聖殿に
   我があくがれのやはらぎは
   さとしに笑みぬ礼賛の
   友よ夕べの鐘を聞け
   三年の秋の記念祭